「YY音源ライブラリ」カテゴリーアーカイブ

「長田今昔ものがたり」第120話

第120話 言葉の文化と西須磨下町の方言 2018年10月27日放送

「訛りは国の手形」と言われますが、井上さんによれば、「西須磨では、今は聞きようもない」という状態です。「兵庫・神戸のなんどいや」は、文字では伝わっています。「イノシシが腹を突(つつ)く」……おわかりでしょうか。旧10円札(高額紙幣)がイノシシ模様だったのです。懐に「お金をたっぷり」持つことがすくない庶民は、つい口にだしたかったのでしょう。「ぐつがわるい」「しゃないなあ」「どっとわややなあ」「べっちょない」など、微妙なところを表現していました。どこでも、だれでも、関東弁の「……サー」を孫世代が使うのを聞き、「方言」も「もうあかん」かなという思いがします。


120話 明治33年発行の10円札裏面「うらいのしし」
昭和初期、下町の「おっちゃん」の懐にこのお札が入ると、今日は「イノシシが腹を突く」と自慢した

2018年10月27日の「ゆうかりに乾杯!」

兵庫高校OB番組「ゆうかりに乾杯!」
2018年10月27日第138回ゆうかりに乾杯のゲストは、NPO法人リーフグリーン理事長の吉本加津子さんでした。

この番組はFMYYのyoutubeLiveで配信されました。
吉本さんは、高齢の方、障害のある方の居宅介護、訪問介護の他、制度外の支援、ふれあい活動、子育てに関する事業などに長年取り組んでこられました。

阪神大震災時は、自宅は震災前に建て替えたところで倒壊はしなかったが、しばらくの間住めないほど家具が破壊されたそうです。近隣の家やたかとり教会が戦災にあったように焼け落ちたことに大きなショックを受け、何かしなければという強い思いから、当時ヘルパーの仕事をしていたので、利用者の安否確認をしヘルパーの活動を続けると共に、「まちの保健室」として仮設や復興住宅への訪問活動をされました。

そのような活動を見ていたカトリックたかとり教会の神田神父から、まちの保健室を恒久的活動にすることを勧められ、聖書研究会4人のメンバーで2000年4月に「リーフグリーン」を立ち上げました(2005年1月にNPO法人化)。

介護保険法や障害者総合支援法は、財政問題等から頻繁に改正され制度の内容が難しいため、リーフグリーンの取り組みを通じて理解を深められたらということでお話を伺いました。

リーフグリーンの取り組んでいる活動は、①介護保険制度に基づく支援、②障害者支援、③会員を対象とした制度外支援である有償ボランティア、④地域の方々との交流を持つふれあい活動、⑤子育て支援など多岐にわたっています。

法改正で2018年度から導入された「介護予防・日常生活支援総合事業」については、財政難から国の方針として示された「自立支援・重度化防止」の考え方に基づき行われるもので、リーフグリーン設立当初から取り組んできた有償ボランティア活動の重要性に繋がっているそうです。

福祉関係従事者の人材不足と待遇問題が長年指摘されている中、40名を越える運営スタッフと200名を越える会員で事業を展開するのは、並大抵のご苦労ではないことは想像に難くありません。
我が国の最重要課題の一つに取り組んでおられるリーフグリーンの皆様に感謝申し上げたいと思います。

文書化した放送概要は「ゆうかりに乾杯!」の下記のURLでご覧いただけます。
http://yukari-ni-kanpai.sakura.ne.jp/

FMわぃわぃアーカイブ番組配信のお知らせ「耳で読み解く日本国憲法」

2018年10月6日からFMわぃわぃのアーカイブ番組「耳で読み解く日本国憲法」の再放送を開始しました。
この番組は、2007年に解説神戸大学名誉教授和田進氏で制作した番組です。
日本の現行憲法は、戦前の大日本帝国憲法に代わり、世界との戦争に敗退した1945年8月15日の後、1946年11月3日に公布、1947年5月3日から施行。 前文および11章103条からなる、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を基調として、象徴天皇制、戦争の放棄、三権分立、国権の最高機関としての国会、地方自治の保障などを規定した憲法です。

