「南の風(沖縄・奄美)」カテゴリーアーカイブ

4月の「南の風~奄美編」今回は沖縄唄者の生演奏♪

4月17日月曜日から金曜日まで5時~6時の「南の風~奄美編」
いつものように大橋愛由等さんが担当です。


今回は4月29日土曜日の長田神社での「花水木まつり」に出演の沖縄民俗音楽グループ「H2Y」の山口耕平さんにご出演いただきました。



最初は今は初夏のよそおいの奄美について、また奄美でのサトウキビや稲作について、沖縄本島との微妙な違いについて二人の話は続きます。

山口さんの持参くださった三線。蛇の皮が美しい!海流に連なって分あkの伝承のお話。それは沖縄本島はじめ、すべての島々でのそばの出汁に昆布が使われること。北海道から富山⇔山口⇔瀬戸内海を巡って大阪へ、そして沖縄にも運ばれたこと。それは中国貿易の流れがあったからこそであり、日本は古い古い古の時代から、朝鮮半島・台湾・中国と深い繋がりがあったことに想いは至るのでした。


さてこの日の山口さん一曲の生演奏は「島酒の唄」1番から3番までそれぞれの島の言葉で歌われました。

今月の「南の風~奄美編」は〈2017年奄美ふゆ旅〉の話のつづきです。

「南の風~奄美編」3月18日土曜日5時~6時
2017年3月の放送今月の番組特集は〈2017年奄美ふゆ旅〉の話のつづきです。


毎年冬に旅している奄美群島(鹿児島の南、沖縄の北)。
いつも4日間の旅程ですが、一日ごとに違う島をめぐるというあわただしさ。
前回まず最初に訪れた沖永良部島のことをしゃべりました(22年間奄美に通っていますがはじめて実見する民俗祭祀「墓正月」についてを中心に語ったのです)。
今回は徳之島のことを語ります。
徳之島といえば、泉重千代さんや本郷かまとさんといった世界最高齢の人たちを輩出した長寿の島。
かつ、2008~12年の市区町村別の合計特殊出生率で、徳之島の三町(徳之島町、天城町、伊仙町)が全国ランキングで10位の中に入るという子宝に恵まれた島なのです(伊仙町が全国第一位。合計特殊出生率は2.81)。

沖永良部島から徳之島へは、船で移動します。
隣り合った島なのでたった二時間の旅なのですが、いつもこの移動を心から楽しみにしています。
もともと1969年にはじめて沖縄へ旅行した時も神戸・中突堤から船出した経験があり、南に向かう旅は船で移動するものだという第一印象が根づいています。
数年前も飛行機が突然点検することになって欠航となり、鹿児島から船に乗って奄美群島に向かい、船内で知り合った未知の人と酒盛りをしていたこともあります。船の旅は出会いの機会でもあるのです。
後日談ですが、今回わたしが船に乗り込んでいたことを何人かの知人に見られていて、船はいわば奄美群島村の乗り合いバスのような人と人の距離の短さがあります。
さて、徳之島に着くと、写真のように句会を始めます。

わたしは詩と俳句を書いています。
奄美と俳句についてはまたの機会で詳しく述べますが、俳句は島の人たちが、奄美の自然の中で暮らし、季節の移ろいを感受して、それを文芸に表現するのですから、シマンチュの生の息吹がよく表現されていて、わたしには刺激的なのです。句の合評だけではなく、句の背景である島の習俗や歴史についても話し合う機会ともなり、聴いているだけでも楽しいひとときです。
旅の三日目。徳之島から奄美大島に今度は飛行機で移動します。ところが、わたしを島内で先導してくれた人が「島時間」(=ゆったりとこだわりのない時間感覚で行動すること)で動いていたために、飛行機に遅刻。さいわい一日二便あるので、夕方の出発まで、もういちど島内をめぐろうということになり、それでは徳之島町母間(ぼま)集落にあるカトリック教会に行きましょう、ということになったのです。書き始めると、長くなるので番組を聴いてもらいたいのですが、奄美群島のキリスト教信者の人口比は4%。全国平均が1%ですから、4倍の数値となります。しかも奄美大島、徳之島は、プロテスタントよりカトリックの信者が多いという特徴があります。ついでにいうと、わたしが通った西宮市の私立小学校は、コンベンツァル・フランシスコ修道会が運営していまして、たまたま奄美大島を宣教している修道会でもあったので、こうしたカトリック縁でも奄美に親しみを感じていたのです。
さてこのように飛行機に遅刻しても、くじけずに旅を続けます。このくじけないありよう(奄美大島では「ストゴレ(スットゴレ)精神」といいます)こそが、シマンチュの本質の心意気のひとつでもあるのです。

