制作者
ディレクター/監督:瀬戸山周
リサーチャー/構成:芳岡智昇
インタビュアー:永沼美菜
動画編集:星円
音声:岡田愛未
カメラ:宮本隼輔
協力
インタビュー対象者:安本久美子さん
撮影協力:FMわぃわぃ、カトリックたかとり教会、たかとりコミュニティセンター
タイトル:『被災者にとってのコロナ危機〜2つの災害を乗り越えた先に何を見る〜』
私たち学生は、コロナウイルスが蔓延し始めた当初から兵庫県三田市で一人暮らしをしているものが多いです。
ディレクターである私も、大学での授業はオンラインに切り替わり、アルバイトもほとんど休業状態となっていたため3月〜5月の期間はほとんど家で過ごしていました。
番組制作は7月から始まり、インターネットでの取材を重ねて、リアルな実際の撮影は11月にたかとりコミュニティセンターで行いました。
当番組では10年前に震災での体験について、先輩たちがお話を伺った方に改めて追跡取材を行うというものでありました。
阪神・淡路大震災とコロナ危機、これらの未曾有の災害が被災者の方の価値観や人生観にどのような影響を及ぼしたのかについて、個人に寄り添った視線だからこそ得られた記録をお伝えすることを目的としています。
取材は被災者の方とインタビュアーの対談形式で執り行い、リラックスした中で被災者の中の心の内を引き出せるよう話していただきまいた。
このコロナ禍のため、事前の取材はzoom会議を利用して行いました。
実際にお会いして取材を行うことが出来ず、深く掘り下げることが難しいのではないかと思われましたが、安本さんから様々な体験談を語っていただいたことで番組制作の指針を上手く作り上げることが出来たと思います。
当日の取材はたかとりコミュニティセンターをお借りして感染対策を施した上、安全に気をつけて撮影しました。
2つのカメラを使って安本さんとインタビュアーの2人が映る画面と安本さんにフォーカスしている画面の2画面を用意し、話している内容ごとにスイッチしやすいように工夫しました。
編集に際しては動画のカット割りや音声の調整などチームメンバーに手助けして貰った所が多く、非常に感謝しています。
私自身ディレクターという立場で番組制作を行ってみた中で、感じたことを以下です。
自分で出来る範囲のことをきっちりやることと、出来ないことはチームメンバーに仕事として振り分けることのバランスが大事なことを実感しました。
対象者との日程調整やチーム内での仕事の振り分けなど調整役としての様々なタスクをやる一方で、私は動画編集スキルがほとんどないため、チームメンバーにどの部分を使いどの部分の音声を取るか、などの指示出ししか出来なかったことが悔やまれます。
来年は自分1人で番組制作を行うのでそれまでに編集能力をつけておきたいと考えています。
番組制作にあたってインタビュアー対象者の安本さんやチームメンバーを始めとして撮影場所の提供や撮影ノウハウなど、多くの方々に助けられ無事番組が完成したことを非常に嬉しく思うと共に感謝をお伝えたしたです。
番組として被災者の方の思いを伝えられる内容になってると思うので是非多くの人に見ていただきたいと思っています。