8月9日の「KOBEながたスクランブル」13時からは福島県双葉郡富岡町の声

第1第2小学校キッズ番組

「みんなで伝える 富岡キッズステーション」
2014年8月9日この日は69年前、6日の広島に続いて長崎に原発が投下された日です。
原子力発電所は原子力爆弾の平和利用だ!と教え込まされましたが、2011年3月11日(実はチェルノブイリの事故で分かったはずではあるのですが)福島の原子力発電所の事故で、同じ核分裂が基本であれば、「爆弾」という殺傷を目的とした名前がついていなくても、どんなに危険なものであるのかは、明確になりました。
福島の事故により全町避難を余儀なくされ、今も自分たちのまちに帰ることのできない避難をし続けている町の一つ、富岡町。

第1第2小学校キッズ番組

富岡町には第一小学校・第二小学校がありました。現在は福島県の中ほどにある三春町の会社敷地を利用し仮校舎で、子どもたちは勉強を続けています。今日お送りしたのは、その中で学ぶ5年生の児童4人が、おだがいさまFMとコラボレーションして制作したラジオ番組です!番組タイトルからコーナー名、企画・原稿作成まで全部先生と生徒たちが自分たちで行なっています。

第1第2小学校キッズ番組

「富岡第一第二小学校の今を伝えたい」、「自分たちの知らない富岡町をもっと知りたい」という思いで制作されました。ぜひお聞きください。

2014年8月8日、第2金曜日のまちはイキイキきらめきタイム

技術のつくだ煮:造形作家 馬渕 洋さん

馬淵洋さん

2014年8月8日、第2金曜日のまちはイキイキきらめきタイム「技術のつくだ煮」のゲストは、造形作家の馬渕 洋さんです 。

馬渕さんは、新長田商店街の5か所に設置されている、三国志石像の作家として有名です。
これまで多くの作品を制作されていますが、今回は長田に関係する作品の制作話を伺いました。

1.新長田駅南商店街:三国志石像5体制作
 制作のきっかけは、鉄人のモニュメントを作る計画を知り、横山光輝ファンだったので鉄人プロジェクトに作品を持ち込み、飛び込み営業をした。3年後に三国志の石像を作るのでどうかという話があり、引き受けた。材料として使用する大理石は屋外では酸性雨で溶けたりするので、御影石を採用した。丈は迫力が感じられるよう人間より大き目の約2mにした。石像を作る前に模型(三国志ガーデンに展示)を作り、寸法をとりながら石を削っていく。制作で気を使うのは、石はもろいので折れたり、欠けたりしないよう細心の注意を払うことである。

2.三国志ガーデン:「巨大三国志演義ジオラマ」ディレクター
 1年間の期限内に巨大ジオラマを完成させるため、馬渕さんはディレクターとして100人の作家に約2000体の制作を依頼し作成した。ジオラマには三国志演義のエピソードがほぼすべて盛り込まれている。制作にあたっては中国の絵本、実際の風景、横山光輝さんの漫画などをもとに、鉄人プロジェクトの三国志に非常に詳しい岡本さんの知恵を借りて立体化したものである。

3.神戸市立地域人材支援センター:「一の谷合戦図屏風ジオラマ」制作
 この作品は、神戸市博物館の屏風を見本に、一人で1年間かけて立体化したものである。制作にあたって屏風の作家、修復師の次くらいに屏風を隅から隅まで徹底的に見たと思っている。ジオラマを見に来る人は源平合戦に非常に詳しい人が多く、見ながら感想を述べている。屏風では顔だけの人もジオラマでは体全体を作る必要があるので大変だった。

4.三国志ガーデン:「水滸伝 超立体化計画」11点制作
 この作品はジオラマと違い、丈も40cmほどあり、制作に時間をかける事が出来たので、人物が非常にリアルに仕上がっている。三国志演義の巨大ジオラマとは違う表現方法を考えた。

馬渕さんのこれまでの作品はホームページ(http://www.geocities.jp/mabuchimok/)に掲載されています。また本町筋商店街にある「ほんまちギャラリー」、および「本町ものつくり工房」にも作品が展示されています。
皆さん、馬渕さんの素晴らしい作品を是非ご覧ください。

ハロー長田 第2金曜日  

大橋美徳さん

2014年8月8日、第2金曜日 まちはイキイキきらめきタイム、第2金曜日のハロー長田は、長田消防署のご担当。8月8日は長田消防署 消防第2係 大橋美徳さんです。

大橋さんは消防士になって5年目になり、長田消防署に勤務し主に消防隊の消防係ポンプ隊に従事してきました。他には救急隊、救助隊がある。今日は消防車にポンプ隊4名乗車し、放送に来られています。火災発生時は指揮車、梯子車、救護車、ポンプ車が出動する。ポンプ隊は消化栓、防火水槽から取水し、ホースを現場まで引き消火活動をします。消化栓の位置は消防車に地図を搭載しています。

