「長田今昔ものがたり」第61話

第61話 機械サポート工業が支える 2017年9月9日放送

西神戸の産業史が続きます。下請けとか協力工場と呼ばれたりしますが、明治の殖産興業で始まった鉄鋼や車両、航空機、造船からゴム産業に至るまで、独自技術を発展させた「サポート工業」があっての産業化の推進なのです。ガス溶接から技術をみがいた「ヘンミ」は1914年の創業、ガス溶断の「千代田精機」は1946年にできています。わだかんの子どものころを思いだしますと御蔵のあたりに鋳物の「神戸鋳鉄(1916年)」があり、梅ヶ香発祥の「兵神機械」はポンプの修理で、戦災を受け大橋の方へ工場を移し、いまは播磨町です。先輩・友人がサポート企業で活躍したのを自慢できるのです。


61話 サポート工場の切粉(きりこ)

9月9日(キュウキュウの日)のワンコイン番組

本日のワンコインの参加者は、蔀より子さんと宮本健一郎さん、ミキサーはFMわぃわぃ金千秋です。

まず宮本さんがバスケットボールのスタイルで登場されたので、最初に蔀さんに宮本さんの人となりを言葉で表しました。またお二人ともスポーツにご自身でも参加されたり、今もされたり。そして現在子どもたちの運動に指導者として参加する宮本さんからは、子どもが運動すること、それに対する指導する立場の大人たちの心得についてお話いただきました。

そして今日は蔀さんの作詞作曲そして演奏している楽曲の中から2曲流しました。
そんな中、蔀さんから途中失明の経験の中から、視覚障がい者が人と出会うこと、出会った人を見分ける感覚、人と出会うことの素敵を語っていただきました。

**出会いの場として「より子のお気楽ライブ」のご紹介
9月24日日曜日14時から16時まで
場所はカフェバー デッサン
参加費500円で飲み物食べ物持参可だそうです。
詳しくは蔀より子さんの携帯 09020493173へ

最後は宮本さんによる最近の豪雨・大雨による災害の一連、土砂災害、土石流による氾濫などなど、土木の専門家としての見解をお聞きしました。昔むかしの都がなぜ盆地なのか??という目からの鱗のお話を交えながら、自然環境、自然の中で暮らさせていただいている人間ということを真摯に心に刻むことが必要であると実感した時間でした。
ぜひオンデマンドの音声をじっくりとお聞きいただき、来週はぜひあなたも!このFMわぃわぃのみんなが支える「知恵の集積、熟成の壺」ワンコイン番組に、土偶ちゃんへのワンコインをチャリンと入れるため、しっかり握っておいでくださいませ。お待ちしております。

9月のワンコイン番組〜今月のテーマは防災

2017年9月2日のワンコイン番組。今月のテーマは「防災」です。

参加者は、司会進行第1土曜日は朴明子さん、そしてその隣はインターンの神戸学院大学院生濱口あかねさん、crew藤田学さん、佃由晃さん、今ちゃんこと今井正さん、そしてミキサーは上澤寛文さん。

放送5分前、マイクテストをしているとなんと①番マイクの不備発見。急遽入れ替え取替えをしているヘルプの高松crewを激写しました。

今ちゃんからは「「備えてますか、地震と停電」
そして朴明子さんからなぜ9月1日が防災の日になっているのか?の問いが出されました。「防災の日」は、1960年に、内閣の閣議了解により制定されましたが、9月1日の日付は、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんだものです。
もちろん今ちゃんのお話にもあったように例年8月末から9月はじめ付近は、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたります。でもこの関東大震災という言葉から、「災害への備えを怠らないように」だけでなく、1923年の関東大震災発災以後の日本のジェノサイトともいうべき、朝鮮人大虐殺が起こったことも忘れてはならない!というお話をされました。

FMわぃわぃは、情報の届きにくい情報弱者としてのマイノリティ(日本語を母語としない外国人やいろんな障がい者を持つ人々)に届くための情報発信から始まった!ということとともに、関東大震災のあの人間の狂気!とも言える虐殺事件が起こった!いうこと、そしてそれはどんな社会背景から起こったのか!?ということを「考える場」であり「伝える場」であり、「社会的問題を顕在化し、その是正のために智慧を育む場であることを強く意識した1時間となりました。

「長田今昔ものがたり」第60話

第60話 淡路狸と須磨狐(閑話休題) 2017年9月2日放送

井上さんがお住まいの須磨には,おとぎ話や伝承が語りつがれています。海むこうの淡路では狸の話が多いです。「芝居小屋に木戸銭を木の葉で作って入った狸、番犬が置かれて寄れなくなる」のですが、お客さんの入りも激減したので結局、狸をお社におまつりします。須磨では「狐」です。「きつね坂」も地名にあります。三味線のお師匠さん、稽古の帰りに天神下まで降りるのですが、行けども行けども帰れない。たばこを一服すると狐は退散したのか、気が付くと「海岸線で、着物は濡れていた……」とか、狐に化かされてという話が多い。2000年になり、その須磨に、なんと「たぬき坂」ができてびっくり。狸と狐の話題は続きます。


60話 きつね坂(2号線より見る)

第14回 ラジオママネット〜サタデーカフェテラス

今回のゲストは、ナチュラル育児会神戸 代表の林寛子様と副代表の富田幸子さんです。

ナチュラル育児会神戸は、神戸市中央区の諏訪山を中心に、親子参加型の森の幼稚園や、親子スクールでは自然に沿った育児のヒントになる講座やイベントを実施されています。「子どもの生きる力を伸ばしたい」「強い体を作ってあげたい」との思いから立ち上げられたとのこと。

ピラティス教室や、木育・離乳食の講座などを開催されていますので、いろんな情報を共有でき、育児がきっと楽しくなりますよ!

ナチュラル育児会神戸、 後期会員募集説明会は、9/6 と 9/19 、10:30〜12:00 です。午後には体験会も開催されますので、是非 ナチュラル育児会神戸のアメブロ、フェイスブックをご覧ください。

また次回も素敵なゲストをお迎えする予定です。
お楽しみに〜

いまどきのメディアリテラシー 第16回

9月2日土曜日の「いまどきのメディアリテラシー」第16回目
「メディアがヘイト感情を掻き立てる!」
メディアによって掻き立てられるヘイト感情。なぜ感情を考えることが重要なのか。それをどう抑制していくことができるのか。社会心理学の最新の研究をもとに、ヘイト感情の原因と抑制について考えます。


「FAKENEWSとFACTCHECK」
インターネットの時代に入り、情報の洪水の中で、そこで立ち止まり、真実を見抜くことは非常に難しくなって来ています。また短く、過激でかつ攻撃的な論調こそが、人々の心に響き、広く拡散していく時代ともなっています。その中で「本当」は何か?何かの怒りのはけ口として、感情の論理で同調していくうねりなのではないか、それらを立ち止まり、沈思黙考する人々に届く「声」について検証していきます。
この「怒り」や「攻撃」のうねりを見つめ直すための「声」は、論理的な認知の問題ではなく、感情の領域だということを考えると次に私たちにあるものはなんでしょう。
そのための「力」として考えらるのが「芸術」「アート」、音楽や絵画や、ダンスパフォーマンス。。。人々の心に届けるための論理ではない、しかし人間の善なるものに共感していくための力としては大きいのではないでしょうか。

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。