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2020年度関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作番組メディアの実践「コロナ禍の生活を記録する~学生たちの映像フィールドノート」その2 後半


◆後半 第3回目制作番組
「コロナ自粛下での、私の生活日記〜不文律と音楽リズム〜」
制作者:関西学院大学総合政策学部メディア情報学科 橋本みれあ

私は、コロナ危機を専ら家で過ごした。外出することはほとんどなく、するといえば近くのコンビニまで車で行き、昼食や夕食を買ったりするのみである。
今回のコロナ危機での上記のような過ごし方は、もちろん政府からのお願いベースでの自粛であったため、タイトルに「自粛下」という言葉を入れた通り、コロナ危機下での生活においては自分の意思決定が大半を占めていたと思う。
番組は、「コロナ自粛下の生活において、新たな考え方習慣を身につけることができ、コロナ以前よりも更に充実した生活を送ることができた」という内容となっている。充実した生活により自分自身の精神状態が上がったため、聴く音楽も変わった。つまり、新たな考え方の習慣という名の自分の中の思考の不文律が、音楽リズムにも影響を与えたのである。また、今できることをするという、優先順位の決定に即した新たな考え方を身につけたという点で、人としての成長を新たに一つ遂げたと自負している。
制作方法としては、主に、パソコンに初期状態から入っていた「imovie」を使用した。
動画を作った経験がなかったため、分からないところは随時インターネットで調べ、創意工夫しながら制作にあたった。私は、語り口調での番組進行という形態をとったため、視覚的に退屈にならないように、しかし視覚が聴覚を邪魔しないように、文字を最小限にとどめ、視覚資料を有効的に使う工夫をした。
自分の内面に迫るような内容の番組制作を通し、自分のことを以前よりもより知ることができたと思っている。コロナ危機という1つの災害を乗り越えた、この1つの成功体験は、生涯残り続ける自分の内面的な大きな成長であると確信している。
そのような意味でも、番組制作という今回の動きのある学びは、他のものに変えがたい特別な経験となった。

2020年度関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作番組メディアの実践「コロナ禍の生活を記録する~学生たちの映像フィールドノート」その2 前半

2020年8月22日からメディアの実践ゼミのの学生たち映像フィールドノートは、前半、後半として2作品をお送りして参ります。

◆前半 第2回制作番組
「食事で免疫力を高めよう」
制作者:関西学院大学総合政策学部メディア情報学科 吉高朱音

大学はすべてオンライン授業になり、アルバイトもしていなかったので全く外出しないようになった。
生活必需品を買い行く以外は外出を自粛していた。
もとからインドアだったので自粛生活は全く苦に感じることはなかった。
免疫力を高める食事を摂ることによって家族がコロナウイルスや風邪にかかりにくいからだになるようにサポートすることが目的である。
なぜ食事で免疫力を高めようしたのか、どのような食材が免疫力を高めることができるのかについて番組では説明している。
高画質のカメラを持っていないのでスマートフォンで番組制作をした。様々な動画制作アプリを比較して最も機能が充実しているものを使った。また、伝えたいことを確実に視聴者に伝えるために字幕を付けて何を話しているかを理解してもらえるようにした。
自分で動画を撮影し、編集することは初めてだったので不安なことが多かったが、番組を完成させることができたので良かった。番組を制作することにより字幕のつけ方や細かい動画のトリミングをマスターすることができた。また、コロナ禍を生きる私たちの生活を残すことで、いつまでもこの災害を記憶に残すことができるようになった。

2020年8月22日「らの会わぃわぃbyネットワークながた」垂水の寅さん参上!

本日は長田の寅さんこと石倉泰三さんが、「垂水の寅さん」をスタジオにご招待!
震災が結ぶ不思議な縁(えにし)が紹介されました。

【垂水の寅さんこと渡邊寅次郎さんとくららべーかりーの出会い】

映画「男はつらいよ」の最終作~寅次郎紅の花~に被災地神戸・長田のパン屋さんくららべーかりーをモデルにしたパン屋に寅次郎が「大丈夫かい}?」と安否確認にやってくるシーンが挿入されています。
この48作目の映画になぜくららべーかりーが登場するのか?
その理由が小泉信一が濃密な取材でつなぐ朝日新聞の「おーい 寅さん」に掲載され、渡邊さんはその記事を読にあった、石倉泰三・悦子夫妻の言葉、そして山田監督がなぜこの最終作に神戸の震災、そこに被災したくららべーかりーをモデルにしたパン屋を登場させたのか?それらの言葉にひかれるように、神戸・長田に出かけたそうです。
訪問したその日に、寅さんの衣装を着て、垂水の自宅に帰ったそうです。

