「YY音源ライブラリ」カテゴリーアーカイブ

多文化多言語 まちはイキイキきらめき講座 第1回放送

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外国人と呼ばれる人たちと共に過ごす職場、学校、町内会での日常。
一緒に過ごす時間の中で相手に直接聞けないこともあるから
なんとなくコミュニケーションが手探り状態・・・。
そんな日常がほんの少しでも変わるヒントになるような
NGO・NPOの専門家のお話を聞いてみませんか?

5回連続講座の第1回目の放送は、2016年11月19日土曜日14時~15時。(11月から2017年3月まで5回にわたり毎月の第3土曜日14時~15時に放送予定)
第1回は「地域の多文化を掘り返す」と題して
特定非営利活動法人たかとりコミュニティセンターの専務理事 日比野純一さんのお話。
司会進行はFMYYの金千秋です。

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お話は1枚の写真から始まりました。1995年の2月14日あの「満月の夕」が生まれることとなった駒栄公園のテント村(現在はアグロガーデン)で「ソウル・フラワー・ユニオン(のちにモノノケ・サミットとして被災地を歌の行脚をしたロックグループ)の到着を待つまさにその日の写真です。skmbt_c20316111818471

まちの復興とは、そこにある多様な人々と共に、顔を顔を突き合わせ、それぞれの人生を語り合いながら、一つ一つ、一人ひとり自分らしい人生を送れるまちをみんなで創っていくこと。

そんな中でいち早く、地域の丸五市場のみなさんと共に始めた多様で多文化な取り組み。290-001481-1-00001 290-002003-4-00001 290-002003-2-00001290-001481-1-00003

野田北部まちづくり協議会と共に神戸で最初に創った多言語でのごみ出しのルール看板。まちで共に住むためには、すべての人々に「住みやすいまちづくり」のために情報が届くよう目を見張り、耳をそばたて、自分とは違う状況にある人への気配り、目配り、努力が必要!と地域の人が感じて初めて可能となった看板です。290-002030-9-00001

「長田今昔ものがたり」第18話

第18話 五輪の塔(鎌倉時代) 2016年11月12日放送

須磨にお住まいの井上勇さん、長い間、社寺の建築のお仕事をされていました。五輪の塔にも、くわしいのです。平安中期ころより日本各地に大型五輪塔が建立されはじめ、現存され現在に至っています。大がかりな石塔であり、庶民の及ぶところではなく、時の治権者か豪族が建立したのではないでしょうか。写真は中世・最大の塔で、鎌倉時代のもの。前に紹介した「敦盛塚」など、平家一門の塔も多い。高野山にゆけば、多くの五輪の塔をみることができる。神戸には4基残っています(全国では50基ほど)。

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18話 石清水八幡宮・神応寺

11月12日土曜日のワンコイン番組には韓国語が飛び交いました。

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番組リポート、神戸学院大学 経済学部経済学科3年松井夕華

今回は風邪で声が出なかったため、番組リポーターとして参加させて頂きました。

今回はわぃわぃクルーの宮本さんをはじめ、滝澤さん、厳さん、JICA職員の小野さん、安田さんという国籍やお仕事もそれぞれ違う5人の方がお越しくださいました。

ラジオではJICAでの事業内容についての話から始まり、甲南大学の講師であった滝澤さんや日本に留学生としてやってきていた厳さんの震災当時のお話、日本と他国での擬音語や宗教感覚に対する違い、異国の地で聞く故郷の「音」の安堵感、他国の言葉に興味を持つきっかけ、と話が進んでいきました。また、日本と他の国での災害に対する意識の違いなども、実際に行った経験からお話をしていただきました。

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私自身、JICAという機構名は耳にしたことがありましたが、実際にどのような活動を行っているのかを知りませんでした。その為、今回のお話を聞き、活動の内容を聞くことができて、とても興味深いなと感じました。

