3月の「南の風~奄美編」 奄美の話題

今回は奄美で話題になっているさまざまなことをとりあげてみました。


西郷隆盛が徳之島で過ごした屋敷跡に立つ記念碑の前で。小説家・高木敏克氏(写真左)と哲学者・北岡武司氏(同右)

語り/01

毎年12月から3月にかけて盛んとなる黍(サトウキビ)の収穫。収量は去年とくらべて横ばいだったのですが、「糖度」(甘さ)が記録的に低いという結果が出ています。徳之島にある南西糖業によると、去年10月の台風22号の影響などによって、平均甘しゃ糖度は前年同期を下回ったそうです。農作物はつねに天候に影響されます。農業は奄美の基幹産業のひとつなので、黍の出来具合が、島民の大きな話題となるのです。

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多言語センターFACIL企画「医療通訳講座2018」その1


2018年2月19日(月)18時から19時半神戸市立医療センター中央市民病院研修室で開催された「医療通訳の上手な使い方」「外国人に伝わるやさしい日本語のコツ」を2回に分けて放送いたします。
まず1回目は3月17日土曜日14時30分からです。
「医療通訳の上手な使い方」講師はりんくう総合医療センター医療通訳者:小松真奈美さん

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「長田今昔ものがたり」第87話

第87話 暑さ寒さは彼岸まで 2018年3月10日放送

春分の日が3月21日。お彼岸にはワダカンは近所のお寺・宝満寺での法要を手伝います。2日間、朝から夕刻までずっとお寺にいます。境内をじっくりと見る機会でもあります。空海が唐より戻ったときに建てたお寺と言われています。山門には「福原西国二番霊場」石塔があり、江戸時代でしょうか、33ヶ所巡りが盛んだったことがわかります。この寺は、清盛が兵庫津(大輪田の泊)から東尻池に移しており、「福原内裏分石」も記念としてあります。尼崎藩の領地で、飢饉のとき助けてくれた青山幸利公への「謝恩碑」も残っています。墓地には元禄時代のお墓もあり、文化財いっぱいの寺、お彼岸などにご覧ください。


87話 宝満寺(長田区東尻池町2丁目)

多言語センターFACIL企画「折れない医療通訳者になるために!」2

2017年12月2日土曜日神戸市勤労会館で開催した多言語センターFACIL主催の「医療通訳者に必要なメンタルケアについての研修と座談会」その2


先週に引き続きその2をお届けします。今回は通訳者自身の悩みや医療通訳のコーディネイターとしての多言語センターFACILの立ち位置なども合わせてお聞きください。

講師は村松紀子さんです。(医療通訳研修会 代表)

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3月10日のワンコイン番組は「東日本大震災」に寄せるもの。

3月10日土曜日12時からのワンコイン番組は、明日日曜日の2011年3月11日に発災した「東日本大震災」に思いをはせ、参加者それぞれの東日本大震災被災地との繋がりをお話しました。

参加者は蔀よりこさん、佃由晃さん、金千秋、ミキサーは上澤寛文です。

鹿折の新しくできた公営災害住宅1号棟から6号棟まである大きな団地です。

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「長田今昔ものがたり」第86話

第86話 ナドゥリはおでかけ 2018年3月3日放送

韓国・朝鮮語の「おでかけ」の意味をもつ「ナドゥリ」というスペース(カフェ・食堂・文化教室)が新長田駅ちかくにあります。震災(1995年)のおかげで、いろんな方と知り合いになれました。このスペースを運営されているキム・シニョンさんもその一人です。小学校(志里池)が同じで親しくしています。ご苦労の末、今は長田を基盤に活動され、戦前戦後の同胞の生活を写真で残そうとして、毎年写真展もされています。東京在住の金東鉉(キム・トウゲン)画家も、ときに来られ、近辺の朝鮮初級学校、新湊川、六間道、丸五市場を絵で残し、絵葉書にもなっています。長田では「おでかけ」気分で多彩な文化が味わえるのです。


86話 神戸長田の街角から新湊川、金東鉉画(ナドゥリ所蔵)

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。