「YY音源ライブラリ」カテゴリーアーカイブ

「長田今昔ものがたり」第29話

第29話 村からの報告(明細帳) 2017年1月28日放送

江戸時代、1711年、村の記録が残っています。「東尻池村明細書綴」です。周辺の村々が丁度、天領(幕府領)に変更された頃です。税として、納めるお米は尼崎城まで運んでいました。村民は685人(男307人、女378人)耕作用の牛は大切なので、72匹とカウントされています。お寺は、門福寺は今ありませんが、宝満寺、法隆寺、極楽寺は場所を変え存在しています。船はなく、漁師はいず、茶屋、旅館もないと記されています。生活のつつましさも感じられます。城下町ではなく、超有力な土豪はおらず、農民の代表者で、ある程度、民主的で自立的な運営が行われていたのです。


29話 真野山 法隆寺 (東尻池2丁目)

「長田今昔ものがたり」第28話

第28話  旧前田家のカキツバタ 2017年1月21日放送

須磨の前田家はともかく古いのです。加賀の前田家の方が親戚かなと調査にきたこともあったそうです。家の前に植えられていたカキツバタは街道を往来する人に親しまれていました。「須磨の前田のカキツのなかに、アヤメ咲くとは知らなんだ、咲いてしおれて また咲く花は、須磨の前田のカキツバタと詠まれた」と井上さんがお話されます。菅原道真が左遷の旅の途中で立ちよったので、前田さんが井戸の水でお茶おさしあげた逸話も残っていまし、菅公お手植えの松もあります。近くに綱敷天神があり、道真公に綱をまいてサブトンの代わりに座ってもらったという話も残ります。


28話 菅公 お手植えの松(旧前田家)

2017年1月から「南の風~奄美編」毎月第3土曜日5時~6時に放送します。



「南の風」2017年1月の放送
2017年 奄美の観光に注目 3月、関西空港と奄美大島間にLCC就航

2017年「南の風」の番組がスタートしました!!

去年一年間、奄美でなにが起こったのかをお知らせし、かつ、今年奄美と神戸(関西)の関係でどのような話題があるのかを語りました。

明るい話題をひとつ紹介しましょう。
いよいよ3月26日(日)に、関西空港からLCC(格安航空会社)のひとつ「バニラ・エア」が関西空港と奄美大島間の路線を新設するということです(一日一往復)。
すでに同航空会社は成田航空と奄美大島間の路線を定期運航しており、その安さから、新たな需要を開拓して、いままで奄美に関係してこなかった本土(ヤマト)の観光客を呼び寄せる効果を発揮しています。
「ガジュマルの大木 ケンムン、キイムンといった妖怪が棲むと信じられている」

奄美にかぎらず観光とは、多くの人材を雇用する労働集約型の産業なのです。宿泊施設ひとつとっても、その施設の従業員の雇用創出をはじめとして、ホテルへの備品や食材を運ぶさまざまな業者が必要ですし、観光客を運ぶ運輸従事者の仕事も増える。

奄美の基幹産業は農業ですが、就農者の高齢化と減少による外国人労働者への依存、市場原理による価格の変動などの問題を抱えています。
またかつては奄美経済を支えていた大島紬も昔日の勢いはありません。奄美の将来を考える時、なにか新しい産業が必要との認識は共有されていて、期待される産業のひとつが観光であるのは深く認識されていました。しかし現状は本土(ヤマト)からすると奄美より遠い沖縄のほうが安く旅行ができるという航空運賃の逆転現象が起きているため(つまり奄美への航空運賃が高い)、奄美観光はふるわなかったのです。

奄美の観光資源は潤沢です。今年、奄美群島は国立公園に指定される予定のほか、沖縄本島北部を含めて世界自然遺産に登録されることが有力視されています。

奄美は今年変わろうとしています。少しでも多くの観光客が入島することで、リピーターが生まれ、IターンやUターンする人も増えてくるかもしれません。かつ、観光がさかんになることで、いままでの着飾らない奄美であったのが、観光というまなざしにさらされる「見られる奄美」を内にかかえることになる。その「もうひとつの奄美」をどのようにシマンチュが受け入れ、かつ活用していくかが、課題のひとつになるのかもしれません(奄美内部では観光が盛んになることで、奄美の魅力を奄美自ら発信していく必要性をとなえる人たちも出てきている)。

奄美の魅力はなんといっても、“ひと”の魅力です。豊かな自然という観光地という“もの”を通して、この“ひと”の魅力に接してほしいものです。

まちはイキイキきらめき講座(第3回)