日本全国にいろんな寅さんが存在します。彼らの存在が各地域で受け入れられる理由。
それは単に渥美清のもの真似さんだから~~ということではなく、山田監督が描きたかった、そして渥美清という俳優が演じた「人が人を思いやる。」「辛い思いをしている人に思わず声をかけてしまうようなおっせかい」
それが人と人を繋いでいく人間の重要な部分であるということを思い出させる、じんわりと気づかせてくれるからではないかと、お二人のお話を聞きながら思いました。

2020年度関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作番組メディアの実践「コロナ禍の生活を記録する~学生たちの映像フィールドノート」その1

2020年度関西学院大学山中速人研究室のゼミ「メディアの実践」は、リアル講義ではなく、4月末から7月16日まで完全に遠隔での授業となった。
そんな中メディアの実践として制作する番組は、コロナ禍における自分たちの生活のフィールドノートをつけること。そして自粛、自宅待機の毎日をどんな風に過ごし、自分はどんな生活をおくっているのか?!という「自分を見つめるセルフドキュメンタリー」を制作することとした。そこでゼミ生たちはどんな自分を発見するのか?

まず第1回目イントロとして山中速人教授とFMYY金千秋が、今年度コロナ禍における遠隔授業を行う中で、なぜこのような番組制作に至ったかの経緯説明。
その後学生の番組を配信した。
第1回制作番組
「学生YouTuberとコロナ自粛はきっと相思相愛」
制作者:関西学院大学総合政策学部メディア情報学科 2回生 小西星七
協力者:ハイトーンリポート 塩見・しま


コロナが日本で流行し始めた4月からちょうど半年前にYouTubeチャンネルを開設した制作者は、コロナ禍で2人のメンバーと共にYouTube活動を続けていた。
スタジオ代わりにしていた下宿先から実家に帰省し、リモート撮影に望んだ。
コロナ禍での多くの変化のひとつに、YouTubeの世界での変化はあげられると考える。
リモートでの授業も、大衆の見るエンタメコンテンツも、YouTubeを利用したものが増えたのである。
このような変化をYouTubeが好きでYouTuberになった制作者の立場から見ると、どのようなものなのかを紹介する。
今回は、天候のいい日に撮影できるように何度も撮影に挑戦した。どうしても学生の手の届くカメラでの撮影になると、雨天や曇っている時の光では美しい映像は撮れない。
ドキュメンタリーにおいて重要な、美しい映像をなるべく撮れるように意識した。
しかし、Zoomで撮影していたと伝えるシーンでは実際にZoomで撮影するなど、場面によって撮影方法を変化させた。
はじめてドキュメンタリーの制作に挑戦したが、美しい映像を意識して制作するとたちまち難易度が上がることを実感した。
普段の撮影では「伝わる」ことよりも「面白い」ことを意識すればいいので、多少撮影方法が雑でもいいという空気感がある。
特に、今回は音声にこだわりを持てればもっといい作品になったのではないかと制作を終えた今反省している。

2020年8月15日 第36回『街ブラ~人と街とくらしを探る』

今月の街ブラは、兵庫区にあります 神戸市立神港橘高校にお邪魔して、DiReSt67の皆さんと一緒にお送りいたします。

DiReSt67とは、神港高校時代の2011年から防災支援活動を行っているチームです。

販売募金・キャンドル作り等ワークショップ・エプロンシアターを活動の三本柱として、数多くのイベントで出店されています。
昨年度の販売募金活動で預かられた支援金は、今年、東日本大震災以降交流のある東北の六つの高校と、熊本地震で被害のあった熊本市動植物園、令和元年東日本台風での被災地にある千葉県の高校へお手紙と共に送られています。

しかし今年度は、コロナウイルス感染症の影響により、各種のイベントが中止になり、活動できない状況です。
そんな中でもDiReSt67は、春休み中も休校期間も、感染症対策をしながら、いつでも活動再開できるように、準備をされていたそうです。
新商品のマスクとフェイスシールドは、試行錯誤の上、失敗と工夫を重ねて出来上がった作品です。
フェイスシールドは、兵庫区内の避難所になり得る小学校八校と中学校五校へもお渡しされています。
**FMYY事務局金も購入しました。デスクワークの時マスクなしでできるので楽です。
お問い合わせは、学校代表番組:078-579-3650 担当堀江先生まで。
メールはanohisorekara@gmail.com

