「らの会わぃわぃbyネットワークながた」カテゴリーアーカイブ

2020年3月28日らの会わぃわぃbyネットワーク長田 障害福祉サービス等事業所における新型コロナウイルス感染症への対応等。

今回はコロナ対策に関して、ネットワーク長田の代表である石倉さんに様々お聞きしました。参加者は石倉泰三さんとFMYY金千秋。

現在のコロナウィルス感染症対策、障害者事業所の方々の場合、指導官庁である国はどのような指導をしているのか?どのような補償などを考えているのか?ネットワーク長田の石倉さんに3月21日収録時間での現場の感覚(受信側)をお聞きしました。
石倉さんのお話では、「社会福祉施設等における新型コロナウイルスへの対応について(令和2年3月11日現在)」という厚労省から各事業所に送られてきた伝達内容は、私自身が検索していろいろ調べた内容と同じように、どれも以前に送付した予防措置をよく読んで、各事業所が判断して対応してください。と事業所にゆだねるものばかりである。。。というのが、私たちの結論となりました。
責任を持って、それぞれの事業所の事例に沿った、いろんな対策やそれに合わせた補償対応についての伝達は、現時点ではない!ということが結論です。

社会不安を鎮静化させる一番の手法としては、社会的に弱いとされるところに、いち早くより手厚い対策を示すことだと私は考えます。これはこれまでのたくさんの被災地での情報を見れば誰しもわかることであり、FMYYが生まれたのはそこが原点です。
強い人が強い言葉で、圧力をかけても社会の不安感は収まりません。
まるで「福島原発事故」の時や今までの数多くのいろんな災害時に、人々の間に沸き起こったような社会不安の渦が、情報過多の時代だからこそ、あちこちで巻き起こっています。
私たち一人ひとりにできること、それは情報を精査し、そこから正しいと信じるに足るものを選び取るその知恵を家具汲むことです。

出典:一般財団法人自治体国際化協会「新型コロナウイルス感染症について」多言語テンプレート http://www.clair.or.jp/j/multiculture/tool_library/tools/114526.html

今手洗いが予防の第一義だと広報されています。
ところが食品を扱うことの多い事業所では、すでに日常的に、石鹸での手洗い、使い捨てのぺーパーでの手拭き、あるいはハンドドライヤーで乾かす、またエタノール消毒や使い捨て手袋、マスク、キャップなどあたりまえに常備され、それぞれに習慣化されているそうです。。
特に事業所の通所のみなさんは、ルーティンは一度覚えこんだら曲げることはない!という律儀さがあるのは、理解の範疇です。
ですから、日常的にたくさんのストックがあり、○○がない!と大騒ぎして走り回ることもないのだそうです。なんていう素晴らしさでしょう。目からうろこのお話を反対に教えていただきました。
むしろ監督官庁の方が、もし休業した場合はいかにするか??という対応マニュアルがなかった~~という国側の危機管理上の想像力・準備のなさが如実になったといえるでしょう。
こういう時こそ、ひとり一人は情報の渦に飲み込まれることなく、1995年の阪神・淡路大震災の時に確かにあった、人が人を思いやる、「泣いている人に寄り添う」その自助・共助を盛り返したい、魔女狩りのような誰かを火あぶりにする~~ような噂が噂を倍増することのないようにしたい!と話し合いました。

 


2020/04/07追記:文中の画像(ちらし)は、一般財団法人自治体国際化協会が多文化共生ツールライブラリー内で公開中の「新型コロナウイルス感染症について」 多言語テンプレートから入手できます。
以下からご参照ください。

「新型コロナウイルス感染症について」 多言語テンプレートhttp://www.clair.or.jp/j/multiculture/tool_library/tools/114526.html

2020年2月22日「らの会わぃわぃbyネットワークながた」排除する気持ちって?!

今回も石倉泰三さんと金千秋でお送りしました。

YouTubeのクロマキーの端っこがちょっと切れて、FMYYのスタジオのドアが見えているのはご愛敬♬
泰三さんが21日から10年前から支援しているカンボジアに行かれるので、早めの収録となりました。
カンボジアで見聞きしたもの、都会から出たごみは、遠く離れた田舎に捨てられ、そしてそこで生活している人々がいること。
ごみは灼熱の熱帯の暑さで、ぶすぶすと熱をもち、火事になることもあるそうです。
貧しさの中で障害を持つ者は捨ておかれている。。。。そんなカンボジアの中で地域の子どもたちのための学校作り=スラロニュプロジェクトが始まり、それが10年を迎える2020年。
世界と神戸・長田をつなぐ活動が続けられています。
まちの中にある問題、生活の中でごみが出るのはあたり前のこと、それを格差の中で、弱い、貧しいものの方に押し付ける。見えないようにして、快適な暮らしを続ける。
その排除する気持ちは、日本の部落問題や障害者問題や外国人問題、いろんな問題の根本にあるという話となりました。
一方泰三さんと阪神・淡路大震災で繋がった山田洋二監督。その映画が伝えたいものとネットワーク長田が地域で行っていることがリンクするからこその長いお付き合いになっているということも分かりました。
ゆっくりと、ゆったりと二人の「気づき」をお聞きください。

