1.17特別番組震災19年、震災で繋がる人と人の輪~神戸での19年の活動の継続の中で生まれた、東日本への3年のみなさんとの繋がりそして20年へのこれからの神戸を見つめなおす~

会場図

12時からJR新長田駅前からの実況生中継
12時30分 わたりさいがいエフエム FMあおぞら との電話中継
12時50分 Voice of Fukushima 小笠原隼人さんの声 2012年8月東京から郡山市へIターン。チャイルドラインこおりやま事務局長
13時 ハロー長田 長田区新区長 まちづくり課職員
13時半~14時半 女川さいがいラジオ制作 産地直送!かこうけんラジオ
14時半~15時 「趙博のソリマダン」
15時~15時20分 阪神・淡路まちづくり支援機構事務局次長 津久井進弁護士 「震災補償問題」について
15時20分~15時半臨時災害放送局おおつちさいがいエフエム 電話中継
15時半~16時 吉田恵子さん 福島県双葉郡富岡町 おだがいさまFMパーソナリティ 社会福祉協議会職員
16時~16時半 絆プロジェクト たみのともみさん
16時半~17時 JICA関西 福田佳奈さん インドネシアでのラジオ事業
17時~17時半 会場からの声 
          117人のコーラス 帰り道の途中♪ 
          神戸市立鷹取中学校有志コーラス しあわせ運べるように♪
          点灯開始
17時46分 一分間黙祷
17時47分~和太鼓の演奏 なかよし太鼓「絆」松村組「大河」
       最後は合同演奏で「大地」
       松村組・長田の宮神撫太鼓・木村優一・桴桴・流通科学大学和太鼓部
18時~18時30分 「あれから3年」1995年1月17日から3年目に制作したその当時のコミュニティラジオについての検証番組
18時30分 Voice of Fukushima 一般社団法人福島放射線総合研究所理事長 内田 章.さん
18時45分 けせんぬまさいがいエフエム電話中継
19時~20時 被災障害者支援 ゆめ風基金 橘髙千秋さん 神戸心身障害者を持つ兄弟姉妹会 石倉泰三さん
20時~20時45分 神戸復興塾・・・今も続く神戸の思い 大津俊雄さん 三谷真さん 特定非営利活動法人@リアスNPOサポートセンター川原事務局長
20時45分~21時15分 19年の繋がりの中から生まれた新しい力 バレンタインチーム 久一千春さん、大橋旬子さん、今泉修さん、清本章義さん
21時15分~22時 19年から20年へFMわぃわぃがどういう成人を迎えることができるか。
この一年は多くの仲間達と成人後のFMわぃわぃの姿について真剣に考えて、一緒に形づくっていきたいと思います。
周波数77,8MHz、神戸市長田区海運町のたかとりコミュニティセンターのスタジオで放送しています。今年もよろしくお願いします。

2014年1月17日金曜日震災から満19年を迎える震災特番は、JR新長田駅前サテライトスタジオからの放送です。

1.17KOBEに灯りをinながた

「1.17追悼と新生の祈り」
日時:2014年1月17日早朝5時半~
場所:カトリックたかとり教会
5時30分 聖歌、聖書朗読
5時46分 黙とう
      焼香(般若心経、サルベレジナ)
6時10分 交わり(豚汁)
震災から19年がたちました。朝が早いですがご一緒に教会で祈りのひと時を持ちましょう。
当日は毎年のように十数名の僧侶の方々と共に祈ります。今年は東北の被災地から小学生たち十数名が参加します。
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阪神淡路大震災で生まれたFMわぃわぃはこの1月17日が過ぎると19歳になります。いろいろな人達に支えられ、助けられ、
この長い年月を歩んできました。三年前の東日本大震災の後に、阪神淡路大震災当時のFMわぃわぃのような災害ラジオ局が
たくさん誕生し、大震災から二年十ヶ月が過ぎた今も半数の15局が復興ラジオ局として活動を続けています。
そして、そこで活動している人達は異口同音にこう言います。
「私はラジオがやりたいのではないのです。津波でズタズタになったコミュニティをこの道具を使ってつなぎとめ、取り戻したいのです」
FMわぃわぃも阪神淡路大震災の直後に同じ思いで活動を始めました。そして、今もその気持ちを大切に活動しています。
今年も「1.17KOBEに灯りをinながた」会場、JR新長田駅前広場でたくさんの仲間とゲストを向かえて、実況生中継で震災特番≪1.17特別番組震災19年、震災で繋がる人と人の輪~神戸での19年の活動の継続の中で生まれた、東日本への3年のみなさんとの繋がりそして20年へのこれからの神戸を見つめなおす~.≫を放送します。
この震災で生まれたその活動、そして東北からのいろんな声、様々お届けします。ぜひ一緒にお聞きいただき、これからの一人ひとりが住みやすい「まちづくり」について、お心を寄せていただければと思います。
FMわぃわぃは、周波数77.8MHz、インターネット放送はサイマルラジオで、またスマートフォンではTuneinアプリでお聞きになることができます。