消防係の水利業務について、消防活動に必要な水利施設は道路に黄色の四角い蓋の消火栓があります。防火水槽のあるところには「消防水利」と書いた立て札があり、長田区には143か所あり、耐震防火水槽は60トン、100トンの水を貯水したものです。

他の水利としては川や池などの自然水利、小中学校のプール、西代体育館のプールなどがあります。新湊川は川幅が広いので流れを止めたりして消火に使用します。プールの水を排出する場合は連絡をもらい、地図に反映しています。

ここで火災発生の連絡があり、緊急出動されました。
大変なお仕事をされていることを改めて実感しました。

まちイキ2014,7,31(木)号

まちイキ2014,7,31(木)号

四人の女性のサックスグループ  「nagu」

(写真は4人の女性サックスグループ「nagu」に囲まれた朴明子)
<今日かけた曲>
「涙のバースデーパーティー」レスリーゴーア
「忘れていいの」谷村新司・小川知子
「チャグンベ小舟」ヤンヒウン
「葡萄の季節」今里哲
<あつこの大阪ぐるぐる>
「こんなええもん見つけました」。セスキ炭酸ソーダ。衣類を漬けて置いてから洗濯すると見違えるようにスッキリするって(帰りに早速買いに行った)。
<情報・お知らせ>
①映画「南栄洞1985」韓国映画。軍事政権下で囚われた者への拷問。
拷問技師という存在があったとは-。
②外国人学校振興費補助削減に反対する講演会
③演劇「ピビンバウェディング」在日コリアン鄭義信作
<ウリエホジュモニうちらのポケット>
「いろんな文化に触れた月だったよ~ん」
・演劇「イノセントピープル」劇団昴
アメリカ、ニューメキシコ州 ロスアラモスの研究所で原爆開発計画に携わった共同生活を送っていた人達が軸。原爆投下は間違いではなかったというアメリカ人と、謝罪を求める日本人との違いを描いている。作が日本人、しかも現役の高校の先生というのは意外であった。
・京都市交響楽団演奏会。全国で唯一の自治体のオーケストラである京響。今回の指揮者外山雄三さんは、韓国のスウォンフィルハーモニックの名誉指揮者でもある。私は若かりし頃、外山先生の指揮で様々な曲を歌った。何十年も追っかけをしている5人と一緒に聴きに行った。モーツァルト、コダーイのプログラム。心地良い演奏だった。
・黒田清輝展 浴衣姿でうちわを手にした「湖畔」という有名な絵を見た。
初めは夕涼みというタイトルの積りだったとか。

森崎修太さんの絵「はじまり」

(写真は森崎修太さんの絵「はじまり」)
・森崎修太展 この画家は昨年知った。大丸神戸展は何年も続いているとのこと。油絵だが、すっきりした美しい色でロマンチックな作品が多い。
・シャンソン歌手・今里哲のおしゃべりコンサート。会場のホテルザリッツカートン大阪は重厚な調度品が配置されているヨーロッパの匂いのする落ち着いた雰囲気のホテル。今里さんは私より少し年上のコリアン。男性だがニューハーフ。歌の合間に世相を比喩した話が面白い。

少し前には女性4人のサックス演奏のライブに行った。小さな空間で4つもサックスはうるさいのではと思ったが、もちろん、種類の違ったサックスで素敵なハーモニーを奏でていた。
30代か40代だと思うが、女性4人というのが素敵。
この年になるまで、実に様々な分野の芸術に触れてきたが、自分の生き方にどのような影響を受け反映されているのか分からない。センスのなさを嘆くばかりだ。 
    

朴明子記

2014年7月30日の2014年度第2回の番組審議委員会~BreakTime~

2014年7月30日に開催された今年度第2回目のFMわぃわぃ番組審議委員会

番組審議委員のみなさん

写真は2014年度FMわぃわぃの番組審議委員のみなさま、左から木辻委員、高木委員、正岡委員、パソコンはスカイプでの参加の宮川委員、平川委員(中村委員代理)、為岡委員、山本委員、(ご欠席は増田委員)審議終了後、FMわぃわぃ会員から送られた黒姫のリンゴジュースを片手に寛がれている委員のみなさま。
今回審議した番組は、「Afternoonねね」毎週木曜日夕方の4時から5時までの1時間番組。再放送はその週の土曜日3時から4時の番組です。パーソナリティは、たくさんの方々が担当。ご近所クラブの様子を呈する布陣です。
♪以下にパーソナリティのラジオNameを並べてみましょう♪
八兵衛さん、もんちゃん、アキさん、タロウさん、クンクン、わだかん、今ちゃん、大ちゃん、がんちゃん
番組のオープニング曲ベニー・グッドマン楽団のレッツ・ダンス[:音符:]にのせた八兵衛さんの「アフタヌゥんんnねぇねぇ」、の番組コールがとっても特徴的な番組です。
それぞれが番組コーナーの担当を決め、しっかりと作りこみをしながら、井戸端会議の色合いもある!というコミュニティラジオならではの醍醐味を味わえる1時間。番組審議委員さんの評価も非常にたかいものでした。一度お聞きいただきますようお願い申します。

