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2016年最後のワンコイン番組「震災は地域に合った問題を顕在化した」

12月24日土曜日 ワンコインラジオレポート
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2016年度最後のワンコインラジオでした。番組開始時の出演者はFMわぃわぃの大川さん、金さん、そして本日FMYYの会員になられた觜本さん、觜本さんはNPO法人神戸の冬は支える会の方、神戸の冬を支える会の”神戸越年越冬活動”をじっくり聞かせて頂きました。
神戸越年越冬活動とは1995年の阪神・淡路大震災の年に宿泊用のテントを張り「冬の家」として被災者を支援していた事から発足した活動です。その被災者とは失業等で家を失い野宿を余儀なくされている人達、ホームレスの方を支援する活動であり、1995年から22年続いている活動です。
今年も神戸市役所南の東遊園地の噴水南で開催されます。今年(2016年~2017年間)の活動は2016/12/28(水)~2017/1/5(木)までの期間の活動を計画しており、9日間で6つの団体が参加し毎日違ったメニューの炊き出しが行われます。
最初は許可を取らず活動をしていたため「テントを張って芝生が傷んだらどうするのだ」と市から止められたこともあったそうですが、「芝生と人の命どっちが大切なのか」と言う言葉をある教会のシスターが言ったことで市役所職員も返す言葉がなく、その後は市にも許可申請を行い22年間続いているそうです。
これまでに21回行われてきた神戸越年越冬についての觜本さんの話の中ですごく興味深く感じた世間の動向の話がありました。”阪神・淡路大震災で家を失い、公園や避難所での生活をしている人を支援するための活動が多く行われる中、震災前から家の無かったホームレスの人が、その被災者からあるいは行政からも、ホームレスだという事で差別された”と言うことです。震災における支援活動と言うのは震災で住居を無くした人を支えるための支援活動であり、元から家の無い人には保護を受ける権利はないと思う人もいたらしく、先住者であったホームレスの人が公園から追い出されたなど理不尽な扱いを受けていたとのことでした。
觜本さんの話はもうすぐ22年前になる阪神・淡路大震災を通しての話で私は当時まだ生まれてなく、物心のついたころには毎日のように大々的に報じられるニュースでは無くなっていたので、自分には想像のつかない話です。しかし自分の記憶の中に残っている話で置き換えたならば、東日本大震災の時にも同じような事が起きていたのではないか?!表に出ているニュースは家を無くした人を助ける美しいものばかりでしたが、実は裏では差別も起きていたかもしれない…と感じることができました。震災のみならず洪水や火災など災害における支援と言うのはメディアで映し出される避難所の映像から、どうしても”被災者は家を失ってしまい避難所生活を余儀なくされていてかわいそう、助けてあげたい”という意識から始まるが多いですが、その裏には元から家の無かった人という社会の問題があったことを見てこなかったのではないかと、思いました。
ホームレスの人の中には「大丈夫ですか?」のような声を望まない人もいるようで、難しいかもしれないけど、このイベントのように誰でも参加できる簡単な形を通じて参加し、このような支援団体の活動の広がりに繋げてほしいとのことでした。
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♪一曲挟み、予定外だったのか予定の範囲内だったのか「だるま森+えりこさん」のお二方が突如放送室にいらっしゃいました。クリスマスイヴという事もあり、サンタクロース?と一緒に登場、短い演奏で賑やかで楽しい雰囲気を作り出していただきました。
そんなだるま森+えりこさんのお二人も去年に演奏ではなくお皿洗いと言う形で神戸越年越冬に参加されたそうです。
だるま森+えりこさんの様に何かの団体に所属するという形で参加するわけではなく、個人として何か手伝えることはないかとどこかの団体に交わり活動をするのも大歓迎という事でした。
特に医療的な相談のできる医師や看護師さん、美・理容師など専門的に髪の毛に関わっている訳ではないけれど家庭内でバリカンを使える程度の技術を持っている人なら是非参加してほしいとの事でした。また手伝いや何かをするわけでもなく、なんとなくそこに来て見ているだけという人も大歓迎だそうです。とにかく多くの人とその場所にいる、多くの人に見守られているという事を共有することがホームレスの人にとって大切なのだろうなと感じました。
最後にエリコさんが「あいさつを交わさない国になってきている」と語られていました。自分は大学で社会学を学んでいるので”あいさつを交わさない”を”地域での個人間のコミュニティが弱くなってきている”と解釈しました。上記に”ホームレスの人の中には「大丈夫ですか?」のような声を望まない人もいる”と書きましたが、まず誰でも気軽にあいさつを交わし、誰にでも話しやすいコミュニティを形成することがお互いに助け合える環境に繋がるのではないだろうかと思いました。 レポート:神戸学院大学 川本邦治
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≪番組内宛にいただいたメッセージ≫
☆わいわいの放送内容として、アイヌ民族の誇りを感じる北海道・二風谷のミニFMラジオ放送「FMピパウシ」、ふくしまの「今」を伝えている「ヴォイス・オブ・福島」、地元長田の歴史を掘り起こす番組等々、地域密着・多文化と多言語の共生・被災者に寄り添う発信基地として、とても誇りに思っています。
7月からの私としては、情報発信に手伝い的にしろ入り込め出したのが楽しいです。それに他のメンバーがさらに意見を出して盛り上がる、まさにインターネットの本領発揮というところでしょうか。
ワンコイン番組にも溢れているこの手作り感が、これからのわぃわぃの強みになるのではないでしょうか。
そんな中で、脱線的に私の思うところを;
日本のマスコミは、アメリカの大統領がトランプになると言って戦々恐々だけれど、自分の国の首相はとっくの前から、「過去の栄光を取り戻す」と叫ぶレイシストの安倍で、トランプそのもの。福島の責任追及はせず、後始末はほったらかしにして、「福島はアンダーコントロール」と大見得を切ってオリンピック。戦争のできる国にしてしまった上、その次は博打法案をごり押しで通してしまい、一体この国はどこに行こうとしているのか、そのままにしていると、行先は真っ暗です。
そんな世相を批判的に見る目が、今必要と思います。 宮川清
☆毎週水曜日スペイン語の情報番組「Latina」のミキサーをさせていただきあたふたしながらもお手伝いを楽しんでます!
その中で「住みやすい街にするため」熱心に活動するパーソナリティでひょうごラテンコミュニティの代表大城ロクサナさんの背中を見ながら、色々気づきを与えてもらってます!
(スペイン語はわからないけれど)
学びの場!これからも必要とされているロクサナさんの番組を支えていきたいと思います!
そして、私個人で中身のある番組を来年は、作りたいと思いますので、その時はどうぞよろしくお願いいたします! 工藤真樹

