「長田今昔ものがたり」第40話

第40話 建築大工の職域(閑話休題、宮大工より青屋大工まで) 2017年4月15日放送

須磨の住人井上さん自身、大工さん(建築士)です。大工道具の曲尺(かねじゃく)は聖徳太子の発明といわれています。大工の家では、お正月に、大工の三種の神器と言われる「曲尺、墨壺と釿(ちょんな)」と、三宝に鏡もちを飾り、道具に感謝したそうです。大工にはいろんな「呼び名」があります。「宮大工」という言葉はいまでも残っていますし、兵庫津があった我々は「舟大工」という町名にもなじみがあります。漁師町には舟大工の親方がいて、すぐに舟の修理をしていました。「青屋大工」とは江戸での呼称です。牢屋建築に従事した大工をいうのでした。


40話 大工の三種の神器「曲尺、墨壺と釿(ちょんな)」と鏡餅

4月15日のワンコイン番組~五感で感じる春♡!~

4月15日のワンコイン番組。いつものように12時~の1時間。FMわぃわぃに縁のある方々が無作為に出会う場所。本日はどんなお話で始まるのか???出たとこ勝負の不思議な番組です。

本日第3土曜日の担当は、はまのかずみ。
そして本日のご参加は、左から初お目見えの高田幸博さん(兵庫少年こだま会柔道部の監督さん、お連れ下さったのはYYcrewの宮本健一郎さん、そして準レギュラーになりつつある時節ネタのいまちゃんこと、同じくYYcrewの今井正さん、そして右端は蔀より子さん。


先月の第3土曜日は東日本大震災の日について、そして今月はやはり熊本地震についてから話は始まりました。
また先月のいまちゃんの時節ネタ「岡本の5000本の梅」の話を聞いた蔀さんが岡本の梅林に行かれたこと。。。。
そして視覚障がい者であろうと聴覚障がい者だろうと人間の五感で愛でる春の訪れについてのお話になりました。
いまちゃんからのいちごのお話も弾み、初めて参加の高田さんからも地域の柔道教室での子どもたちとの取り組みなど話は弾んでまいりました。

**来週4月22日土曜日のYYjournalにおいては、YYcrew宮本さんご紹介の高田さんの兵庫少年こだま会柔道教室のお話をじっくりとお聞きください。

第1回 街ブラ〜人と街とくらしを探る

今年度から始まる新番組です。
ワクワク・ドキドキの初回は、兵庫区松原公園にて3月上旬に行われた「明親こどもフェスタ」でインタビューさせていただきました。

主催者のガールスカウト のリーダーをしておられる阪上さんのお話をもとに、この明親こどもフェスタの意義をお聞きしました。

次に、参加していた小学6年生仲良し男女4人組の子供たちが、バザーでの楽しいお買い物の様子や、ガールスカウトとして経験したことを話してくれました。

また、このフェスタに、豚汁とおにぎりを作ることでお手伝い下さった明親婦人会の会長 樋口さんのお話もお聞きしました。
婦人会としての普段の活動内容と、今回の豚汁・おにぎりを作って下さったことから、会員の皆様のお力が地域活動など色々な場面で発揮されていることが良く理解できました。

次回からも、この街やくらしにこだわって活動されている人々を取材させて頂き、楽しくご紹介したいと思います。
第3土曜日 1時30分から、乞うご期待下さい!

「長田今昔ものがたり」第39話

第39話 ミックスと自立市民の長田だった 2017年4月8日放送

先週は明治時代のラムネの話でした。今昔物語も近代史の方に入ってきています。振り返りますと、古代、長田神社の様子を観察しても、出雲系と伊勢系のミックスが感じられるという話にはじまり、奈良時代の行基集団での池や港の改修といった、半島や大陸の土木技術も蓄積されていたと話をつづってきました。平家の時代から長田近辺の土地の実質的リーダーは変化せず、秀吉の時代、徳川の時代も中央政府の天領であった時代も長いです。江戸時代、尼崎藩の領地だったこともありますが、いずれにしても、海に面している地域で、人が混じり合い、住民が相談する慣習が続いてきた良さが今もあります。


第39話 大輪田橋(大輪田の泊があったあたり)

住友ゴムCSR基金贈呈式へいってまいりました

4月5日、2017年度住友ゴムCSR基金助成事業の助成対象団体として、贈呈式に出席してまいりました。

助成対象事業は『多様な住民と防災ーーベトナム語版』です。

阪神淡路大震災を経験していないベトナム人住民を対象に、防災番組の制作を行います。今後、ベトナム人コミュニティなどと共同で企画制作を実施し、2017年秋から冬にかけて配信する予定です。

わぃわぃのルーツのひとつ、ベトナム語番組。また新しいステップを登れそうで、楽しみです!

写真:住友ゴムCSR基金贈呈式集合写真

地域の多様性の実感「いちばで元気~子どもいちば」受入れ事業所の声!

4月8日土曜日13時からは、地域の多様性を実感するプログラム「子どもいちば」の子どもたちを受け入れている長田区近隣の障がい者事業所の中から4つの団体、くららべーかりーの石倉さん、プロべらの大西さん、七つの海の永井さん、そしてピータンハウスの和田さん感想をお話いただきました。お一人だけ文章を上げておきます。

◆ピータンハウス 和田 順子
子どもいちばは、長田神社前商店街、長田中央市場、長田区社会福祉協議会、長田神社周辺の小学校、障害者事業所等が一丸となり、子どもたちを通じて家族や先生方にも障害者や障害者の作業所を少しでも知って、理解していただくと共に社会勉強の場にと思います。例えば、障害者は何もできない、何も言えないと思われがちですが、そうではないです。出来ることは健常者の方よりも少ないですが、やる気は百倍も二百倍もあります。
ただ、それを学校内だけで子どもたちに説明するよりも実際に子どもたち自ら見で理解してもらいたいと思います。

◆「子どもいちば」の実施目的
2002年から小学校教育の中で始まった総合的な学習の福祉プログラムとして始まりました。福祉の専門家、地域商店街、地域小学校、そしてその発信の場としてFMわぃわぃが、地域には多様な人々が共に社会の一員として住んでいることを子ども時代から知ることこそ、その子どもたちの住む未来をより良いものとすると考え始まりました。
これはもちろん1995年の阪神・淡路大震災での「まちはひとり一人の力によって成り立つ」「まちは自分とは違った状況にある人のことを思いやる、想像する力でこそ強くなる・豊かになる」ということを知り、それを繋いで行くために始まりました。

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。