8月12日のワンコイン~テーマは戦争と平和

8月12日土曜日のワンコイン番組。

間もなく15日、お盆であり、日本が戦争に敗けた(この言い方を嫌う人もいらっしゃいますねえ)日であり、同じく「もう二度と戦争はしない!戦争のない世界の構築に日本は心血を注ぐ!」と世界に誓う言葉を発信することになったその最初の出発の日でもあります。

(写真は左から蔀よりこさん、ミキサーは上澤寛文さん。)

本日の参加者それぞれの戦争の言葉に何を思うのか?最初にお聞きしました。蔀さんは戦争中「障がい者は戦争に参加できない。徴兵に行けない」ということで非国民扱いをされた。戦争に参加するしない。。ということではなく、「排除」されるということを感じるとのこと。橋本さんは8月9日がお誕生日、お母さんが6日とけっして忘れることのない誕生日という事で毎年この夏を迎えるとのこと。また平櫛さんは昭和25年生まれのお母さんが、産まれたのはまさに15日の日におじいさんが日本に帰ってくることができたからとのこと、戦争で命のリレーが自分まで繋がっていると。そして一番若い上澤くんも出身が小倉で、実は9日の長崎の爆弾投下は最初は小倉が目的投下地。しかしながら小倉のお天気が悪くて、長崎に変更されたということは、小倉の小学生でも教えられているとのこと。
戦争は遠い地域のこと、自分には関係ないことではなく、「命」を繋ぐために一人一人がしっかりと声を上げていかなくてはならないとたった4人のお話からも分かったことでした!!

(右から橋本俊明さん、平櫛武さん)

平和であることは「人を殺す」ことなど考えなくてもよい世界。その世界だからこそ、のびたんこと橋本さんや平櫛さんの提案されているる、自然と親しむ、蝶と心楽しく遊ぶことができるのだと実感したお話満載の本日でした。

「くいしんぼうのナミオくん」


子どもたちが昆虫や草花に親しむきっかけをつくろうと、「シニア種まき隊」が企画主体となり、2団体と連携して、アゲハの生態をアニメに集約した「くいしんぼうのナミオくん」が完成しました。内容は、アゲハの親子が主人公の心温まる物語で、卵、幼虫、さなぎから成虫へと変化する過程をわかりやすく解説したものです。

南の風~沖縄編 7月放送

(この写真は1995年の震災直後の長田のまち)

★奄美がたり(1)

映画「寅さん」の最後の作品に登場した奄美・加計呂麻島諸屯集落にある民家に宿泊できるようになりました。この映画は、1995年の制作。そうです、震災直後の神戸・長田にもロケ隊がやってきたあの作品です。映画の一部となったことで神戸・長田にも縁深い作品ですね。宿泊について詳しくは以下のサイトをご覧になってください。
http://colocal.jp/topics/lifestyle/renovation/20170519_97125.html
宿泊予約などについての問い合わは。
電話:0997-63-2117(奄美設計集団内)※平日9:00~18:00
メール:amami@den-paku.com

★奄美がたり(2)

今年の「奄美民謡大賞」の「大賞」に輝いたのは、平田まりなさん。カサン唄を代表するウタシャ・松山美枝子さんのお孫さんです。そこで番組では、わたしが奄美で録音してきた秘蔵の松山美枝子さんと福山幸司さんとの絶妙のコンビによるシマウタを紹介しました。この「奄美民謡大賞」は奄美における影響力のある民謡大会のひとつで、この大会で「大賞」に輝くと、奄美でウタシャとして広く認められ、かつ受賞したウタシャのひとも、「大賞」の栄誉を背負い、シマウタを歌い続けることで、奄美の歌謡文化を広め深化させてゆく責務を追うのです。ひとつの民謡大会が、その該当する地域に大きな文化的影響力を与えるという奄美ならではの事象なのです。(註/ただ、この民謡大会は奄美群島のなかでも、沖永良部島、与論島はシマウタの様相が異なるので、対象になっていません。沖永良部島は最近独自の民謡コンクールを開催しています)
平成23年度までの「奄美民謡大賞」の「大賞」受賞者は以下のサイトに掲載しています。
http://www.synapse.ne.jp/hatashin/simauta/amamiminyoutaisyou/minyoutaishou.html

★奄美がたり(3)