12月24日の「グローバルエコトークショウ」ゲストは若手人気のラジオパーソナリティ!

12月24日のEVEのナイジェリアからの放送には、新進気鋭若干24歳のラジオパーソナリティCaleb Essangさんの出演です。caleb3-2

彼は、ナイジェリアのラジオ/テレビのホスト、ライター、モチベーションスピーカー、メディア/コミュニケーションのスペシャリストです。
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カラバー大学でコンピュータサイエンスを学び、TV /ラジオのホストとしてCross-River Broadcasting Corporationに勤務しました。2009年から2015年まで、全国的にシンジケートされたラジオ番組「ランチ・アワー・ショー」(ロックハウス・メディアが主催)でホストを務め、カラバーの昼間のラジオで男性ホストとして少し人気を上げました

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有名人とのオンエアで円滑なやりとりから彼のショーは幸いなことにノミネートされています(最大のものはBBCのノミネートです)、いくつかの小さな賞を受賞しました。ナイジェリアでは、英国議会、MTNナイジェリア、ブラックベリー、パナドールエクストラ、エティサラートの各部門を含むナイジェリアの多国籍企業のためのキャンペーンをいくつか開催しています。

メディアへの情熱と地域社会の家族や隣人からの励ましによって、彼はラゴスに移り、スキルをさらに伸ばしました。彼は人気のあるラジオ局(クールfm)を使って約1年間簡単にスポットを確保し、全国的なコンテンツを開発し、パートで声優として働きました。

 Calebによると、彼はSWACIA FMYY連携ラジオチームと協力することは、彼の人生への価値に発展を加えることになると考えています。また、FMYYラジオチームの勉強に時間とエネルギーを費やすことを、メディアやコミュニケーション分野で限られた知識をアフリカや世界中のリスナ/オーディエンスのネットワークを拡大することができればと考えています。

Caleb Essang is a Nigerian radio/television host, writer, public/motivational speaker and a media/communications specialist. He studied Computer science in the University of Calabar, and proceeded to work in Cross-river Broadcasting Corporation as a TV/radio host. He has hosted the nationally syndicated radio game show, The Lunch hour Show (sponsored by Rock House Media), since 2009-2015, and has gained a little popularity as a male host on day time radio in Calabar.

He became noticed for his on-air smooth interactions with celebrities. His show has been luckily nominated (The biggest being BBC nomination) and has won several little awards. He has hosted several all-out campaigns for multi-nationals in Nigeria, including segments for British council, Mtn Nigeria, Black berry, Panadol extra, and Etisalat.

 Stirred by his passion for the media and with encouragement from family and neighbors in the community, he moved to Lagos to further brighten his less witted skills. He was privileged to briefly secure a spot with a popular radio station (cool fm) for about a year, developing nation-wide contents and serving as a part time voice over artist.

