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2019年2月16日ワンコイン番組 日台友好歴史探訪旅行記 その3

シリーズとなってしまいましたワンコイン番組の連続登場「宮本Crewがいく!日台友好歴史探訪旅行記」その3

日台友好歴史探訪旅行記3
■前回伝えられなかったことから、
欧米列強の侵攻に対抗するため、防衛ラインとして樺太から台湾を設定したことは、前回お話ししましたが、その後、清朝が琉球を日本の国土と認める事件が起こります。

1871年(明治4年)琉球の船が台湾に漂着し、54名が原住民に惨殺される事件が起きました。(牡丹社事件)
副島外務卿は、清に賠償を求めましたが、琉球は清にも日本にも朝貢をしていたので、清は「琉球人は日本人ではないし、台湾は野蛮人の住むところで清と関係ない」と応えました。
ならば、琉球人は日本人と考える西郷従道は、台湾に出兵しても文句はないだろうと、1874年(明治7年)台湾に出兵、イギリスの仲介により清朝は、「台湾出兵は義挙であり、日本人である琉球人が殺されたことは遺憾である」として賠償金50万両を支払いました。これで、琉球は日本となったのです。
西南戦争(明治10年)より前の出来事ですが、この時点で台湾は射程圏に入っていて、日清戦争で勝利した日本が1895年、台湾を得ました。
しかし、そんなことは露とも知らない台湾人は、抵抗します。当然ですね。
実際、当初の台湾統治に大変苦労します。現地部族の風習は、首刈りです。「話せば分かる」と、丸腰で現地に入植した日本人や漢人など、7千人が、被害に遭いました。また、マラリアなどの風土病、衛生面でも困難を極め、後藤新平が台湾長官となってからは、風土病対策、アヘン吸引習慣の暫時解消政策、上下水道の整備等を進めました。
これにより、次第に落ち着いてきた台湾に、八田與一は、1910年台湾総督府の技師となりました。
八田は、上司の浜野弥四郎が進める上下水道事業を通じて、多くのことを学びました。
浜野は、台湾水道の父と呼ばれ、東京や名古屋より先に水道を整備しました。浜野は日本に帰って、神戸市水道課長になって神戸市に水道を引きました。
昔のエリートは、本当に立派で、欧米で最先端の技術を学び、本土より先に台湾で実践しました。
彼らの一人、名前は忘れたのですが、フランスに留学して、あまりにも休まず勉強するのを心配した、大家のマダムが、「少しは休んだら?」と勧めたところ、「私が一日休むと、日本が一日遅れる」と言ったそうです。
今の日本にそんな気概のある人がいるでしょうか
そんなエリート像に加えて、八田與一は、当時、本土の日本人は1等国民、沖縄人は2等国民、台湾人は3等国民といった差別がありましたが、そのようなことにとらわれず、平等に接し、関東大震災で予算の確保が厳しくなったときに、日本人から先に辞めさせたこと。作業員が家族と共に、職務に安心して集中できるよう、社宅や、病院、学校、テニスコートを整備し、それこそ家族同様に接したことが、愛される原因としてあげられ、台湾の教科書にも掲載されています。

そして現代、八田與一像、首切り事件の真相です。八田與一像とお墓です。

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第21回 街ブラ~人と街とくらしを探る

今回は、1月13日㈰に神戸常盤アリーナにて行われました『第10回1.17震災祈念コンサート』での取材をお伝えします。

この震災祈念コンサートは、阪神淡路大震災を祈念して、そこで得た教訓や想いを歌を通じて共有するコンサートです。

このコンサートの仕掛人human noteリーダー 寺尾仁志さんにコンサート開催のきっかけとその想いをお話しいただきました。
また、出演団体 高羽小学校しあわせを運ぶ合唱団の臼井真さん・みんな元気っ子ジムの米田和正さん・兵庫県立長田高校音楽部部長の髙木洸陽さんにもお話を伺いました。

コンサートの主催者 神戸常盤アリーナの多々良和弘さんにお話をお聞きしました。
このコンサートには、特色とも言える、一般シンガーズの皆さんが100名余りご出演されていました。
その中で、毎年手話を披露してくれている小学生の姉妹にインタビューしました。また、一般シンガーズさんのコンサートに参加される想いを抜粋して朗読させていただきました。

震災を忘れないため、復興とは何かを考える場として、これからもずっと続いてほしいコンサートです。

これからも、街ブラは輝く人・街を応援します!

