「FMわぃわぃから」カテゴリーアーカイブ

本日の第10回ラジオフォーラム~作家・映画監督の森達也さん、パーソナリティは石井彰でお送りします。

森達也監督

毎週日曜日夕方4時から「ラジオフォーラム」をお送りしております。
第10回はゲストに作家・映画監督の森達也さん、パーソナリティは石井彰でお送りします。
web公開は2013年3月22日予定です。過去の放送はアーカイブページからご覧になれます。
FMわぃわぃでの再放送は、日曜日夜の10時から11時です。
今日のゲストトークは「死刑制度」です。
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トークのメインテーマは「あえて・・・・異論を唱える」。
森さんは、オウム信者のありのままの姿を描いたドキュメンタリー映画「A」、「A2」、そして講談社ノンフィクション賞を受賞した本「A3」と、オウム真理教事件を見つめ表現活動を続けてきました。
また死刑囚との交流の中から死刑制度廃止を訴え、放送局の「放送禁止歌」は、根拠のない自主規制であったことを、テレビドキュメンタリーや『放送禁止歌』(光文社・知恵の森文庫)などで伝えてきた。その結果、「放送禁止歌」は消滅しました。
一見すると無謀とも思える森さんの表現活動の根っこにある、社会への鋭いまなざしを語っていただきます。
そこから見えてくるのは、長年にわたり日本人をむしばむ「同調圧力」=お上に逆らわず寄らば大樹の陰、の生き方でした。
「小出裕章ジャーナル」京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんによるレギュラーコーナー
「エネルギー基本計画」を検討する有識者会議から、巧妙に「脱原発」を表明する委員が排除されている、問題を取り上げます。
「ラジオのたね」さまざまな市民活動を紹介するコーナー
高校無償化から「朝鮮学校」だけが排除され、自治体からの補助も打ち切られている問題を考えようと、3月24日14時から開催される「朝鮮学校ええじゃないか! 春のモア・パレード」実行委員の黄貴勲(ファン・キ・フン)さんに、電話でパレードの主旨などをうかがいます。

2月10日7時~9時放送の「ヨボセヨ」に頂きましたご意見に対する番組制作責任者としての答え。

いつもFMわぃわぃをお聞きいただきありがとうございます。
番組制作責任者、金千秋です。
FMわぃわぃは、95年の阪神淡路震災から、本当にたくさんの方々に放送に参加いただき、また番組に対しても様々な方から真摯なお声をいただき、心より感謝申し上げます。
2月17日日曜日に10日放送の「ヨボセヨ」の放送内容についてのご意見をいただきました。
FMわぃわぃに対する温かいお心と共にいただいたご意見でした。ただ匿名で頂いたご意見であったため、直接にお返事をすることが適いません。
今週の日曜日夜の7時からの「ヨボセヨ」Kチームの放送は、都合により2月10日の放送を再放送いたします。
そこで、番組の放送直前に6時55分~7時までの5分間、音声でFMわぃわぃの番組制作責任者としての判断を放送すると共に、ホームページでお返事させていただきます。このような方法でお伝えしますことご了承くださいませ。

たとえお叱りのご意見であったとしても、このようにわざわざご連絡くださいましたこと、心より感謝申し上げます。

結論としては、この番組はFMわぃわぃらしい番組内容であると判断いたしました。そのため本日は、全く編集や削除などすることなく、10日放送したものをそのまま再放送でお届けするに至りました。

「ヨボセヨ」は1995年から放送しているFMわぃわぃ最長番組です。
番組が始まった95年当時と現在は、韓国の音楽、ドラマに対しての社会的反応は、隔世の感がございます。
韓国ドラマがNHKで放送され、日本のみなさまに広く愛され、韓国の音楽を放送する地域のラジオ局も増えております。

大変僭越ではございますが、私どもFMわぃわぃのコリアン番組は、決して時流に乗って生まれた番組ではなく、明らかに一線を画した番組構成であると自負しております。
私たちの局で放送しているコリアンの番組は、その目線を朝鮮民主主義人民共和国や大韓民国という「国」においているのではありません。
在日コリアンという、この国に共に住んでいる「在日の人々」に重きを置いています。
現在は二つに分断されてはいますが、そのルーツとする朝鮮半島の音楽やその文化・歴史をお知らせするのはもちろんのことであります。
しかしながらその本筋は「在日として生きる」「この国で共に生きている国籍の違う人々」の視線をお伝えすることです。

そしてこれは、他の外国語番組や障害を持つ人々の番組、そしてもっと広い意味では、すべてのFMわぃわぃのいろんなカラーはありながらも、すべての番組に共通するFMわぃわぃの根幹であります。
地域で共に生きていながら、しかしそれぞれのいろんな要因~国籍、性別、身体的、経済的なこと~から生まれる違い、そこから派生する社会の中の生きにくさや葛藤があることをお伝えし、地域で共に住む人々の中には、自分とは違ういろんな観点、感性、価値感があることに気づいていただくこと、
そのことこそが一人ひとりが自分らしく生きることのできる「だれにとっても生きやすいまちづくり」につながると信じております。
またその「まちづくり」に役立つためのラジオこそが、「コミュニティラジオ」であり、FMわぃわぃは「コミュニティラジオ」たらんと進んでいる局であります。