2014年度第2回番組審議会報告

7月30日(水)17:00~18:00 FMわぃわぃ会議室において、
2014年度第2回番組審議委員会を開催いたしました。

出席委員は、為岡務委員長、正岡健二委員、山本幸男委員、木辻清子委員、宮川清委員、高木邦子委員、平川愛恵さん(中村忠司委員代理)。
欠席委員は、増田匡委員。
放送従事者側は、金千秋、平野由美子。

第2回審議番組は、「Afternoon ねね」 。
2014年7月10日(木) 16:00~17:00 放送。
パーソナリティ:八兵衛、もんちゃん、アキさん、タロウ、クンクン、わだかん、今ちゃん、大ちゃん、がんちゃん
ゲスト:濱田明展さん、濱田きよ子さん
応援:濱田治療院

この番組は、毎週木曜日放送の平均年齢70歳以上の人生のベテランパーソナリティたちがお送りするご長寿番組。
2クール前までは土曜日15:00~16:00の放送でしたが、担当者の要望により曜日・時間を変更、構成等にも工夫を凝らし再スタートを切りました。
ますます、ご長寿パワーで盛り上がりが期待できます。

今回はゲストに応援CM提供者でヘビーリスナーの濱田ご夫妻をお迎えしました。
内容も季節ネタ、東日本大震災と神戸のまちの復興に関する比較検証、クイズコーナー、生歌コーナーと賑やかな1時間でした。

審議は概ね好評。
FMわぃわぃならではの番組で、パーソナリティおひとりおひとりのお顔を浮かべながら楽しく聴くことができるとおっしゃる委員もいらっしゃいました。
しゃべり手が多いので、ミキサー担当者は苦労しているのではとの労いや、番組自体の良し悪しというよりも方向性が良い等、応援してくださる声が多かったです。

議事録はこちら

関西学院大学山中速人研究室発夏の特番「ヘイトスピーチをくり返す人々の意識と行動」

夏の特番番組案内「ヘイトスピーチをくり返す人々の意識と行動」

徳島大学樋口直人さん

ゲスト:樋口直人さん(徳島大学准教授)、

関西学院大学山中速人さん

聞き手:山中速人さん(関西学院大学教授、メディア・リテラシー)

関西学院大学吉野太郎さん、神戸コリアン教育文化センター金信鏞さん

聞き手:吉野太郎さん(関西学院大学講師、『科学・人間・社会』編集人)金信鏞さん(神戸コリアン教育文化センター)
司会:金千秋(FMYYプロデューサー)
放送日程:7月15日〜8月12日 毎週火曜日13時より5回連続。

 在日コリアンや中国人、日本に住む多くの外国籍市民たちに対する憎悪と攻撃を声高に叫ぶヘイトスピーチ。「殺せ!」「叩きだせ!」などの過激な表現が頻発。いったいどんな人々がヘイトスピーチを繰り返しているのだろう。理解し難い恐ろしい人たちなのか、常識を超えた凶暴な考えをいだいている人たちなのか。そんな疑問に答える番組です。樋口さんは、ヘイトスピーチ団体として有名な「在日特権を許さない市民の会」の有力活動家たちの多くを相手に、丁寧なインタビュー調査をおこない、かれらの活動の背景になっている考え方や行動の背景について、社会学の方法を駆使して分析研究しました。その成果は『日本型排外主義』(名古屋大学出版会)として発表され、大反響を得ました。
 樋口さんの分析によれば、排外主義運動の背後には、90年代以後に保守系論壇に頻繁に登場するようになった、国際関係の緊張にもとづく東アジア近隣諸国に対する攻撃的言論の存在があり、それらへの同調的意見がインターネットで広がっていく過程で、オリジナルの保守的な言論ですら、主張しないような攻撃的な主張に化けていった事実があるようです。
 また、これまでジャーナリズムでは、これらのヘイトスピーチ運動に参加する若者には、格差社会の拡大による社会不安や成功するマイノリティに対する反発があるといわれてきたのですが、それなりに安定した正社員層が多い活動家の実態をみる限り、そのような不安原因説は当てはまらない。むしろ、活動家たちは、それなりにしっかりとした合理性にもとづいた戦略や政治的効果を考えて行動している。しかし、理性的に戦略を立てているからといって、かれらの活動が理性的であるというわけではない。その思考の底にある、事実認識のゆがんだ歴史観や民主主義や人権を顧みない危険な思想は、病理的でですらある。つまり、病理的な人々ではなく、正常な人々の病理的な運動という問題が、ヘイトスピーチ運動を考える鍵になるとのことです。
 このような基本的な視点にたって、現在のヘイトスピーカーを縦横に分析した樋口直人さんのお話に、耳を傾けてみたいと思います。最近の日本は「かなり変!あぶない!」と思われるみなさま、必聴の番組です。

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。