2011年2月、被災地でつかう災害時救援情報共有システムSahana(サハナ)をどう活用していくかを考えるテックカフェを開催した。日本での運用準備はこれからだが、小規模でも災害時に使ってもらえるようにしようと話し合っていた。
そして、同3月11日。強烈な地震と津波のその日から、Sahanaの運用に向けて取り組みを開始した。その日本運用を目指して立ち上がったオープンソースコミュニティの「Sahana Japan Team」を力一杯支えるところから始まった。すぐに日本IBMからの協力の申し入れもあった。手探りのなか取り組む日々が続いた。