
4月8日土曜日13時からは、地域の多様性を実感するプログラム「子どもいちば」の子どもたちを受け入れている長田区近隣の障がい者事業所の中から4つの団体、くららべーかりーの石倉さん、プロべらの大西さん、七つの海の永井さん、そしてピータンハウスの和田さん感想をお話いただきました。お一人だけ文章を上げておきます。
◆ピータンハウス 和田 順子
子どもいちばは、長田神社前商店街、長田中央市場、長田区社会福祉協議会、長田神社周辺の小学校、障害者事業所等が一丸となり、子どもたちを通じて家族や先生方にも障害者や障害者の作業所を少しでも知って、理解していただくと共に社会勉強の場にと思います。例えば、障害者は何もできない、何も言えないと思われがちですが、そうではないです。出来ることは健常者の方よりも少ないですが、やる気は百倍も二百倍もあります。
ただ、それを学校内だけで子どもたちに説明するよりも実際に子どもたち自ら見で理解してもらいたいと思います。
◆「子どもいちば」の実施目的
2002年から小学校教育の中で始まった総合的な学習の福祉プログラムとして始まりました。福祉の専門家、地域商店街、地域小学校、そしてその発信の場としてFMわぃわぃが、地域には多様な人々が共に社会の一員として住んでいることを子ども時代から知ることこそ、その子どもたちの住む未来をより良いものとすると考え始まりました。
これはもちろん1995年の阪神・淡路大震災での「まちはひとり一人の力によって成り立つ」「まちは自分とは違った状況にある人のことを思いやる、想像する力でこそ強くなる・豊かになる」ということを知り、それを繋いで行くために始まりました。




そしてピータンハウスのお仕事、陶芸について教えていただくことからこのプログラムは始まるのです。
その後実際にいろんな個性を持った様々な人々の働く場所に出かけます。最近の子どもたちにとっでは、自分たちだけでバスに乗る、電車に乗って地図を見ながら目的地まで行くのは、大きな冒険です。
各11グループに分かれて事業所に着いたら、そこでのお仕事のお手伝い。さてさて上手にできるでしょうか?
事業所のお仕事は本当に様々。陶器を焼いたり、パンを焼いたり、刺繍をしたり、ビーズでアクセサリーを作ったり…。たくさんのお仕事を勉強します。
それぞれの作業所で作ったものを地域の商店街で販売します。「子どもいちば」の開店です。物を売るという事、どんなふうに声をかけることがいいのか??お商売のむずかしさも実体験。
毎年この神社前商店街で開かれている「子どもいちば」は、このように1年かけての取り組み。
今年もソウル女子大学日語日文学科の女子大生たちが海外グル―バルサービスラーニング教育プログラムのためにボランティア活動にやってきました。日本の受け入れコーディナイターは神戸親和大学です。まずは、たかとりコミュニティセンターの成り立ちを説明。そしてなぜ多言語多文化放送局が生まれたのか…それを理解してもらいました。理解の一番の力となるのは、自分の言葉、韓国語に訳してもらう事が一番です。ということで、2グループに分かれ、たかとりコミュニティセンターのその最初「たかとり救援基地」のメッセージを翻訳してもらうグループとFMYYの番組を翻訳してもらうグループにに分かれました。


この日のお昼は在日コリアン家庭料理「韓八食堂」に行きました。前日は長田の名物こなもん「お好み焼き屋」さんへ。今日は在日の味を楽しんでいただきました。
本日12時からの放送最初にインターネットの接続の不具合がありました。