エンディングテーマ曲は「Touch the Rainbow」、演奏は Bloom Works でした。

2019年2月9日ワンコイン番組 今週も続きます!台湾友好歴史旅行記その2

本日のワンコイン番組の参加者、写真左から蔀より子さん、宮本Crew(台湾のお話)、朴明子さん、ミキサーは名古屋から月一の登場、上澤Crewでした。

日台友好歴史探訪旅行記2
■前回放送の反響
うれしいことに、前回の放送について、リスナーからご指摘を頂いております。
○台湾新幹線にグリーン車はある。2年前に乗った
こちらについては、グリーン車の確認をしました。商用というビジネスシート扱い
ですね。1400円足して、ゆったり移動、ドリンク、お菓子、おしぼり付きです。
また、各駅停車と駅を通過する快速もありました。
そのほか経営は台湾高速鉄道という民間会社で、国鉄は台湾鉄道といって、
ローカル線を運営しています。
それと、台南駅構内と嘉義駅構内の写真ですが、全く一緒でしょ。

○台湾に豚年はある
中国では猪は豚を指すようです。諸説ありますが、日本では豚になじみがなかったので、よく似た猪としたと言われています。
なので、空港では日本人観光客に気を遣って、猪にしていたのかもしれません。
それか、日本統治時代の方がなじみがあるからかもしれませんね。
しかし、日本、台湾、中国、韓国とも同じ漢字で、
「鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪」となります。
これが、チベットやタイ、ベラルーシではウサギが猫に、ベトナムでは更に牛が水牛になります。モンゴルの一部では、虎が豹になります。

リスナーから反応があることはとってもうれしくて、励みになりますね。

そのほか、伝えきれなかったのですが、土木屋なので河川法について補足します。
○河川法の変遷(9のつく年)
明治29年:旧河川法:治水と船運
昭和39年:新河川法:利水
平成9年:環境
平成29年:水防法とセットで激甚化する災害に対する情報提供等の防災支
援、や県市に代わって国が災害復旧工事等を代行する。後で県市は金を払う。
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2019年2月2日「ワンコイン番組」トピックは掃除と台湾!

2月2日のワンコイン番組の参加者は、写真左から今ちゃんこと今井正crew、宮本健一郎crew、タロウこと佃由晃crew、ミキサーとスイッチャーは金千秋でお送りしました。

●今ちゃんのお話:お掃除のお話

●宮本crew「日台友好歴史探訪旅行記」

【日台友好歴史探訪旅行記1/3】

★台湾
面積は九州を一回り小さくした程度で36千平方キロ
人口は24百万人
首都は台北市だが隣の新北市が4百万人の最大都市
台湾は「フォロモサ=美しい島」とポルトガル人に言われたのが、国際的に認識された始まり。台湾とは現地語で来訪者を意味し、大航海時代ポルトガル人たちが「ここは何という国か?」と聞いたとき、現地人が「おまえら来訪者」と言い返した音が、国名となっている。(正確には諸説があり、不明)
日本がJAPANと呼ばれるのも、西洋人の勝手な解釈なのと似ている。
この現地人とは、漢民族ではなくて原住民。当時(大航海時代)、台湾島には50の部族、50の言語があり、国としてはまとまっていなかった。そして部族間の言葉が通じない。
原住民の一つ高砂族(日本人がつけた名前)が、3代将軍徳川家光に拝謁したという記録がある。
ちなみにDNA調査によると、台湾人の8割は南方系アジア人。そこに、福建省漢人やポルトガル人、次にオランダ人がやってきた。
この辺が台湾の歴史の鍵!!
中国の台湾認識は、今に至るまでコロコロ変化。

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2019年1月26日ゆうかりに乾杯!

2019年1月26日 FMYYの番組「第141回ゆうかりに乾杯」のゲストは、神戸常盤大学 保健科学部 看護学科准教授 黒野利佐子さんでした。

黒野さんは、子どもの頃から英語に大変興味を持っていたこと、そして自立したかったことから短大で看護の勉強をし、神戸海星病院で勤務されました。
英語を上達したいという思いが強く、3年で病院を辞めて9か月間イギリス語学留学をし、その後ヨーロッパ各国をバックパーカーとして3か月間旅行されました。
帰国後は神戸海星病院に戻ったが、6年後看護師としての資格を取得するためアメリカのテキサス大学オースティン校に留学し、看護学修士の学位を取得し、帰国後は京都の短大で教えた後、神戸常盤大学に移り、今年3月で13年間務められています。
黒野さんは、以上のように東欧を含むヨーロッパ各国、そしてアメリカ留学経験などから国際感覚のとても豊かな方で、アメリアの保険制度、医療制度の問題だけでなく、政治経済にも興味を持って留学生活を過ごされ、アメリカの華やかさの陰に隠されている問題にも強い関心をもって生活をされてきました。
そのような体験からお伺いした内容は、我が国も同様の課題を抱えており、大変有意義なお話を伺うことが出来ました。

この番組はFMYYのyoutubeLiveで配信されました。
文書化した放送概要は「ゆうかりに乾杯!」の下記URLでご覧いただけます。
http://yukari-ni-kanpai.sakura.ne.jp/
ゆうかり放送委員会 49陽会 佃 由晃