2014年1月10日金曜日のハロー長田は消防署のご出演

菅井晶さん

1月10日ハローながたのゲストは、長田消防署 消防防災課 消防第1係(地域防災担当)の菅井晶さんです。

菅井さんの長田消防署での勤務は今年3月で丸7年になります。地域の皆さんの自主的な防災活動の支援を担当しています。防災の主役はあくまで住民の皆さん、消防署は物心両面でお手伝いする事です。「物」は機材の貸し出し(模擬消化器、バケツリレーセット、煙体験ハウス、地震体験車など)、「心」は防災機関として持っているノウハウを住民の皆さんに伝える事です。

地域の事は地域でやるという地域防災については、阪神大震災以前より取り組みが始まっていました。阪神大震災時は、同時多発的に火災が発生し対応出来なかったことから、地域の方に自分達で出来る対応をしてもらうことが重要になります。このため住民の方には、組織作りをし、防災訓練をしてもらい、その際には消防署から支援をすることにしています。

阪神大震災後19年経つので、地域住民の防災力もかなりのレベルに達しているところがある。東日本大震災が発生し、地震の揺れについては経験しているが、津波は経験していないので、長田区の海岸沿いについては防災コミュニティ4団体に、繰り返し避難訓練をお願いしている。神戸市は地形上、山から海にかけて傾斜になっているので、とにかく山側に水平移動すること(水平避難)を原則にしている。建物の上階に逃げる垂直避難もあるが、避難した場合は孤立し、燃えたものが流れてきて類焼することがありうるので、逃げ切れない場合のみの次善の策と考えるべきである。津波到達までには70分以上の時間があるのであわてず行動してほしい。

災害弱者に対しては、2013年4月に施行された条例に基づき、神戸市から地域に情報を事前に提供する公的支援がある。また地域として自ら対策を講じる地域対応がある。神戸市から地域に提供される個人情報の扱いついては、管理方法を明確にし、厳重な管理が出来ることを確認した上で行われる。

大地震や津波は世代が変わってから起るので、世代間を越えて繋いでいくことが大事である。東日本大震災でも語り継がれなかった地域は被害を大きくした面も見られるので、語り継ぐ重要性を充分認識しておく必要がある。

大震災発生時には、地域住民自らが主体性を持って対応できるよう、日頃から消防署の支援を受けながら防災訓練を真剣に行い、世代を越えてそのような取り組みを継続していくことの重要性を再認識しました。