2019年12月28日「らの会わぃわぃbyネットワーク長田」震災25年を迎える今、次世代に伝えたいこと。

今日はネットワーク長田の代表と副代表に来ていただき、1年の総ざらえとして、これからの時代の人々に伝えたいことを話していただきました。

石倉悦子さんは、12月12日に開催された『神港橘高校キャリア教育 地域からぶ学! 地域課題の解決を目指せ「橘タウンミーティング」』ここでの出会いの話をされました。
FMYYも毎年およびいただき、CODEと合わせて、やはり神戸の高校にとって、阪神・淡路大震災ということは、大きなキーワードなんだと再確認します。
今年はいろんな話をする人の中に、神港橘高校の3年生がいたり、甲南大学の大学生がいたりとしたことは、非常に大きなことであると思いました。
また石倉泰三さんが、「地域防災」とは「多様な人々が地域生活をしていることの実感・体感」問うことをおしゃったのには深く共感するところです。
地域の人々が顔を合わせ、あいさつを交わす!年齢・性別・国籍・障がいを越え、いろんな宗教心情をもっていても、それはそれとして違いを持ったままの人々が、顔を合わせ声を掛け合う=あいさつをする・・・それが誰もが住みやすい、誰も排除されない、誰にとってもそのまちが自分の住むところだと感じることのできる強くて豊かなまちであると考えています。
FMYYは、そんなまちを共に作るため、ヒントや気づきの声を今日もあなたのもとへお届けしています。

2019年10月26日 らの会わぃわぃbyネットワーク長田


本日は石倉悦子さんが「おやつはべつばら」会場からお越しくださいました。ご一緒に来られたハロウィンコスチュームの方はえほん伝承師+あそび伝承師のみしままさこさん。


須磨区を元気にする会での悦子さんと出会い、それからの仲良しだそうです。
今回は月見山商店街、須磨寺商店街での「HappyHalloweenParty」にも悦子さんは立ち寄り、彼女と同行されたようです。Activeです。☆長田の寅さんは旅に出ています。

「おやつはべつばら」会場のくららのパンを差し入れにおいでくださいました。おいしくおいしくいただいた、フウ天の寅パンとプチパン!!
このプチパンが1995年の阪神・淡路からの原点です!!
来月は「あの日の思いやりの心を忘れぬために」一七市拡大版2019!!25回目の開催です。☆1回目は1995年11月17日!!

2019年らの会わぃわぃbyネットワーク長田~誰でもサーキットに出てみたい!を実現。

毎月1回のらの会の番組、9月は10月14日月曜日祝日に開催される「Safety Driving Festa(SDF)」の紹介でした。

この行事の実行委員長、プロのドライバーの福永修さんのキャッチフレーズは、
「自動車というツールを使って障がい者も健常者も関係なく、とにかくみんなで楽しく!とにかく走る!という意味を込めて『Let’s Together 一緒に走ろうや!』
です。

2019年8月24日「らの会わぃわぃbyネットワーク長田」


本日は「ネットワーク」=「繋がり」について、それが一番一般的に弱い立場と言われる人々の力を強くするという話。

その始まりはやはり「阪神・淡路大震災」
障がい者の人々は支援されなくてはならない…という意識が、石倉泰三さん自身にもあった1995年。
阪神・淡路大震災でまちのあちこりで行われていた炊き出し。
パン屋さんという業態のくららべーかりーは、パンの炊き出しを行った。壊れたまちで配給されていた冷たいおにぎり、固くなったパン、もちろんそれも本当にありがたい配給物資だったのは確か!!だから「固い」や「冷たい」なんて声を出すことはできなかった。
そんななか、くららベーカリーは、無添加、焼き立てのパンを炊き出しとして提供した。もちろんそれがくららの人々のできること、できたことだから。
炊き出しのパンをもらった人々はその温かさ、柔らかさに涙し「ありがとう」の言葉をかけてくれた。
支援される人々は、決してそれだけではなく、人に感謝されたり、人を支援することもできる。それを石倉さんに強く教えてくれた「阪神・淡路大震災」
人は弱いだけではなく、強いだけではなく、いろんな凸凹があり、それを多様な人々と繋がることで、凸と凹が重なり合い、強い力になっていく。
あの時の思いが今も、石倉さんのいろんな人と人を繋いでいく活動の源泉なんだとじんわりじっくりわかる30分でした。
お話の中に出てきたNPO法人わだち
お話の中に出てきたNPO法人スロラニュプロジェクト