毎日の放送をお聞きいただく中で、きっと違和感を感じられる、違った感想を持たれるということも生まれていると存じます。
しかし今回のご意見をいただいた番組に関しては、在日とは、「祖国ではなく、母国ではなく、しかし生きていく国である日本で生きること」
そのどこにも属することがむずかしい、揺れ動く心が、大変明確に出ている秀逸な内容であると判断しました。

特にご意見いただきました大変有名なスポーツ選手の話を切り口にするコーナーですが、単に有名選手の噂話に終わらせず、全く在日問題など興味のない人々の耳にも止る「柔らかい広い入り口から入り、その先にある真に伝えたいこと」にまで繋がる中々秀逸な出来だと判断いたしました。

まだまだスタッフにもその芯の部分を伝える力の不足があったかと存じますが、何卒再放送のこの機会に、この観点で再度お聞きいただきいただければとお願い申し上げます。
そして是非FMわぃわぃまで忌憚のないご意見を、いただければ幸いでございます。
今後ともFMYYをご視聴いただきますこと、FMYY番組制作責任者として、FMわぃわぃのスタッフ一同と共にお願い申し上げます。
2013年2月24日土曜日  総合プロデューサー 金千秋

本日の第7回ラジオフォーラム~山本太郎さんをゲストに迎えてジャーナリストの今西憲之さんがインタビュー。

ラジオフォーラム

第7回目放送はゲストに俳優の山本太郎さんをお迎えします。パーソナリティはジャーナリストの今西憲之。

山本太郎さん

昨年の「たね蒔きジャーナル」存続運動にもご協力いただいた山本さん。ご自身を“放送禁止男”と呼ぶ通り、時に舌鋒鋭く、時に皮肉とユーモアをたっぷり交えて語っていただきました。震災瓦礫広域処理から各党の脱原発政策、あるいは環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の問題点など、話題は多岐にわたっています。また先の衆院選出馬へ踏み切った思いや裏話もご披露いただきました。

京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんのレギュラーコーナー「小出裕章ジャーナル」
東京電力の情報公開がテーマ。
小出さんは東電の隠蔽体質と、情報公開が東電の裁量に委ねられている問題点について解説していただきます。
また放射性廃棄物などの最終処分についての山本さんからの質問にもお答えいただきました。

「福島の人と神戸の人がつながる日」、本日開催!

福島の人と神戸の人がつながる日
~復興への語らいとソウル・フラワー・モノノケ・サミット ライブ~

今日、福島と神戸がつながります。

flyer

福島は今もなお、放射能汚染の影響で復興が困難な状況が続いています。
「この故郷(まち)が好きだから、何とかしたい」
東日本大震災で大切なものを失った人たちが抱く復興への想いは、震災を経験した神戸の人たちが、かつて抱いていたもの。 この日、福島の人と神戸の人が直に出会い、経験を語り合い、そして共有する機会をつくりました。 さらに夜からは、「復興のリズム」チンドン・ミュージックで神戸、東ティモール、ハイチ、そして東北など、世界中の被災地を元気づけている、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの演奏を楽しみます。

  • 日時: 2013年1月18日(金)
    • 16:00 トークセッション~南相馬市のみなさんを中心に(~18:00)
    • 19:00 ソウル・フラワー・モノノケ・サミット ライブ
  • ライブチケット料金:前売り2000円/当日2500円
    • ※トークセッション参加費は無料
    • ※中学生以下は入場無料。保護者同伴にてご入場下さい。
    • ※障がい者に付き添いの介護の方1名は入場無料とさせていただきます。(障がい者手帳を必ずご持参下さい。)
  • 会場: 神戸市立地域人材支援センター
    (地図)http://futabasyo.jp/modules/pico/index.php?content_id=31

ソウル・フラワー・モノノケ・サミット ライブは当日券(2,500円)あり。

18年目の2013年1月17日15回「1.17KOBEに灯りをinながた」会場からの実況中継

1.17KOBEに灯りをinながた

「1.17KOBEに灯りをinながた」は地域のいろんな人々が集って行っています。
このイベントは、この15年間、1年にわたる竹の募金箱への募金と17日の会場での募金でまかなわれています。
多くの人々がボランティアとして、毎年17日に集います。
ボランティア参加の方は朝の10時~夜の10時までのご自分のご都合のよい時間に来るということになっています。
今年も地域の保育園、幼稚園、小学校、中学でリサイクルのロウから作られた卵形のロウソクに点灯されます。
竹の募金箱と灯ろうはこの1年間地域で集められたペットボトルで会場で制作します。
1時過ぎには「1.17」の文字が点灯されます。小さなお子様や寒さに弱い方は、この時間においでください。
また去年から2時46分にも黙祷をささげております。
5時から地域の人々や中学生の「幸せ運べるように」のコーラスがあり、その後「ながた」の文字に点灯、夕方の5時46分に黙祷をささげます。
夜の10時までの点灯、その後みんなで元通りのJR新長田駅前に戻す作業を行います。
あくる日の出勤時、ロウですべる人のないように心を込めて清掃いたします。
ペットボトルもいろんなゴミも、地域のそれぞれの業者の方々のご協力で片付けられます。

