トップページ > 2008年5月22日

じゅうしん須磨寺みなさんをゲストに(5月20日放送から)

本日のゲストは小規模作業所じゅうしん須磨寺の(写真手前を左から)時本さん、平本さん、宮本さんです。じゅうしん作業所は重度の身体障がい者、知的障がい者の重複の方たちが利用されている作業所です。利用者である平本さんは、さをり織りをつくっています。縫製をボランティアさんがおこなって、ポーチやベストにして販売しています。

所長の時本さんによれば、利用者の方々は「医療が必要という境目なんですよね。お茶がちゃんと飲めてるか、他の器官に入ってないか、食事もやわらかいのですがもっと細かくしたりとか、食事のときが一番神経を使います」。コミュニケーションも「言葉はないですね、だから表情を見たりとか、前のときといまとは違う状態だとか」。

そんな時本さんのかかわって良かったと思うときは?
「そらもう、利用者さんの表情ですよね。職員さんたちとこれして良かったねと喜びをわかちあえたりとか。自分の子どもも障がいがありますけど、また違った障がいで。いろんな方がおられますけど、喜びっていうのは一緒ですよね。こっちもうれしくなったりとか。お茶が飲めたっていうのが、その人が飲んでくれたっていう・・・そんな気持ちがありますね」。

これからの作業所については「地域活動支援センターにしたい。作業所にきてお昼食べて帰るだけの生活ではなく、喜びのある生活にしたいと考えています。作業も、少し工賃・・・というほどではないですけど、達成感というか、お金に繋がることだけが達成感ではないですけれど、なにかしら達成感を感じられるようにしたい。お金頂くというのは認めてもらったということだと思うので」。

さをり織りは「かんたん」と話す織り暦4年のベテラン平本さん。「作品の値段は?」ベテランの口癖は「7万円」。高いと聞くと「10円」。「今日はえらいおとなしいな」とツッコミも。放送中も笑いが絶えない、じゅうしん須磨寺のみなさんでした。