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2016年12月に開催された多言語センターFACILの提供する「多文化多言語まちはイキイキきらめき講座」第3回~あなたの”まち”に暮らす技能実習生たち~

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講師はすべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)事務局長 早崎直美氏。

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1993年にできた外国人技能実習制度。年々受入れは拡がり、2016年には20万人の実習生が日本で働いています。技能の研修ではなく今や日本の衣食住を支える彼らの力。
しかしその実感は薄く、ニュースで見る報道には、問題視されるものが多く、日本の小規模な企業の支え手、農業における人材、衣料産業の担い手であることは出てきにくい状況です。この日本の労働現場の問題、産業構造のひずみが、実習生たちの支援を行う早崎さんの現場には如実に表れています。

「長田今昔ものがたり」第27話

第27話 村の論争 2017年1月14日放送

江戸時代は住居の移動がむつかしい時代でした。自分たちの土地や山林の境界争いが裁判となったことが記録されています。1711年の「和田山争議」は、東尻池村、御崎村、兵庫津の三つどもえの訴訟でした。お江戸で争うことになります。ときの東尻池村の庄屋は宗国さん。代官などへの手土産を用意したり、深川の富岡八幡に願をかけたりされます。主審の松平さんとも直談判、勝訴するのですが、「江戸まで出て、訴訟で決着をつける」きりりとした態度に感動します。和田山にあった「福原内裏分石」が東尻池の菩提寺にあります。「和田山の地は村のものであった」そう伝えているような気がします。


第27話 福原内裏分石(宝満寺)

「1.17KOBEに灯りをinながた」会場での放送内容

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2017年1月17日火曜日の会場で、そして遠隔地でもFMわぃわぃの音声放送、実況中継の映像配信を、聴くこと、見ること、聴くことが可能です。
会場内に11日だけのミニ
いつものようにインターネット放送にアクセスしてください。(初めての方はFMわぃわぃホームページの「インターネット放送の聴き方」 参照ください)
会場内ではミニFMを立ち上げますので、ラジオでも聴くことができます。映像の配信は17時~19時です。これはFMわぃわぃのホームページトップ画面で見ることが来ます。
☆12時~13時 2016年12月24日土曜日「ワンコイン番組」再放送
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出演:觜本郁、だるま森+えり子、高松純一、大川妙子、金千秋
2016年度最後のワンコインラジオでした。NPO法人神戸の冬は支える会の”神戸越年越冬活動”をじっくり聞かせて頂きました。神戸越年越冬活動とは1995年の阪神・淡路大震災の年に宿泊用のテントを張り「冬の家」として被災者を支援していた事から発足した活動です。その被災者とは失業等で家を失い野宿を余儀なくされている人達、ホームレスの方を支援する活動であり、1995年から22年続いている活動です。
今年(2016年~2017年間)の活動は2016/12/28(水)~2017/1/5(木)までの期間の活動、9日間で6つの団体が参加し毎日違ったメニューの炊き出しが行われます。これまでに21回行われてきた神戸越年越冬についての觜本さんの話の中ですごく興味深く感じた世間の動向の話がありました。”阪神・淡路大震災で家を失い、公園や避難所での生活をしている人を支援するための活動が多く行われる中、震災前から家の無かったホームレスの人が、その被災者からあるいは行政からも、ホームレスだという事で差別された”と言うことです。震災における支援活動と言うのは震災で住居を無くした人を支えるための支援活動であり、元から家の無い人には保護を受ける権利はないと思う人もいたらしく、先住者であったホームレスの人が公園から追い出されたなど理不尽な扱いを受けていたとのことでした。社会にある問題解決には気づくこと、気づいた人が動くこと、それを広げることが必要だということを実感できるお話です。
☆13時~14時 2017年1月7日土曜日「ワンコイン番組」再放送


