2020年1月18日阪神・淡路大震災25年 特別調査報道番組「震災後世代は、阪神・淡路大震災の記憶をどう継承するのか~阪神・淡路大震災25年、被災の記憶を未来に伝えるために」第2回


1995年の阪神・淡路大震災から25年、四半世紀が経過しました。
この25年間の間に新しい命が次々と誕生し、その人々は神戸市の人口ピラミッド22%にあたります。震災を全く経験していない若者たちは、あの大震災をどのようにとらえているのでしょうか?
自分たちの身近なものとして感じているのか?それとも歴史上の1枚に過ぎないのか?
今回神戸大学、神戸常盤大学、関西学院大学の学生たち445人に79問のアンケート調査を依頼し協力いただくことが来ました。
その調査報告を番組でじっくりと検証・解析して参ります。
またこの場を借りて、たくさんのアンケート設問に答えてくれた学生の皆さんに厚くお礼申し上げます。


震災25年を迎える神戸にとって重要なことは、過去を語るだけでなく、震災後世代がその「阪神・淡路」の記憶をどのように自分のものとして意識しているのかを検証することが必要だと、関西学院大学山中速人研究室と教授とFMYYは考えました。「語り部」としての伝承はもちろん必要です。しかし「語り」「伝承」だけではなく、震災後世代が、そこから生まれもの、気づきや知恵や仕組みについて、どの様に考えているのか、それを知る必要未来への提言としてのアンケート調査でした。
1995年の震災から生まれた、しかも在日外国人の発案から生まれた、コミュニティラジオ局FMYYは、非常に稀有な存在です。その誕生は、これからの日本の多様性ということに深くかかわる必然から生まれたものであるとも言えます。