今月の南の風~奄美編 大橋愛由等さんの22年間毎年の奄美諸島訪問の記

「南の風」2017年2月の放送
2月18日土曜日5時からの「南の風~奄美編」は大橋愛由等(フランス革命の旗印!愛と自由と平等から名づけられたそうです)さんの担当。22年間毎年通っていらっしゃる奄美諸島訪問の報告です。
2月は、阪神淡路大震災の翌年(1996年)から毎年つづけている〈奄美ふゆ旅〉の様子を紹介しています。
この旅は、ちょうど1.17の前後に設定しているのです。すなわち、私・大橋愛由等にとって、再生=蘇りの意味を持ちます(毎年1.17がくるたびに震災の追体験をして仮死のシンパシーに陥り、奄美に旅に出ることで、蘇生するイニシエーションを繰り返す、ということ)。

22回目の〈奄美ふゆ旅〉は、ここ数年定番のコースになっている沖永良部島、徳之島、奄美大島(いずれも奄美群島)の三島を訪れました(1月16日~19日)。2月の放送では、沖永良部島のことを中心に語っています。
とくに強調したかったのは、沖永良部島の「墓正月」の民俗行事を実見したことてです。これは、毎年きまって一月一六日に行われる祭祀で、わたしが見学したのは、沖永良部島のいくつかある集落のなかでも、「墓正月」の習俗が濃厚に残っている瀬利覚(じっきょ)集落にある朝戸家の墓所でした。

本土の墓と違うのは、墓所のスペースが広いこと、そして低い壁に囲まれて独立性が高いことです。墓石の形状そのものは本土と同じで、沖縄の亀甲墓は奄美には入ってきていません。墓所のスペースが広いのは、一族が寄り集まって飲食をするためであり、この日のために本土に働きに出ている家族が還ってくることもあるのです。

「墓正月」というのは、正月に先祖を家に迎えて、正月を共にすごし、そして一月一六日に家から墓に帰すための祭祀であると位置づけられています。瀬利覚を含めて、この「墓正月」の際に、特別の呪謡や唱え言葉はありません。きわめて私的な領域の家族祭祀です。

わたしが訪れた朝戸家の墓所にも夕刻になると、親族が集まってきて、にぎやかな宴会が始まろうとしていました。ちょうどその時、鹿児島県文化財課の調査チームも「墓正月」の調査に入っていて、旧知の小川学夫氏(奄美歌謡研究者)と出会い、奄美の文化について意見を交わしたのです。

この「墓正月」に関してもうひとつの視点を紹介しておきましょう。それは民俗・歴史研究者の先田光演氏(沖永良部島在住)の識見です。それによると「墓正月」はあくまでも個人祭祀であるので、集落(シマ)や島全体に敷衍することはない。沖永良部島にはかつて豊潤に集落単位の共同祭祀があったのですが、他の奄美群島の島とくらべて極端に減ってしまったのです(同じ北山文化圏である与論島には〈島建て〉とかかわるシニグ祭が継承されている)。そこで去年に行われた「世之主六百年祭」のように島全体を包括した祭祀をあらたに創出してもいいのではないかと語っています。(世之主とは沖永良部島を統治していた北山王国系の支配者で沖縄本島を統一した中山勢力が軍船をひきいて沖永良部島にやってきた一四一六年に自害。その年からちょうど六百年にあたる去年、いくつかの記念行事が行われました。)
使われる音源は、FMYYレーベル、ジャバラレーベル、そして大橋さん自ら収録された楽曲が流れます。

2017年1月から「南の風~奄美編」毎月第3土曜日5時~6時に放送します。



「南の風」2017年1月の放送
2017年 奄美の観光に注目 3月、関西空港と奄美大島間にLCC就航

2017年「南の風」の番組がスタートしました!!

去年一年間、奄美でなにが起こったのかをお知らせし、かつ、今年奄美と神戸(関西)の関係でどのような話題があるのかを語りました。

明るい話題をひとつ紹介しましょう。
いよいよ3月26日(日)に、関西空港からLCC(格安航空会社)のひとつ「バニラ・エア」が関西空港と奄美大島間の路線を新設するということです(一日一往復)。
すでに同航空会社は成田航空と奄美大島間の路線を定期運航しており、その安さから、新たな需要を開拓して、いままで奄美に関係してこなかった本土(ヤマト)の観光客を呼び寄せる効果を発揮しています。
「ガジュマルの大木 ケンムン、キイムンといった妖怪が棲むと信じられている」

奄美にかぎらず観光とは、多くの人材を雇用する労働集約型の産業なのです。宿泊施設ひとつとっても、その施設の従業員の雇用創出をはじめとして、ホテルへの備品や食材を運ぶさまざまな業者が必要ですし、観光客を運ぶ運輸従事者の仕事も増える。