毎月第2金曜日「まちはイキイキきらめきタイム」の時間は、12時30分からは「技術のつくだ煮」は、今回は佃のマイオピニオンです。

2014年最初の第2金曜日「まちはイキイキきらめきタイム」の技術のつくだ煮は、「ヒューマンエラー・安全文化・組織罰」について考えました。
企業活動の失敗が生命に大きな影響を及ぼす業界においては、随分前からヒューマンエラー(人的ミス)の撲滅に取り組んでいます。身近なところでは、病院や調剤におけるミスや鉄道や航空機におけるミスが重大な結果をもたらしてきたことは周知のとおりです。従って最近では病院に行くと、ミス防止のための対策が充実していることに気が付きます。しかしヒューマンエラーを根絶することは非常に難しい事です。
原子力業界は潜在リスクが極めて大きいことから、徹底したヒューマンエラー撲滅活動に取り組んできました。しかしながら、チェルノブイル事故、スリーマイルアイランド2号機事故、もんじゅ事故、JCO事故、そして福島第一事故など多くの重大事故が発生しました。
チェルノブイル事故の原因調査を行ったIAEA(国際原子力機関)は、根本原因は原子力に関係するすべての人の安全文化(Safety Culture)の欠如にあるとし、世界の原子力関係者は安全文化の醸成活動に取り組むよう勧告しました。日本においても取り組まれてきましたが、安全文化を自らの問題として充分にくみ取ってきませんでした。
【IAEAの安全文化の定義】
原子力の安全問題には、その重要性にふさわしい注意が最優先で払われなければならない。
安全文化とは、そうした組織や個人の特性と姿勢の総体である。
一方、107名の方が亡くなったJR西日本列車転覆事故の裁判では、裁判所はJR西日本の安全対策に問題があったと指摘しましたが、経営層全員が無罪という結果でした。現行法体系では個人の過失責任は追求できても、組織の過失責任は追及できないためで、弁護側は組織罰(法人罰)を設けるよう要求しています。
また福島第一事故に対する国会事故調査委員会の報告書では、直接的な原因は津波による全交流電源喪失であるが、根源的な原因は人災であると結論付けました。
このように重大事故の背景には、組織としての重大な人的ミスがあります。
海外の状況をみると、イギリス、フランスでは組織罰を取り入れた法改正をしており、アメリカは懲罰的損害賠償を課すことで、経営者に安全最優先の取り組みを促しています。
現場レベルでヒューマンエラーの撲滅や安全文化の醸成活動に取り組んでも、経営層の意識が変わらない限り重大事故は起りうると考えられるので、日本でも組織罰(法人罰)導入の検討が必要と思われます。

子ども向けの防災教育ツールづくりに向けてディスカッション 〜火山噴火から3年後のインドネシア・ケプハルジョ村の女性達〜

2010年のMerapi山噴火で最も被害の大きかったKepuharjo村の女性達と、子ども向けの防災教育ツールづくりのワークショップを行いました。被災者である女性達からは経験に基づいた実にたくさんのアイディアが出てきました。

ワークショップは次の三つのステップで進められました。
(1)Kepuharjo村で起こりうる災害/危険を洗い出す
(2)洗い出した災害/危険にいかに備え、対処していくかを議論する
(3)ディカッションで出てきた備え。対処をイージーワード・ピクシャーにしていく

災害/危険の洗い出しでは、火砕流、土石流、豪雨、土砂崩れ、地震、火災、間伐、狭い地域に復興住宅が密集して立てられたことにうよる不衛生、それにともなう感染症などなど。16の項目に上りました。

その中で、2010年の噴火後に山の住民が苦しめられていることがあります。噴火によってMerapi山の中腹では採石業が大々的に行われるようになり、トラックの交通量が半端な増え。交通事故が頻繁に起こるようになりました。雨の降らない乾期には粉塵の被害にも遭っています。そして外からの労働者がたくさん流入したことで、売春小屋ができるなど地域の環境が悪化しているのです。

そうした意見を丁寧に聞いていき、どうやって備え、対応していくかを、簡単な言葉と絵に落とし込んでいくコーディネーターの力量も見事でした!

声が聞こえなくなりそうな大雨が途中から降ってきましたが、それをものともしない議論白熱、かつ笑いに包まれた三時間半でした *(^o^)/*
(ひびのじゅんいち)

【ラジオドキュメンタリー/岐路に立つ】ナガタ喜劇塾の懲りない面々

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「まちはイキイキきらめきタイム・水曜日」パーソナリティ片岡法子さんが
先日制作・放送した特別番組がネットでも聴けるようになりました。

「まちイキ水曜」でもおなじみのバリアフリーお笑い集団「ナガタ喜劇塾」に集う人々を描いた
とても聴き応えのある番組に仕上がっています。

下記URLから片岡さんのブログへとリンクしています。

http://sound-record.seesaa.net/article/384493042.html
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2013年秋、あるお笑い集団が旗揚公演を行いました。
その名も「ナガタ喜劇塾!」。
しかし、「ナガタ」の冠がついていながら、
神戸市民はひとりも参加していません。
メンバーは、明石、大阪、滋賀、
遠くは茨城県と遠方からの参加者ばかり。
障がいのある人・ない人、年齢もバラバラで
何の統一感もありません。
なぜこの人たちは、長田に集っているのでしょうか?
その魅力はいったいどこにあるのでしょうか?
不思議な集団「ナガタ喜劇塾!」の秘密に迫ります。

このような形がラジオ番組として成り立つのかどうか、
かなり実験的に制作しました。
ぜひ酷評をお寄せください。(>_<")

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。