「長田今昔ものがたり」第45話

第45話 長田・須磨の気象(閑話休題) 2017年5月20日放送

「しょぼしょぼ権現・降る長田・生田祭は降らんことなし・楠公さんのカンカン祭、と今も言い習わされている」と、須磨在住の井上さんは説明されます。いまでも「雨男」とか「雨女」と表現します。駒ヶ林の石油基地、ライジングサンと言っていた時代ですが、石油タンカー(油船)が入港すると必ず雨が降ったそうです。昔は漁師さんが天候はよく知っていました。小学校の遠足の前、明日の天気を聞くと「アーア、くもりやけど、雨は降らん」と教えてくれました。最近の須磨海岸の水位も気になります。海面や河川の上昇を心配して、気象台に聞いてみた、お話も加わっています。


45話 昔と変わらず自然が残っている、一の谷川の河口付近
晴天が続くと川の先端は海面まで届かず、砂浜に吸い込まれている。

第2回 街ブラ〜人と街とくらしを探る

今回は4/29に行われました「花水木まつり」の模様をお伝えしました。今年で13回目の花水木まつりは長田四大祭りの春のおまつりです。長田神社前商店街を中心に、長田区の婦人会など、地域のたくさんの方々の力が結集して大きなお祭りになりました。まず最初にハナミズキ寿司をご用意下さった、長田連合婦人会 代表 山下さんにインタビューしました。

境内には、お茶席がたくさんあり、それを囲むように屋台がたくさん出ていました。その中でネパールカレーのお店を出されていた サプコタ・ビベックさんにお話をお聞きしました。また、休憩所では、多くの来場者が灯ろう作りをされていて、お孫さんを連れて来られていた男性と、灯ろうの絵を描くお手伝いをされていた女子中学生にもインタビューしました。

社務所の前にあるステージでは、たくさんの出演者の方々がダンスや演奏・歌や踊りを披露され、お祭りムードを盛り上げて下さいました。その中で、毎年踊りで参加下さっています、池田婦人会 会長 岡本さんにお話を伺いました。

ところが、ここで突然の雷雨!長田神社は雨の神様だとか。残念なことにステージは途中で中止になってしまいました。でも、1時間ほどで雨が上がると、またお客様が来られてました。すごい人気です。

最後に、神社前 サンドール広場で、コグージーマザールを開催されていました、コグージーママネット代表 越前さんにもお話をお聞きすることができました。素敵な手作りのお店を年間4回開催されているそうです。震災後、復興に尽力してこられた方々が高齢化して、目線が高齢者向けになってきたと感じられたことから、母親目線でこの地域が住みやすい所だということを多くの方に知って欲しいと、自らこの活動に一歩踏み出されたそうです!

今回の取材では、たくさんの方から元気をもらいました。
これからも、街ブラは、輝く人・街を応援します。
次回もどうぞお楽しみに~!

「長田今昔ものがたり」第44話

第44話 北風家の貢献 2017年5月13日放送

開港150年です。明治維新前後のむつかしい時期を、兵庫津で懸命努力した北風荘右衛門にも触れておきましょう。この人の「よすが」は今、能福寺の境内に「顕彰碑」が残るだけです。「風果てぬ」という小説がありますが、カネボウが用地を取得した1894年に、荘右衛門は、北風家の財産一切を正直に整理し東京に転居します。幕府を救うため寄付、姫路城を救うため寄付、湊川神社や神戸駅のためには土地を寄贈しています。お茶の事業を始めたり、私立学校「明親館」を設立したりもします。神戸駅に「銅像」があっても良い人物のお話です。


44話 兵庫運河・兵庫港から神戸港方面(兵庫区役所提供)

毎週土曜日14時30分~15時「いまどきのメディアリテラシー」番外編第1回配信開始

5月13日土曜日14時半から30分までの30分間の新番組「いまどきのメディアリテラシー」

関西学院大学総合政策学部山中速人研究室ゼミ番外編として製作し配信します。


20世紀(1900年)に感覚的メディア=電気信号を使ったメディアが台頭しました。その後恐ろしい勢いで、メディアは成長し、いまやメディアなくして生活がないような状態になっています。しかしながら、果たしてわたしたちは、メディアをはたして使いこなせているのか?


1920年代、30年代メディアは恐ろしい力を発揮し、ナチ党のユダヤ人虐殺だけでなく、日本も『国』がメディアを使って人々を戦争へ戦争へと引きずり込み、それに反論を唱えることを許さない空気を作り上げたことは決して忘れてはならないことです。
その後人々がメディアを監視し、国のためにではなく、社会平和のために活用する装置であるという認識のために放送法も生まれました。なんだか日本国憲法の原理原則と同じような意味合いですね。


さてさて人間は、この1945年の大きな反省をするすると忘れるもののようです。1980年代にアメリカとイギリスで新自由主義の渦が起こり、規制緩和、経済が優先されるということから、メディアは商業路線に傾いてゆきます。様々な大きな力がメディアから発せられるようになり、それを危惧した研究者が「メディアリテラシー」=市民が情報を精査し、その真偽をよりわけ、批判的に読み解き、そしてまた自らからの発信も行う!ということを提唱しました。

今回は21世紀に入り、インターネットという想像もしなかった新たなメディアの出現とその増大していく力に対して、歴史を踏まえながら、再度メディアリテラシーの存在意義を考えていくための番組です。
**番組内参考図書は「娘とはなすメディアってなに?」改訂新版
山中速人著 現代企画室、FMわぃわぃをモデルにした架空のコミュニティラジオ局でのメディアについてのお話となっています。**

FMYY リスタート NewsLetter Vol.01 2017年春

2016年3月末をもって総務省の地上波免許をかえしたFMわぃわぃ。7月から番組制作を申し出る方々との覚書を交わし、みんなの「発信の場」コミュニティメディアとしての新たな場面となったインターネット世界への船出を行いました。

毎週土曜日12時から「だれでもが声を上げる場」としての「場の維持」としての番組「ワンコイン番組」からいろんな発信をしています。

6月17日には総会も開催いたします。
会員のみなさまには、お手元にこのニュースレターとタイムテーブルなどなどまもなく郵送予定です。まずはwebでの広報でお知らせいたします。
2017年度、FMわぃわぃはよりインターネットメディアの世界、「メディアとはなんぞや?」「なんのために存在するのか?」を探ってまいります。

ニュースレターのダウンロード ニュースレターVol.1(PDFファイル)

5月は憲法記念の月「憲法について考える番組」再放送

5月3日は憲法記念日でした。70年前に施行された憲法。国の根幹となる「人々が自分たちの生きる国の行く道を、人々の代理者たる政治家に指し示す最高権威の法」です。
それについてもう一度考えたいと2015年5月27日から6月2日まで「ももっちおばしゃんのラジオお昼便」で放送した~今戦争をどうしても止めたい!中田進さん(関西勤労者教育協会副会長)をゲストに戦争法案を読み解く!それを声にする5回シリーズ~を再度放送いたします。

2015年の新聞紙面です。新聞の報道もそれぞれの社会状況で変化していくようです。さて2017年の今!あなた自身はどんな風に考えるのか!FMわぃわぃはひとり一人が考え声を上げていくための「場」でありつづけるためインターネットメディアとなった今、再度この番組を配信いたします。

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。