日本の「災害文化」がどのように生かされているかのお話では、日本人と海外の方の意識の持ち方の違いを聞くことができました。「過ぎた事は深く考えない」というのは一見ポジティブではありますが、天災、災害について考えたとき、災害多発国日本においての災害文化的な思考、自然災害を止めることはできない、しかしながらその天災が「起きること」、そのダメージをいかに最小限で食い止めるかの「減災」を行う事が大事だとおっしゃっていました。

そのためにこそ「災害文化」の日本としては、次に備えるために「伝えていく事」が重要であるのをJICAに来て知った、と兵庫県職員として現在はJICA兵庫で働いている安田さんが言われていたのを聞いて、海外の方と自分たちの意識の違いに驚くと同時に、国内だけでなく海外でも阪神大震災での教訓が生かされている事はすごい事だな、と感じました。

11月第1土曜日の1コイン番組は、やっぱりいろいろ繋がりました。

11月5日の1コイン番組。いつもながらに多彩なメンバーが参集。


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新長田勤労市民センター(東急プラザ3階)での金斗鉉氏の李朝展が開催。李朝朝鮮の伝統的な画風の絵本イラストレーターとしても著名な著名な画家 金斗鉉さんの展示会が5日土曜日から13日日曜日まで開催。

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5日土曜日は同じく新長田の一般社団法人神戸コリア教育文化センターでの記念講演とライブ。その出演者のだるま森さんとえりこさんがまるで疾風のようにやってきて、そして六甲おろしのように去っていきました。

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ということでお話は今ちゃんの「風」について!風はもちろん空気の流れ、そこからいろんなことが見えてくるのです。公害から灘の五郷につながるとは。。。

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そして自然環境に生きる人間はその風や雨や雲、様々な自然の驚異と闘います。でも闘うだけ???FMYYのCrewの宮本さんや上澤君のそれぞれの沿岸地域で生きること、気象にどう対処するのか、そして地震に見舞われた地域にも行ってみること、そこからわかることなどなど。

最後は人と未来防災センターのこれからを担う本塚研究員より、熊本でのお話、どういう事を伝えるのかいろんなお話が飛び出てきました。

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鉄人広場の28号もREPAINT完了!ご覧においでください。そして李朝展の金斗鉉氏の描いた長田風景もご堪能いただき、実際にその絵の現地にお立ち下さいませ。秋の長田の多文化多様性をご堪能ください!

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「長田今昔ものがたり」第17話

第17話 尊氏さんの本陣 2016年11月5日放送

神戸の人は、足利尊氏と言ってもピンときません。湊川神社にまつられている楠公(なんこう)さんの方が、瓦せんべいと共に有名です。1月9日に柳原のえべっさんに行くとき、大黒さんをまつる福海寺があります。ここは足利尊氏が九死に一生を得たところ、大切にしたそうです。新田義貞・楠木正成軍との戦いでは、東尻池の宝満寺が尊氏の本陣になっています。長田神社をふくめ、こちらの人は駒ヶ林の浜から上陸した尊氏を応援しました。太平記では、苅藻川、尻池、蓮池など知った地名が登場します。歴史をみつめなおすことも、大切と思います。

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17話 苅藻川(新湊川)

「長田今昔ものがたり」第16話

第16話 一遍上人の来訪 2016年10月29日放送

時宗を起こした一遍上人は、布教行脚の途中、1289年8月に兵庫の観音堂で亡くなります。1266年あたりのころと思われます。臨済宗の法燈国師が、東尻池にある宝満寺に滞在し、一遍さんが教えを乞い、和歌を見てもらった逸話が有名です。「となふれば 仏もわれもなかりけり 南無阿弥陀仏の声ばかりして」。徹底してないぞ(未徹在)と不採用でした。もう一度詠みます。「となふれば 仏もわれもなかりけり 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」。真髄は放送でお聞きください。

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16話 和田岬にある壁画、一遍上人