人と防災未来センターで毎年行われている「夏休み防災未来学校」がこの夏はオンライン配信になり、DiReSt67は『ソーラークッカーを作って調理しよう』で参加されました。
日照時間が短くてかなりの日数をかけて動画を製作されたそうです。

更に、2020年度の目玉商品として、間伐材を利用した販売募金商品も製作!
その商品は、コースター・キーホルダー・アンブレラマーカー・ストラップ・フォークとスプーンのホルダー・ウッドピンチ・ペン立て と多種類。
そして、なんと!
その間伐材を盛り込んだ、新作エプロンシアター『山を育てて街を守る』を特別に上演してくださいました!
ノーカット版です。お聞き逃しなく。

この春からコロナウイルス感染症にかなり影響を受けている高校生たち。
一生懸命部活動を頑張って、大会を目指してきたのは、野球部だけではありません。
DiReSt67の三年生の彼は、DiReSt67の活動もしながら、ソフトテニス部も両立してこられました。
最後の高校生活で、今思うことを作文にしてくださいました。

どんな状況でも、今できることは何かを考えて、歩みを止めることなく、チームワークで前進しているDiReSt67の皆さんは笑顔でキラキラ輝いていました。
それはきっと、堀江先生の大きく温かいお力で、DiReSt67のメンバーがのびのびと活躍できるからでしょう。

これからも街ブラは、みんなの笑顔が広がるイメージでお届けしていきます。

最後になりましたが、新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息と皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

この番組は、一般社団法人サポーターズ ラジオママネットプロジェクトがお送りしています。

オープニング曲 『171』
エンディング曲 『Touch the rainbow』
演奏  BloomWorks

 

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2020年8月15日ワンコイン番組~平和への決意 

本日の参加は、今ちゃんこと今井正さんと遠隔で宮川清さんです。

1945年8月14日、政府はポツダム宣言を受諾し、翌15日の正午、昭和天皇による玉音放送によって日本が「無条件降伏」したことを、日本国民(その時は植民地であった朝鮮半島の人にも台湾の人も含まれる)と大日本帝国軍人に「玉音放送」という形で直接「日本は連合軍に負けを認め降伏しました。もう戦争は止めます。軍人は武器を置いて降伏するように!一般の日本国民はこれから大変なこともあると思いますが、耐えがたきを耐え、頑張りましょう」と、語り掛けた日です。
このことでやっと第二次世界大戦が終結しました。
☆Victory over Japan Day [連合国イギリス]
第二次世界大戦における連合国の日本に対する戦勝記念日であり、第2次大戦の終結日。しかし他の連合国各国では、日本が正式に降伏文書に調印した1945年9月2日を記念日としています。
また日本の植民地であった唐船半島では、1945年のこの日、日本の敗戦により
朝鮮半島が日本の統治から解放されたとして
☆光復節 [大韓民国]
☆解放記念日 [朝鮮民主主義人民共和国]
としてそれぞれ国の大きな日としていますが、その後の朝鮮戦争で分断され、その呼び方もそれぞれ違います。
こんな風に戦争とは、それぞれの国の統治者や対外政策の駆け引きであり、犠牲となるのは一般市民、その血と涙、怒りと悲しみの大量増産です。
戦争被害の大きさや呼び方さえそれぞれの思惑により違います。

今ちゃんは1945年4月生まれ、戦争は2度と起こしてはならないという使命をお持ちです。
札幌からの遠隔参加の宮川さんは、歴史をきちんと認識し、読み解き、なぜ日本は戦争へと突き進んだのか⁉という間違いを明確にし、未来に対してその過ちからの学びの道を進まねばならないと話されました。
戦争の被害
*15年戦争*太平洋戦争*世界大戦
*民間被害:海運関係者の死亡率43%、沈没した船88%
植民地政策の論議が曖昧
*言語、文化の略奪
*朝鮮半島、台湾、ひいては沖縄、北海道
「止められない」のは日本人の体質か?
インパール作戦、満蒙開拓団、原発

奇しくもお二人とも朝鮮戦争に対しての話をされました。
朝鮮戦争の勃発、他人(朝鮮半島の人々)の不幸を尻目に、「朝鮮特需」で
日本経済は息を吹き返したこと。それ以降の経済・軍事面での対米依存!

ひとり一人の幸せを守るためには、何を基本とするのか?どこを見極めるべきなのか?今コロナ禍の中でも、同じように「本当に考えるべきことは」という基本を考え、問いかけ続けていくFMYYです。