2012年1月17日のサテライト

会場ではFMわぃわぃは毎年実況生中継を行っています。
今年のテーマは「人と人は繋がっている~知恵と勇気を寄せ集め、まちづくりへの思いはかなう」
12時~13時「まちはイキイキきらめきタイム」気仙沼市立条南中学の生徒さんの生出演
13時~14時関西学院大学災害復興制度研究所 山地久美子さん
       南三陸住民で志津川のまちづくり協議会公園部会副部会長工藤真弓さん
14時~15時「ふれてあれこれアイtoアイズ」障害者当事者からの発信する意味と
       障害者団体ガ主体となって開催する「一七市拡大版」・・1995年~18回実施
15時~15時半「趙博のソリマダン」
15時半~16時陸前高田災害FMとの電話中継
16時~17時宮城県国際化協会大村昌枝さんとBayanihan気仙沼Radioパーソナリティの生出演
17時~18時は会場の追悼ステージ 、会場のみとなり、放送はListenRadioとなります。
17時から地域のコーラス 楽恩プロジェクト、鷹取中学のコーラス
17時30分 実行委員長挨拶
17時35分 点灯
17時46分 黙祷
17時47分 和太鼓演奏(松村組・長田の宮神撫太鼓・なかよし太鼓・桴桴・流通科学大学・のじきく太鼓)
18時~18時半 兵庫県立大学Bridgeの活動と神戸市立須磨翔風高校の19日に行う福島県立原町高校との中継
18時半~19時 関西学院大学災害復興制度研究所所長室崎益輝さん
         「18年間の復興で見えてきたもの・・大切な人と人のつながり」
19時~20時南相馬市栄町商店街・南相馬災害FM・南相馬市職員、そして支援する人々
20時~21時 大槌災害FM・亘理災害FM電話中継
21時~22時 2013年震災18年を越えて。、FMわぃわぃに参加する様々な人々の声

2013年1月からの新番組!「ラジオフォーラム」毎週小出裕章さんがレギューラー出演

小出裕章さん

全国のコミュニティFM21局(2013年1月7日現在)とカナダの日本語放送局をネットして、新しい番組「ラジオフォーラム」(週一回1時間番組)が始まります。
FMわぃわぃでは、1月13日日曜日午後4時~5時までの「Pick up わぃわぃ」の時間に放送いたします。
再放送はその日の夜10時~11時までです。

 この番組は「ラジオにジャーナリズムを」をテーマに、市民のスポンサーによる放送への参加をめざして、一般社団法人「ラジオ・アクセス・フォーラム」が、運営・制作するものです。
一般社団法人「ラジオ・アクセス・フォーラム」は、2012年9月末で打ち切られた毎日放送(大阪府)ラジオの報道番組「たね蒔きジャーナル」の存続運動の中から生まれました。
「たね蒔きジャーナル」は2009年から始まり、小さなニュースの「たね」を丹念に取材して報道してきました。
特に東日本大震災後は「東京電力福島第一原発」事故について、小出裕章京都大学原子炉実験所助教が連日のようにゲスト出演して、その真実を伝え続け、関西圏だけでなく全国そして世界中から注目され、聴かれる番組となりました。
 同番組が9月で打ち切られるという情報が流れると、全国そして世界中から「番組を続けてほしい」という声が寄せられ、五千人を超える存続署名とともに「番組のスポンサーとなって支えたい」という市民から、1003万円もの寄金が寄せられました。
 残念ながら「たね蒔きジャーナル」は2012年9月末で打ち切られ、番組が存続しなかった場合には「寄金はお返しします」という当初からのお約束通り、返金作業が行われて昨年11月にすべて完了しました。
 その一方で「寄金は返さなくていいから、たね蒔きジャーナルの精神を引き継ぐような番組を作ってほしい」という多くの声が寄せられました。そして866万円の大切なお金が基金化されて、番組存続運動を担ったメンバーによって一般社団法人「ラジオ・アクセス・フォーラム」が作られ、新番組「ラジオフォーラム」を制作することになりました。
 番組は大阪と東京で月2回ずつ制作録音され、石丸次郎(ジャーナリスト・アジアプレス)、今西憲之(ジャーナリスト)、西谷文和(ジャーナリスト)、湯浅誠(社会運動家・元政府参与)、石井彰(放送作家)の5人が週替りでパーソナリティーを担当します、
毎回ゲストを迎えて、日本と世界の今を見つめて語り合っていきます。