半径20キロ圏内の地域を「警戒区域」に:東北地方太平洋沖地震多言語支援センター災害情報 翻訳 127報

4月21日、政府は福島第一原子力発電所から半径20キロ圏内の避難指示が出されている地域を4月22日午前0時より、法的に立ち入り禁止を意味する「警戒区域」とすることを発表しました。違反した場合は、罰則が科されます。該当する地域は以下の通りです。
 富岡町、双葉町、大熊町、浪江町の一部、川内村の一部、楢葉町の一部、
 南相馬市(小高区、原町区の一部)、田村市(都路町の一部)、葛尾村の一部
 
 これに伴い、警戒区域住民の一時帰宅については、福島第一原子力発電所から半径3キロ圏内を除いて、できるところから数日中に実施するとしました。
 一時帰宅は、原発の状況を見ながら、1~2か月程度で希望する全ての世帯が一時帰宅できるよう関係自治体と調整して実現させるとしています。一時帰宅できるのは、一世帯当たり代表者1人とし、放射線を防ぐための必要な装備を身に着け、バスで集団移動します。帰る際は、放射能に汚染されていないかどうか検査をします。また、在宅時間は最大2時間程度とし、持ち出し品は最小限としています。
 詳しくはお近くの市町村窓口または、避難所スタッフにお問い合わせ下さい。

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三菱商事緊急支援奨学金について:東北地方太平洋沖地震多言語支援センター災害情報 翻訳 124報

団法人日本国際教育支援協会では、三菱商事株式会社の支援により、「三菱商事緊急支援奨学金」の受給者を募集しています。

○対象者(以下のすべてに当てはまる人)
1 2011年4月現在、日本国内の大学学部、大学院修士課程、短期大学に在籍する正規学生
2 家計を支える人が、本震災により失業・破産・事故・病気・行方不明・死亡等の被害を受け、
  経済的に修学が困難な状況が見込まれる人
3 心身ともに健康であり、真面目で学習意欲の高い人
4 2011年4月以降、他の奨学金(返済義務のある奨学金は除く)の支給を受けていない人
5 大学の長の推薦を受けることができる人
*留学生でも、上記の条件を満たす人は応募できます。

○奨学金:月額10万円(返還義務なし)

○募集学生数:500人

○支給期間:2011年4月~2012年3月

○応募方法
申し込みは、個人ではなく大学を通して行うことになります。詳しくは、在籍する大学の奨学金担当係にお問い合わせください。

○大学から協会への願書受付期間:2011年4月19日(火)~2011年5月31日(火)(必着)
大学への書類提出期限については、在籍している大学にお問い合わせください。

書類審査後、受給者が決定されます。結果は、2011年6月中頃に、大学を通じて本人に通知されます。

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住宅の応急修理制度について:東北地方太平洋沖地震多言語支援センター災害情報 翻訳 122報

東北地方太平洋沖地震で被害を受けた住宅を応急修理する場合、その費用の一部の支援が受けられます。自分で修理するお金がない世帯が対象です。1世帯あたり52万円が上限です。支援を受けるには、住居の被害の程度、所得など、いくつかの条件を満たす必要があります。
また、この支援を受ける場合は、原則として仮設住宅の利用はできません。
具体的な内容については、市町村役場にお問い合わせください。

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被災者生活再建支援金について:東北地方太平洋沖地震多言語支援センター 災害情報 翻訳第120報

被災者生活再建支援法に基づき、居住する住宅に被害を受けた世帯に支援金が支給されます。
支援金は、住宅の被害程度に応じて支給される基礎支援金と住宅の再建方法に応じて支給される加算支援金です。
支給額は、基礎支援金と加算支援金の合計額となります。
単身世帯(世帯人数が1人)の場合は、各欄の金額の3/4の額になります。

基礎支援金は、全壊などの場合は100万円、大規模半壊の場合は50万円が支給されます。
加算支援金は、建築 購入の場合は、200万円、補修の場合は100万円、公営住宅を除く賃借は50万円が支給されます。
支援の対象となる世帯は、住宅が全壊や半壊などの被害を受けた世帯です。
詳しくは、住宅所在地の各市町村にお問い合わせください。

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7月の「大震災を語り継ぐ」は、神戸市産業振興局参事三谷陽造さん

神戸市産業振興局参事三谷陽造さん

2011年7月の「大震災を語り継ぐ」のゲストは、神戸市産業振興局参事三谷陽造さんです。
この番組は、毎月ゲストをお迎えし毎週日曜日午後5時からの30分間、放送しています。

西條遊児さん

聞き手はおなじみの西條遊児さんです。
FMわぃわぃは周波数77.8メガヘルツ、インターネット放送はサイマルラジオで同時放送しています。またこの番組は「大震災を語り継ぐ」のサイトでポッドキャスティングとしていつでもお聞きになることができます。

本日の「KOBEながたスクランブル」の放送は、被災地宮城県気仙沼と岩手県遠野と宮古、盛岡でのインタビューをお送りします。

≪パート4≫KOBEスクランブル交差点

宮古災害FM

宮古市にできた【みやこさいがいエフエム/みやこたろうさいがいエフエム】岩手県宮古市宮町「陸中ビル」3階より放送中。周波数:77.4MHz 出力:20W。陸中ビルから見える橋=出会い橋というそうだが、そこをUSTしています。

宮古FMにてFM守口吉岡さん

その【みやこさいがいエフエム/みやこたろうさいがいエフエム】でスタッフの方をお話をしていると、なんと大阪府守口にあるFM守口=FM-HANAKOのスタッフ吉岡さんがやってきました。コミュニティ放送局同士いろんな支援をしていることを実感するひと時でした。

岩手県立大学学生ボランティアセンター

26日の宿泊は盛岡市内。そこで以前からお付き合いの有る岩手県立大学福祉社会学部の山本克彦さんの率いる「学生ボランティアセンター」を翌日訪問しました。

岩手県立大学学生ボランティアセンター副代表阿部美智子さん

2011年3月初の海外ボランティアに出かけたのが、フィリピンでの井戸掘り。そのさなかの3月11日に大震災が起こり、大学は自家発電で明かりはつきましたが、地域は停電で、情報収集ができず、フィリピンから震災情報を反対に送ったそうです。この部分の聞き手は、大阪大学津田守先生が副代表の安部美智子さんにインタビューしました。
地域にはたくさんのフィリピンからの女性達が結婚でやってきているということもあり、フィリピンからの情報発信は最近のITの発達から生まれた産物です。

岩手県立大学学生ボランティアセンター代表早川陽さん

地域の避難所となった大学での活動、そして沿岸部での支援活動など学生ボランティアセンターの日ごろの地域での福祉活動と重ね合わせて大きな力を発揮しました。この部分は4月からの代表早川陽さんが答えました。

岩手県立大学社会福祉学部山本克彦准教授

これらの経験と2004年新潟地震、2007年中越沖地震のときに岩手県立大の学生達が現地入りしたことは、学生にとっても大きなことであったことと重ね合わせ、いわてGINGA-NETプロジェクトが立ち上がりました。岩手までのバスの送迎と支援先とそして岩手県南部沿岸地域にアクセスのよい住田町に宿泊拠点を設置、夏休みの学生達の受け入れを、学生が行うとう画期的な仕組みです。 これらについて山本克彦先生にお話を聞きました。

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。