奄美で発行されている日刊紙のひとつ南海日日新聞に掲載された奄美の子どもたちによる環境標語(おおよそは五七五で作られている)をいくつか紹介しました。大半は標語らしいまとまったものですが、なかには枠に入り切らない発想の作品もあるのです。子どもたちの感性って自在ですね。奄美は自然が豊かで、この群島しかない貴重な動植物も多く、こどもたちもその希少さひとつ作品を紹介しましょう。
〈かわもうみもたいせつにしてむしもたいせつにしよう〉
川、海を大切にするという表現は常套なのですが、最後に虫を取り上げているところに注目しました。本土の民俗で「虫送り」という行事があります。この民俗行事が対象とする「虫」は農作物に被害を与える害虫なのですが、この標語の「虫」は「虫浄土」をイメージします。つまり、虫もまた川、海と同位相で、敬愛すべき対象とみなしている心もようが見えてきます。きっとこの標語をつくったのは心優しい子どもなのでしょうね。

★奄美がたり(4)

「エネルギーの地産地消」を考える、を語りました。関電、九電の管内では現在原発が稼働していますが、奄美群島の電気は原発による発電とはいっさい関係がありません(かつてすべての原発が稼働している時も関係なかった)。群島内は、ディーゼル発電によって需給をまかなっているのですが、最近群島内で自然再生エネルギー(主に太陽光発電)による発電量が多くなり、島嶼内における「エネルギーの地産地消」化が進んでいます(わたしは全国各地でこの「エネルギーの地産地消」地域が広がっていけばいいと思っているのです)。しかし最近では自然再生エネルギーの発電量が増えて、その発電量をおさえてほしいと九電から要望されています。これは主に技術的な面からの要請です。近い将来、奄美における「エネルギーの地産地消」が進捗するために(蓄電装置など)いくつかの課題はあるものの、注目してゆきたいテーマです。

グローバルエコトークショウ7月分

7月22日のグル―バルエコトークショウ番組

前回に引き続き日本語会話の教室の模様を放送しました。

ナイジェリアの首都アブジャでの小学校の日本語会話ですが、会話集の内容は少し日本の感覚と違うようですね。
次回はアフリカのナイジェリアで小学校の子どもたちが日本語を勉強することの意味。。。そこからどういう未来が見えるのかをお聞きする予定です。

8月のワンコインのテーマは戦争と平和!

8月5日の12時からの「ワンコイン番組」
第1土曜日の担当は在日コリアンの朴明子さんと元昭子さんの日本読みだと「ダブルアキ子」さんですが、ハングルでは「みょんぢゃ」さんと「そぢゃ」さんとなります。似ているようで違っていますよね。
写真は、右からみょんぢゃさん、池本登美子さん、樋口玲子さん、そぢゃさん、合田幸平さん。

8月6日の広島への原爆投下の話から、95年の阪神・淡路大震災の長田の焼け跡の写真は、似ている~~という話。
FMわぃわぃが生まれたのは、その焼跡の写真は「関東大震災」にも似ていて、長田に100年以上前から住んでいた在日コリアンには、朝鮮人虐殺の怖れがよぎり、避難所では「通名」で登録した話。だから当時のラジオでの情報受信の風景から「FMヨボセヨ」が生まれたこと…。

自分たちが平和に安心して暮らせることの意味を話し合いました。そして原爆投下…だけではなく日本にこんなにたくさんある原子力発電所。そのメカニズムは同じなんだということ。そして福島における原子力発電所事故!!広島だけではなく、今もなお故郷に戻る、戻らない、戻れないと苦しみがあることを忘れてはいけない!と話し合いました。

写真は左から久冨敏明さん、宮本健一郎さん、今井正さん、合田幸平さん、そぢゃさん。
防災におけるそれぞれの知識の積み重ね。建築やデザインにおける発信の形にも注目しました。
そして隔週土曜日の「いまちゃんのコーナーは夏に負けないで!」でした。これからも続く暑さ~~みなさま十分にご注意ください。
**情報は、
9月3・4・5日オペラ「ネズミの涙」
9月3日女声コーラスゆずり葉1stコンサート

KOBE bridging JAPAN & AFRICA through ICT vol.2 in ENGLISH

This program KOBE bridging JAPAN & AFRICA through ICT was started from last month July. On the 1st Sat. and the 2ed Sat.Every month you are able to listen at FMYY from 4:00 to 4:30 in Japanese and from 4:30 to 5:00 pm in Japanese time.

This month guests are Ms.BONHOMME Maryse from Republic of Rwanda and Mr.MIGUEL Gilberto August de Castro from Republic of Mozambique.

KOBE bridging JAPAN & AFRICA through ICT 第2回 日本語

8月5日の第1週土曜日12日第2土曜日の4時~4時半日本語で、4時半から5時は英語で、神戸情報大学院大学のアフリカからの学生たちが、ICTを活用して「社会をよくする仕組みつくり」の勉強をしているお話をしています。


パーソナリティは船山(左)とセンダ先生。

8月のアフリカからの留学生は、左がルワンダからのマリーズさん
そして右がモザンビークからのジルベルトさんです。

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。