しかしながら第3次安倍内閣は、その最初から安倍首相のレガシー(外祖父から受け継いだもの)ともいえる憲法改正を掲げています。
FMわぃわぃは憲法を凍結と言っているわけではありません。
国家の名の下で多くの市民の命が奪われた第二次世界大戦の苦い経験を教訓に生まれたのがこの憲法です。
主権在民、不戦、基本的人権の尊重。どれをとっても今でもその輝きは失せていません。
一方、与党と内閣は改憲をしたいと 明言しています。その改憲の先にある未来像に私たちは懐疑的です。
もちろん1946年と2000年を超えた今は時代が、大きく違います。
付け加えなくてはならない必要な部分は確かにあります。
例えば、この憲法のもとでは、定住外国人の人権が十分に保障されている社会にはなっていません。
しかし、その前文と100を超える条文の中に溢れている、民主、平和、人権といった日本社会の基本をなす柱は何としても守っていかねばなりません。
いま私たちに必要なのは、改めて日本国憲法を読み、それをしっかりと受けとめていくことではないでしょうか。
FMわぃわぃは、2018年のいまだからこそ、ステーションキャンペーンとして「耳で読み解く日本国憲法」を再度みなさまとともに読み解いていきたいと考えています。

<放送スケジュール>
毎週土曜日19時35分~45分

「長田今昔ものがたり」第119話

第119話 長田の文化性 2018年10月20日放送

長田には、「くつの町」とか、「こなもんの町」というイメージがありますが、実は「文化・芸術」が庶民レベルで根付いている街でもあるのです。音楽だけをとっても、チャンゴ(韓国の太鼓)、スティールパン、三線、和太鼓、トロンボーン、コーラス、吹奏楽など、いろんな音が聞こえてきます。「神戸映画資料館」では保存フィルムが上映されたり、劇場のある「ダンスボックス」には、国内外からダンス留学をしにきたりもします。ふたば学舎の「神戸アーカイブ写真館」は長田周辺の写真がデジタル化され、あなたの小学校の記録など、すぐに冊子で閲覧可能です。11月の「まちの文化祭」も住民が出演します。


119話 長田の文化イベント

10月20日「ワンコイン番組」いろんな阪神・淡路大震災体験が飛び出しました!

第3土曜日は、今ちゃんの今一番話。
そして10月から始まった神戸ソーシャルブリッジのプロボノ第2期ステップアップチャレンジのFMわぃわぃにご参加の森下祐幸さんと兵庫県立夢野台高校放送部の3人と放送部顧問の先生がご参加くださいました。

今ちゃんのお話は「台風一過の 六甲山」
6月の地震から2018年は日本中に大きな災害被害がありましたが、実は六甲山も大きなダメージを受けているのです。それを実際に体感した今ちゃんのお話。
そして高校生からは、北区の六甲山につながる地域のお話と意外なところで年代を越え、話は繋がりました。
そして災害繋がりで、高校生を除く大人たちはそれぞれの年代での「阪神・淡路大震災」の体験者。無作為のように集まったにもかかわらず、いろんなことで人は繋がっているんだとスタジオ内のみんなが納得した不思議な空間となりました!
今回はYoutubeでの配信は、FMYYのyoutubeチャンネルでご覧ください。

第17回 街ブラ~人と街とくらしを探る

今回は、JR兵庫駅から南西に徒歩6分ほど、兵庫駅南公園近くにある「パッケージプラザ神戸兵庫店」より、店長の岡田淑枝さんにスタジオにお越しいただきました。

今年2月に東山商店街から引っ越して来られました。

紙袋やビニール袋、食品容器を中心に、季節の店内装飾・備品など販売されています。常にお客さまの立場になって、思いやりの心で経営されています。

また、ここに来たら面白いことがあると地域の方々に感じてほしいとのことで、ワークショップなど色々なイベントも企画されています。ハーバリウム・手相・リボン小物・着付け・メイク教室など、楽しい企画がいっぱいです。

防災に役立つものや、ちよっとしたプレゼントにもできるような日用品もたくさん扱ってらっしゃいますよ。
是非一度、足を運んでみてくださいね!

イベント情報など、詳しくは パッケージプラザ神戸兵庫店 Facebook をご覧下さい!

これからも、街ブラは輝く人・街を応援します。

挿入歌は「171」、エンディングテーマ曲は「Touch the Rainbow」、どちらも、演奏は Bloom Works でした。