出演:朴明子、和田幹司、今井正、大川妙子
2017年最初の番組は、開港150周年を迎える神戸港の話題からスタート。コーヒーも映画も、日本になかったものが港からどんどん入って来ました。そんな神戸港は、震災前は世界第2位の国際港でした。神戸港の開港から復興の努力をしている現在までを語りました。神戸にとって港は大切な存在と気付きます。
年が明ければまちはもうすぐ「1・17」の雰囲気に包まれます。パーソナリティそれぞれが震災当時の体験を振り返り、地域では災害をどのように語り、発信し続けてきたかを話し合います。
今年は酉年!にわとりダジャレの年賀状など神戸らしい年明けトークで近況を語り合います。ミョンジャさんはKOBE観光特使となったエピソードを紹介。神戸大好き、神戸の良さを発信します。
神戸朝鮮高校の生徒による韓国伝統楽器「カヤグン」コンサート、美術部展覧会のお知らせ。
話題は神戸の新スポット紹介に移り、これからできる資料館や朝鮮通信使が寄港した兵庫津(ひょうごのつ)の話題へ。最後は災害時の朝鮮人差別について。神戸では、外国人に対して普通に隣り人としてみていて外国人という見方はないと感じます。一緒に共存している長田みたいなまちがある!
☆14時~15時 2017年1月14日土曜日「ワンコイン番組」再放送


出演:蔀より子、松井祐夕華、浦川泰幸(ABCアナウンサー)、神田裕、金千秋
今回のテーマは「語り継ぎ、知恵を紡ぐ」。
熊本地震のその後について、木の温かみある仮設住宅などの熊本被災地の特徴、阪神・淡路大震災からどんな知恵が引き継がれていたかを紹介。益城町の臨時災害FMなどに放送サポートをしているFMわぃわぃ。
南阿蘇など熊本の他の地域でも臨時災害FMがほしいという声が上がっています。
1995年の阪神・淡路大震災で誕生したFMわぃわぃの経緯、震災から22年、”時の流れに身を任せて”出会いがあり、その集大成として今があると振り返ります。「違いが元気、子供が元気、鷹取元気」のキャッチフレーズの意味を紹介します。
視覚障害で悩み引きこもった10年、「一歩踏み出そう」との想いを込めてつくった曲。障害を持つ前の自分自身の偏見について、健常者であったらボランティアなどしなかったのではないかとの振り返り。
震災当時の障害があるがゆえの困難。障害者、外国人、高齢者、誰だって声をかけてもらったら安心します。
近所にどんな人が住んでいるかを確認し、声掛けをしましょう!とこれからの安全安心なまちづくりへの提言で締めくくります。
☆15時~15時30分 2016年12月24日土曜日「らの会わぃわぃbyネットワークながた」

dsc_3557誰もが地域の一員であることを実感するための22年の歩み。ネットワークながたの石倉悦子、石倉愛、NPO法人ウィズアス 黒田夕起子
☆15時30分~16時 2016年1月14日土曜日「わぃわぃキッズラジオ」再放送


IMG_5003テーマは「トランプ大統領について&阪神淡路大震災の追悼集会について話そう」出演は神戸市立明親小学校5年生6人と幼稚園生1人、大人サポーター2人です。それぞれが子どもながら言葉を選び、今までの体験や思ってきたこと、感じてきたこと、伝えたいことを、飾らずに、純粋に語り合っています。
■前半は「トランプ大統領について」

新しいアメリカの大統領についてそれぞれの印象を伝え合い、メディアから得る情報で感じている多くの不安や憤り、そして逆に、彼に期待できそうなことはないかと探し合いました。

■「阪神淡路大震災の追悼集会について」
明親小学校で、毎年1月17日にどんな追悼集会や事前学習が行われているかを思い出し、なぜ学習するのか?参加していいな!と思うことと、反対にイヤだな!と感じていることを、ありのままに語り合っています。
クラスごとの事前学習で「しあわせ運べるように」の歌詞について深く学んだことを思い出し、今も心に残っている想いを語っていました。
最後には、実際に被災した人に送りたい気持ちを、思いやりと優しさにあふれる言葉で伝えてくれました。
限りない想像力で、辛さに寄り添い、励ましの気持ちを送ってくれるこどもたちの言葉は、あの時から22年を経てもなお、痛みの残るその時間を生きてきた大人たちの心と身体に染み入るようでした。
今回の子どもたちの放送に関しては、事前に神戸市立明親小学校の担任の先生や防災担当の先生にもご協力いただきました。
☆16時~17時 2016年11月19日土曜日「まちはいイキイキきらめき講座第1回地域の多文化を掘り返す~課題と可能性について」
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出演:日比野純一、金千秋
☆ 17時~19時15分 「関西学院大学総合政策学部山中速人研究室によるユーストリーム配信」
☆19時15分~19時30分 「Voice of Fukushima」
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☆19時30分~19時45分 「長田今昔物語~千夜一夜」ファイル_003
☆19時45分~20時 「だるま森+えりこのデモクラティックフラワーズ」だるま森2