いかり作業所のみなさんをゲストに(6月17日の放送より)

今週は「いかり共同作業所」の皆さんをゲストにお迎えしました。
作業所では「知的の障がいのある人を中心に26人が毎日通って、昼食をつくったり、地域の資源回収をしたり、下請けの作業として粗品になるようなタオルを折る作業をしています」とのこと。
おいでくださったのは指導員の五島さんと、昼食づくり担当の吉岡さんと、お箸作り担当の馬場さん、タオル折り担当の木下さんです。

作業所は去年新しい建物が建ち、3ヶ所に分かれていた建物から4階建ての建物に移りました。「1階は厨房があってお昼ご飯を作っていて、2階と3階は作業部屋、4階はみんなでお昼ご飯を食べる食堂になっています」

1ヶ所になったことでよかったと思うことは?とお聞きすると、「私の部屋は生活訓練(の授業)に人が集まってくるので好きです」と馬場さん。やはりバラバラよりずっとにぎやかになるのでしょうね。
馬場さんの好きな作業は「昼食づくり」。週に二回の昼食づくりを、みんなでメニューから考えてつくっているそうです。吉岡さんは「紙すき」ではがきをつくること、木下さんはテレビの話などをしながらわいわいと作業をするのがお好きだそうです。
お弁当づくりは、今はまだ作業所内だけだそうですが、ここにもっと力を入れて「ゆくゆくは販売できるようになればいいなと夢を持っています」と指導員の五島さんも今後の展開を語ってくださいました。

海のすぐ側というすばらしい環境の中でのお仕事、これからも楽しく頑張っていただきたいですね。
新しい建物の見学もできるそうです。みなさんぜひ足を運んで、製品にもふれてみてください!

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『ライトハウス』の経験から得たかけがえのないもの(6月10日の放送から)

ライトハウスとは、視覚障がい者の方々が寮に入って、日常生活や職業の訓練をおこなう施設のことです。

蔀(しとみ)さんもライトハウスで訓練を受けたお一人です。
「先日TV番組で京都のライトハウスが取り上げられていて、中途失明の40、50代の働き盛りの方がインタビューを受けていたんです」。蔀さんも失明した当初のことを振り返ります。

人生これからというときに失明し、心がついていかず、まわりに当り散らしてしまったという蔀さん。
「家族に『あれ、どこにおいたかな?』と聞いたら『あっちにおいたよ』なんて返ってくるわけですよ。でも『あっち』『こっち』『そっち』なんていう言葉は見えていてこそ通用する言葉であってね。見えへん私にとっては『あっちこっち言ったって分からへんやろ!!』と風になってしまうわけですよ」
するとご両親も不用意に傷つけまいと遠慮してあまり言葉が出なくなってしまい、今度は声をかけられないことに『私のこと放りたいんか!』なんて思って悪循環に……。

ライトハウスに入ったときも「一週間で帰ろう」と思っていたそうです。
「白杖をつくっていうのも本当に苦痛で、どうしてこんなところに入らなきゃいけないんだろうって」。けれど一ヶ月たち二ヶ月たち、その気持ちは徐々に変わっていきました。「だんだん自信がついて。時間はかかるけど、工夫をすれば料理だった裁縫だってできる。なんでもできるやんって。わたし一人でも生きていけるかもしれないなって思えたんですよね」

「ライトハウスで生活する人々も、これから施設を出て自分で生活をしていくとき、本当にいろんな摩擦がたっくさんあると思うのですが、訓練を受けて身体で感じ取ったことは無駄じゃないと思うし、いろんな友達やつながりができたことは、これから強い絆になっていくと思うんです」と蔀さんは語ります。

「負けないでほしい。希望を持ってずっと活動していってほしいし、世界を広げていってほしいですね」

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カタログNo.4ゆとり作業所のガラスのネックレス

作業所CraftsカタログNo.4は『ゆとり作業所』の梅雨空も吹き飛ばす、これからの夏空にぴったりガラスのネックレスです。


ペンダントとあわせても素敵な、ガラスのヘアゴムもあります。
これをつけて夏気分を先取りしましょう♪

こちらの商品は神戸・西元町の「みみずく舎」でお買い求めいただけます。

カタログNo.2小春日和作業所の刺し子商品

作業所CraftsカタログNo.2は『小春日和(=萌友)』のちょっぴり和風な楚々とした刺し子の商品です。


リネンのバッグは一度洗濯押しのりを落としてから刺し子をほどこしてあり、洗っても型崩れしません!
エコバックとして、買い物のお供にいかがですか?
使い勝手のよい刺し子のふきんもあります。

こちらの商品は神戸・西元町の「みみずく舎」でお買い求めいただけます。

シンガーソングライター加納浩美さんをゲストに(6月3日の放送より)


加納さんは神戸で震災を経験後、小規模作業所などへ音楽活動に行かれています。

活動を始められたきっかけは「被災障害者支援をしようとTシャツを作る会社にかかわっていたんですが、そこで親しくなった方々から呼ばれるようになって……」とのこと。

曲を作るときにこれだけは大事にしているということは?

「なるべく自然に作るように、自分が作ろうとして作るのではなくて、自然なメロディとか自然な歌詞とか、なるべく“自然に自然に”っていうのを、気をつけているのはあります」

今までに30曲ほどを作曲され、震災後、作業所の方のために応援曲を作ったこともあるそうで、「やはり障がいを持った方々とのお付き合いの中から、何か自分の気づきやさまざまな心の動きがあったときに、それが歌になって出てくる」のだそうです。

「私は何かしら影響を受けたときに(曲が)出てくるらしくて、本を読んで感動したときだとか、どなたかとお会いして何か感銘を受けたとか」

“ふれてあれこれ”するからこそ、曲ができるんですね!

テーマは「すべての人が幸せでイキイキと生きていけるような地球に」……なんてちょっぴり大きなことを考えながら。
ギターを片手に今日も作業所の皆さんを楽しませてくれています。


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