レゲエバンド「サボテン」のお二人をお迎えして(11月13日放送より)

今週の「より子のちょっと聞かせてもらいます」のコーナーには、くららベーカリーさんのご紹介で、レゲエバンド「サボテン」のリードボーカル・Amiさんとベース・徳田篤さんをゲストにお迎えしました。

初CD「BANAL GIRL」もリリースされたAmiさん。これからもっと精力的に活動していきたいという意気込みが感じられます。

Amiさんはこれまでソロで活動されていましたが、今年5月に行われた新開地音楽祭をきっかけに今のバンド「サボテン」が始動しました。
「バンドと、ソロ活動どちらいいですか?」という蔀(しとみ)さんの問いに、Amiさんは「それはもう、やっぱりバンドですね!」と声を明るくします。
「生の演奏で歌うというのは本当にいいですね。これからもバンドでやっていきたいと思っています」。

徳田さんから見てのAmiさんをお聞きすると、「一緒に演奏していて『Amiさんすごいな』と思うことも多いですね。たとえ僕が失敗しても、彼女は揺らぐことなく安定して歌ってくれて、彼女が僕らの目印みたいになってくれるんですよ」とリードボーカルの頼もしさを実感している様子です。

「生のレゲエ演奏にどんどん惹かれていっているので、あったかい人間らしい生演奏を目指しています」と言うAmiさん。激しいレゲエではなくて横ノリのゆったりした心地よいレゲエは、みなさんの心にもきっと響くはず。
ライブ活動は大阪を中心に、さまざまな音楽祭に出演されているそうです。あなたの街の音楽祭にも、ひょっこり現れてくれるかもしれません♪

ラジオで流れたAmiさんの曲をブログに載せられないのは残念ですが、
↓↓こちらで視聴していただけますので、ぜひチェックしてください!
音楽総合プロデュース会社Spring Board Music


写真には、トライアルウィークでくららベーカリーに来ていた長田中学校の岡部さん小林さんの姿も。二人は後半のコーナーで緊張気味ながら話をしてくれました。貴重な体験ができたでしょうか!? 学校に帰ってもがんばって欲しいです☆

または下の動画でも同じものをお聞きいただくことができます。

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ソフトボールチーム「徹一」のみなさんを迎えて(11月6日放送より)


今週の「より子のちょっと聞かせてもらいます」には、かつてないほどにぎやかな面々!ソフトボールチーム「徹一(てついち)」のみなさんをゲストにお迎えしました。
お越しいただいたのは、遊撃手(ショート)の岩岡さん、ムードメーカー(!)の高見さん、コーチの小西さんです。

「徹一」はNPO法人ウィズアスのみなさんが立ち上げた、老いも若きも女性も男性も健常者も障がい者もどんとこい!のソフトボールチーム。スポーツ好きのみんなで、わいわい、のびのび、(実は練習よりも飲み会メインで?)活動しています。

先日行った初めての試合では、22-12のぼろ負け。「でも、コーチのしがいがありますね」という蔀(しとみ)さんに、小西さんはしばし沈黙……。「やめたいんちゃうん!」なんて疑惑が早くも浮上です(笑)

設立のきっかけは高見さん。「福祉の枠で地域社会に参加できることないかな~と探しているときに、ちょうどソフトボール大会の案内がありまして。ウィズアス内に野球好きがたくさんいることは知っていたので、声をかけたら集まってくれたんです」。

こうしてできた「徹一」。これからどんなチームにしたいかという問いに、岩岡さんや高見さんは「地域の人達とやっていきたいので、いろんな人に参加して欲しいです」と地域への参加を意識しています。
「その前に、勝てるチームになりたいですね~」。やはりそこは勝負事。――と思いきや、「勝利の美酒に酔いたいじゃないですか!」と、あれ、やっぱりお酒の話?

勝つにはどうすればいいのかと問うと、小西さんは「打つことも大事やけど、走って欲しいなぁ」と、盗塁もねらって攻撃の幅を広げたいようです。しかし、どうやらまだサインもなし!の様子。ひとりひとり頭で考えて走れということですね☆

コーチと選手のテンションに若干の落差がある「徹一」ですが、その名の由来はコーチの小西徹さんの徹と、監督の山本聖一さんの一の字をくっつけたもの。「小西さんが抜けると『一(はじめ)』になってしまいますよ~」。……ということで、抜けられない小西さんなのでした***

お話しを聞くだけで、「徹一」の仲のよさと楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
『私も一緒に体を動かしたいわ!』『練習試合しましょう!』『応援にいきたい!』という皆々さま。NPO法人ウィズアス内「ウィング神戸」電話番号078-621-7707までご連絡ください!!

次の大会は来年の5月。練習を積んで、ぜひ一勝して欲しいと思います!

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「共同作業所くららベーカリー」のみなさんをお迎えして(10月30日放送より)


今週の「より子のちょっと聞かせてもらいます」には、「共同作業所くららベーカリー」からメンバーの山本さん、平山さん、福岡さん、スタッフの小原さん、代表の石倉さんをゲストにお迎えしました。

くららベーカリーは神戸市長田区にあり、障がい者メンバー5名とスタッフ2名で運営しているパン屋さん。FMわぃわぃのスタッフもよく、おいしいパンの差し入れをいただいています!!