奄美の基幹産業は農業ですが、就農者の高齢化と減少による外国人労働者への依存、市場原理による価格の変動などの問題を抱えています。
またかつては奄美経済を支えていた大島紬も昔日の勢いはありません。奄美の将来を考える時、なにか新しい産業が必要との認識は共有されていて、期待される産業のひとつが観光であるのは深く認識されていました。しかし現状は本土(ヤマト)からすると奄美より遠い沖縄のほうが安く旅行ができるという航空運賃の逆転現象が起きているため(つまり奄美への航空運賃が高い)、奄美観光はふるわなかったのです。

奄美の観光資源は潤沢です。今年、奄美群島は国立公園に指定される予定のほか、沖縄本島北部を含めて世界自然遺産に登録されることが有力視されています。

奄美は今年変わろうとしています。少しでも多くの観光客が入島することで、リピーターが生まれ、IターンやUターンする人も増えてくるかもしれません。かつ、観光がさかんになることで、いままでの着飾らない奄美であったのが、観光というまなざしにさらされる「見られる奄美」を内にかかえることになる。その「もうひとつの奄美」をどのようにシマンチュが受け入れ、かつ活用していくかが、課題のひとつになるのかもしれません(奄美内部では観光が盛んになることで、奄美の魅力を奄美自ら発信していく必要性をとなえる人たちも出てきている)。

奄美の魅力はなんといっても、“ひと”の魅力です。豊かな自然という観光地という“もの”を通して、この“ひと”の魅力に接してほしいものです。

12月から「南の風~奄美編」は毎月の第3土曜日5時~6時です!

12月17日土曜日5時~6時「南の風~奄美編」担当:大橋愛由等
この日の放送は、第412回「FMわぃわぃのこと、そして長田のこと」
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番組内で流れる音楽は、ジャバラレコード!の楽曲。
ジャバラレーコード社長森田純一さんとの長いお付き合いの中で、FMYYのインターネット放送においては、ジャバラレコードの楽曲を放送することを許可いただきました。
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今回は、中孝介さん、山下聖子さん、前山真吾さんのアルバムから放送いたします。
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また、長田在住の安水稔和さんの「神戸 坂の街」から神戸のラビリンスのような坂の街の魅力、金里博さんの「永遠の綴路」から中国、朝鮮半島、日本とそれぞれの文化の中で育まれる言葉の定型詩、図書出版まろうど社を主宰されている大橋さんらしい「言葉の妙味」のお話。
この後の北海道二風谷からの日本の先住民族アイヌの番組と合わせ、多様な人々が共に暮らすことで生まれる地域の豊かさを実感できる番組となっております。ぜひこれからの第3土曜日5時からの「南の風~奄美編」をお楽しみくださるようお願い申し上げます。

5月16日月曜日12時からの1コイン

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5月16日の1コイン番組の音声です。
下のバーをクリックすると音声が流れます。


本日の1コインの参加者は、大橋愛由等さん。
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奄美で収録した音声とFMわぃわぃの沖縄・奄美のCDレーベル
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内容の濃い番組です。
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20万のSilentリスナーの愛番組「南の風」奄美編

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2016年2月22日月曜日奄美と沖縄の音楽と文化「南の風」
本日は1996年から奄美にこだわって放送されてきた大橋愛由等さんの担当です。
毎年1月にこの10年あまり、沖永良部・徳之島・奄美を訪問されてきたその時間の流れの中での変わってきたこと、変わらないことなどなど音楽を挟みながら話されました。
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今年はびっくりするような大寒波が奄美を襲いました。雪が降ったのだそうです。そのため神戸から鹿児島への飛行も大幅に遅れ、また乱気流の天候のため沖永良部→徳之島のフェリーも欠航。都会の電車の遅れとは違う島々の交通が天候に如何に左右されるかというお話を聞きました。
再放送は今週の金曜日2時からです。ぜひお聴き下さい。

初春の唄声はFMわぃわぃらしく「南の風」沖縄篇

2016年Pro3グループ 年始のあいさつ
2016年Pro3グループ
年始のあいさつ

2016年初春の番組「南の風」沖縄篇

本日は永江俊昭さんの唄声が流れています~~~♪♪

毎週月曜日13時からは「南の風」の沖縄と奄美の番組。本日は沖縄篇。 担当は陶芸家でかつ唄者でもある永江俊昭さん
毎週月曜日13時からは「南の風」の沖縄と奄美の番組。本日は沖縄篇。
担当は陶芸家でかつ唄者でもある永江俊昭さん

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