 According to Caleb, he says that working with the SWACIA FMYY collaboration radio team has added value and exposure to his life as an on-air personality. And he hopes to invest his time and energy in learning from the FMYY Radio team, and at the same time use his little knowledge in the media and communications field to assist in expanding the network of listeners/audience across Africa and the rest of the world.

神戸ビジョンひろめ隊♡12月の放送

12月のゲストは、歴史文化発見隊です。1612_%e6%ad%b4%e5%8f%b2%e6%96%87%e5%8c%96


歴史文化発見隊では、神戸市内の歴史、文化遺産の調査や まち歩きを通じて、地域資源の再発見や魅力を発信する活動に 取り組んでいます。
メンバーには、地域の歴史・文化に大変詳しい人から、 そうでなくても関心があるという人まで32人のメンバーで活動をしています。
4月から現在のメンバーで活動を開始しましたが、神戸開港150年を控え「開港」をコンセプトにした近代史に焦点を当てた活動を軸に取り組んでいます。
神戸港を、西は兵庫津周辺、東は三宮南部の新港地区付近をテーマの範囲と位置づけ、グループ内でのまち歩き
「開港西部ウォーク」
「開港東部ウォーク」を実施しました。
この結果をふまえ、神戸発展の礎となった「開港」について再認識していただくための企画を現在、検討しています。
また、これらの企画検討とあわせて、神戸にゆかりのある外国寺院や、連続ドラマ「べっぴんさん」関連など、いつも活発な議論を交わしています。

YYJournal12月「JICAの取り組む防災協力 (国際防災研修センターDRLCの活動を中心に)」

2016年12月24日今年最後のYYjournal1224_jica1

本日のゲストはJICA関西主任調査役の安田さんと小野さんです。
今回もCREWの宮本が聴講した兵庫県のボランティアカレッジをきっかけに、ご出演の運びとなりました。
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JICA(国際協力機構)ってどんなとこ?参加するにはどうすれば?
素朴な疑問に答えて頂きました。
海外支援だけでなく、兵庫県とJICAの共同で設立したDRLCに海外から研修員を迎え入れる活動も進めていて、FMYYも協力しています。
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防災先進国の日本、「なぜこんな危ないところに住んでいるのか?」
「なぜ危ないところなのに発展しているのか?」、その答えが「防災」。
母国に日本の知恵を持って帰りたいという気持ちがあるようです。
防災訓練や防災計画、発災後の行動、支援・受援方法といった一連
の防災活動や研究を「防災文化」と呼び、学んでもらっています。
JICAの海外支援は物造りだけでなく、そのメンテナンスを続ける地
元の人創りも続けてきたことが高く評価され、世界を取り巻く環境問題
等の課題解決も期待されています。
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こんなJICAに参加するには、やりたい気持ちだけがあればよく、2
ヶ月の語学トレーニングの後、生活保障付きで2年間派遣されます。
どうでしょう。 リポート:YYcrew 宮本健一郎

12月17日の「ワンコイン番組」の内容は「いろんなメディアについての視点」

img_0908 写真は左から田村遊、ミキサー高松純一、YYCrew優太郎、ヘビーリスナー静岡からのすまタローさん

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東京生まれ育ちの優太郎さんは2016年5月から初の神戸の生活。坂の町神戸にも関わらず、錨山の見える職場と加納町の平行移動の毎日。文字媒体が好きであった優太郎さんの職場は映像媒体。15622284_1174255412666362_6854338601156163172_n そこからみんなの話は、文字の持つ力、音の持つ力、映像の持つ力、そして情報の溢れる現代において、それを読み解く力についてと流れていきました。「情報を読み解く力」それはやはり、2011年3月11日の東日本大震災が大きな転機、きっかけであることを、それぞれの立場からの話の中で見えてきました。img_0910

「長田今昔ものがたり」第23話

第23話 西須磨のすだれ 2016年12月17日放送

「ゆかしさや、須磨のすだれの朧月(おぼろづき)」、「青簾(あおすだれ)、須磨は昔を悟りけり」、西神戸にあって須磨はなんとなく情緒があります。江戸時代より、「すだれ」が須磨の風物詩として粋に詠まれています。一の谷で有名な源平合戦のころは、山が海にせまり、通行できず、西国街道は遠回りをしていました。茅葺きの家が多い寒村で、江戸時代には、道が開け、この家々の前を「下にー、下にー」と、参勤交代の大名行列が通るようになりました。土下座して行列の通過を待つのですが、「簾」越しに行列を迎えることが住民の知恵でゆるされ、すだれの風習が残りました。

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第23話 須磨のすだれ(明治初期)須磨神戸市編入50周年発行「須磨」より