今週お越しいただいたのは、実はみなさんに取材班が密着していたから!……というのも、くららさんは歳末たすけあい募金によって運営の一部をまかなっておられるそうで、募金の活躍を紹介する番組の取材だったのです。
みなさんも募金がどこで使われているのか、気になっていると思います。蔀(しとみ)さんも「まさか、こんな身近で使われているとはね!」とびっくりの様子。

くららベーカリーでは、山本さんはお店番・出張販売、平山さんはパンづくり、福岡さんは掃除・販売、小原さんは運搬やその他の補助をされているそうです。
仕事の分担は「自然とできた」と石倉さんは言います。
「福岡さんは工場の機械の掃除をするんですけれど、本当に自分が納得いくまで掃除をしてくれて、毎日機械が新品のようにぴかぴかなんです」。
「山本さんは電動車いすで体は不自由ですが口は達者なので、お客さんの相手や販売、近場へ車いすで配達もしています」。
「平山さんはくららベーカリー設立時に他のパン工場から引き抜いてきました」。
平山さんのパンづくり暦は長く、かなりのベテランのようですが……ご本人は「まだもうちょっとですねぇ」と言います。……道を極めるのに終わりはないのですね!

石倉さんは「これから、みんな行く行くは親元を離れなければいけないので、自分の住む地域で安心して生きていける力をつけていって欲しい」と語ります。
「くららを足がかりに、もっと色んなところに出て行って、生きがいが見つけられるといいですよね」という蔀さんの言葉にも、しみじみとうなずくみなさん。
これからも、おいしいパンを作って頑張っていただきたいです!応援しています!

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障がい者サークル「ガチャピンハウス」の天野さんをお迎えして(10月23日放送より)


今週の「より子のちょっと聞かせてもらいます」には、障がい者サークル「ガチャピンハウス」代表の天野和子さんをゲストにお迎えしました。
ガチャピンハウスは、障がいを持った人もそうでない人も一緒になって交流できる場を提供しています。
代表の天野さんは、JR鷹取駅のすぐ近くにある自宅の一階を定例会に開放しているそうです。

定例会では毎回、お昼ごはんを参加者で協力しながら作ります。
「今まで作ったのは、豚まん、パエリア、ピザなんかもありました。トッピングは自分たちでやりよ!とか、手でできんかったら口でスプーン持ってやりよ!と言ってね」。
それぞれができることをする。――そうやってできあがるご飯は、それはおいしいでしょうね!

こまごまと大変なことはあっても、もうやめようと思ったことは一度もないと天野さんは言います。「ちょっとしたことなんですけど、嬉しい発見があってね。たとえば身体と精神に障がいを持った方が、いつもは何かをやってもらっている側だったのだけど、ある日、布巾を持ち出して不自由な手でもテーブルを拭き始めてね。それはもう感動でしたよ。」

障がいを持っているからと家の中に閉じこもるのではなく、自ら参加していくという姿勢が、交流を通して生まれていくのかもしれません。

ガチャピンハウスの定例会は、月一回、第四土曜日の午前11時から午後3時まで、参加費500円(バーベキュー時1300円)でどなたでも参加することができます。
くちコミでのんびり広がっているガチャピンハウスの輪。男子学生のボランティアスタッフがいてくれれば……とは、天野さんのつぶやきですが、皆さんいかがでしょうか??

定例会のほかに、年に何回か資金集めもかねてフリーマーケットにも参加しています。
11月は太田中学校で行われる「子育て応援フリーマーケット」に出店し、美大出身のスタッフによる似顔絵コーナーなどが設けられるようです♪
詳しくはこちらのホームページをごらんください。

心のバリアフリーに繋がるガチャピンハウスのようなグループが、これからもっと増えていくといいですね。

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小学校の福祉授業へ招かれて(10月14日放送より)

先日、蔀(しとみ)さんはある小学校の福祉疑似体験の授業に招かれ、子どもたちとの交流に出かけました。
「まず子どもたちに目を瞑ってもらって『それが、目が見えないっていうことやで。そのままご飯食べたり服を着たりするの想像してみて』と言うと、『信じられへんわ、どうやってご飯なんか食べるん?』なんて反応してくれて。もう、私が普通に歩いていることすら不思議みたいでね、いろんな質問をくれました。」と蔀さん。

どうやって服を着るか、買い物はどうするのか……日常の素朴な疑問から、『目が見えなくなったとき、どういう気持ちでしたか?』という質問もありました。
「私は中途失明なんですけど、ある日突然見えなくなったこともあって、見えなくなってからもずっと『見えている』感覚ですごしていました。突然見えなくなったように突然見えるようになるかもという気持ちがあったんですよね……。」
蔀さんも、子供たちの質問から改めて当時をふり返ることができたようです。

終了後には、先生から「子どもたちはずっと楽しみにしていて、どんな人が来るのかとか、こんな話をして欲しい!とか言ってたんですよ。」という嬉しい言葉ももらいました。
福祉に対する関心も、だんだん広がってきているようです。
しかし同時に、「来年からカリキュラムが変わって、こういうふうに時間を取れるか分かりません」とも言われてしまいました。

「せっかくこうして根付いてきたのに、政策やらで断絶されてしまうなんてね。やっぱり一番大切なのは継続するってことで、時間が減ってもちょっとずつでも続けていってほしいんですよ。」蔀さんはそう言葉を強めます。

理科も算数も、子どもたちにとって大切な科目です。
しかしそれとは別に、福祉疑似体験などを通して人としての優しさや思いやりを養うのも、大切なことではないでしょうか。
「障がい持った人も決して特別な存在じゃなくて、同じ社会に一緒に生きてるんやって知ってもらって、困ったときに手を借りるとか貸すとかを自然にできたら、もっともっといい社会になると思うんですよ。」
子どもたちにとって、本当に大切な教育とは何なのか――。もっと現場を見て、再考される必要があるでしょう。

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