「グローバルエコトークショーは『アフリカ女性・子供を守る友の会』により行われています。
これまで名称は『ナイジェリア女性・子供を守る友の会』(Support for Women & Children in Nigeria、略してSWACIN)でしたが、半年前、理事会で『アフリカ女性・子供を守る友の会』(Support for Women & Children in Africa, 略してSWACIA)に変更が決まり、今週ついにそれが公的に認められ、正式に改名いたしました。
本日はナイジェリア、ラゴス州のコメデイアン、サクセス・エジアニさんにお話を伺う予定でしたが、放送局から彼の電話がつながらず――残念ながら、断念しました。
サクセス・エジアニさんのコメディアンとしての支援活動には大変興味はありましたが、それはまたの機会に期待し、今回は『アフリカ女性・子供を守る友の会』(Support for Women & Children in Africa, 略してSWACIA)というNPO法人を立ち上げ、ナイジェリアを中心としたアフリカでの精力的な活動を展開されている代表の長島日出子さんに、司会進行の平山麦人さんとFMYYのプロデュ―サー金千秋が、ナイジェリア現地に住み企画を作成する長島さんがグローバルエコトークショーでなにをお聞きのみなさんに伝えたいのか!その趣旨と意義、また彼女自身のナイジェリアとの出会いと様々な経験、どうしてナイジェリアでの支援活動なのか?などなど、その他もろもろのお話を伺いました。
「このショーは神戸のラジオステーションFMYYにて、「ナイジェリア女性子供を守る友の会」により行われています。本日はナイジェリア、デルタ州で数少ないオーガニックのピュア・パームオイルの生産業に従事しておられるトレーシー・エグボニマリさんにお話を伺いたいと思います。彼女はパームオイルやそれにまつわる問題について熟知しており、現地で使われているピジン・イングリッシュでお話ししていただきます。」
Welcome to the global eco-talk show today. This show is held in Kobe Japan. Our topic for this month is the Palm oil production in Delta state, Nigeria. Our SWACIN team discovered that the palm oil produced there is pure and excellent. There are a handful of small producers there but we figured out one major producer, Tracy Egbonimali. She knows a lot more about the production and associated problems. 「グローバルエコトークショウ」の収録を聞いて
神戸学院大学経済学部経済学科3年生 松井 夕華
9月24日放送の「グローバルエコトークショウ」の収録に見学と言う形で参加させて頂きました。今回は、ナイジェリアのパームオイル工場を家族で経営されているトレーシー・エグボニマリさんにインタビューと言う形で番組が進んでいきました。
パームオイルとは、アブラヤシの木や種に含まれる不飽和脂肪酸を含む油であり、種などから抽出することによって作られます。用途はさまざまであり、ナイジェリアの食事でのスープ、化粧品などの他に、現地で生産される黒石鹸や薬、スキンクリームの材料にもなっているようです。また、抽出する際の殻などは、砕いてセメントと混ぜることで壁の材料にもなっているそうです。 トレーシーさんが経営される工場でのオイルは手作業での抽出のため、化学肥料も使わず、着色料もないので、「オイルの抽出はたくさんのエネルギーも必要とするため難しいが、最高のピュアオイルが作られる」とおっしゃっていました。また、「そのオイルを料理に使用する際によい香りを楽しめるのが幸せ」ともおっしゃられていました。
ナイジェリアの男女の不平等について、トレーシーさんは「私はその不平等は偏見であると考えています」とおっしゃっていました。ナイジェリアでは、女性は学校で授業を受けられない、女性は家の相続権が無い、男性はたとえ末っ子であっても家の長となる、などの性別での格差があり、彼女のお母さんは、女の子の出産が続いたことで家を追い出されそうになったり、嫌味と捉える事の出来る言葉を言われたりと言う経験をされたそうです。
トレーシーさんは、お父さんから何も相続させてもらえない事を想定し、「自立した生き方ができる」ように将来設計をしたのだとおっしゃっていました。