「関西学院大学 山中速人研究室」カテゴリーアーカイブ

2020年度関西学院大学山生ゼミ4年卒業制作番組「今だからこそ考える新しい日常の在り方」 ―好きなことで生きていく―


制作者 植田妃菜 関西学院大学山生ゼミ
協力者 株式会社Lacoma オーナー 高柳沙月さん

◆番組のねらい/内容の説明
日常とは一体何だろうか。新型コロナウイルスの影響で、大半の人が日常生活に疑問を感じている。
人は生活をしている中でふと非日常に憧れたことが1度はあるだろう。
しかし、憧れの非日常は、続けると意味がなくなる。非日常生活も続け、慣れたら日常へと変わる。
日常と、新型コロナウイルスという非日常が入り混じる今だからこそ考える、日常とはなんだったのか、好きなことで生きていくとは一体何なのかを考える。

◆制作を終えて思うこと
今の環境を考えるきっかけになった。
特にテレワークの影響で、田舎生活の概念が変化した。
仕事を退職した後、ドロップアウトする場所という捉え方だったが、年代問わず、いつでも生活の質を変えないで(仕事を続けながら)環境を変えることができるという、自由に選べる選択肢の1つであることを、取材を通じ、学んだ。
どんな日常でも選ぶ選択肢は沢山あり、「好きなことで生きていく」「自分らしく」という考えは変わらないと思った。

人間が語り継ぐ阪神・淡路大震災・第2部(震災の記憶継承のための研究実験番組)

阪神・淡路大震災の記憶を次の世代に継承していくことは、震災を経験した人々の共通の願いです。
それは、歴史の記録として大切なだけでなく、未来の防災にとっても重要な課題です。
この課題にこたえるため、特定非営利活動法人・エフエムわぃわぃと関西学院大学総合政策学部は共同して、
震災の記憶を継承するための番組を制作し、それらを震災を知らない世代に視聴してもらう研究を続けています。
この番組は、その1つです。

◆制作スタッフ
語り手 大城ロクサナ
聞き手 金千秋
撮影・編集 神吉良輔(ふとっちょの木 代表)
関西学院大学総合政策学部共同研究班
山中速人、照本清峰、津田睦美、奈良雅美、金千秋
制作統括 金千秋、山中速人
企画・制作 エフエムわぃわぃ、関西学院大学

*この番組コンテンツは、学術振興会科学研究費助成金、関西学院大学共同研究助成金、同大学総合政策学部共同研究助成金をえて制作されました。

「阪神・淡路大震災25年」メディア制作プロジェクト・メイキング


FMYYと関西学院大学が毎年行っている震災特番

2020年度は、「阪神・淡路大震災25年」メディア制作プロジェクトというのを実施しています。

これは「伝える」ということにを行っていた視点とは逆方向!受けてのニーズを知る!という市民メディアならではのものです。

25年先の街に中心にいるはずの25歳以下の学生たちの受け止めたい、受け取る、うけたいとおもうものはなにか??

それを探るための資料映像、それを3種類4番組制作しました。

この日は3種類の中の

●スタイル2

阪神・淡路大震災について地域のメディアや市民が
記録した映像素材を再構成し、大震災の映像による記憶の継承をこころみるドキュメンタリー番組
制作:エフエムわいわい+関西学院大学山中速人研究室

 

人間が語り継ぐ阪神・淡路大震災・第1部(震災の記憶継承のための研究実験番組)

阪神・淡路大震災の記憶を次の世代に継承していくことは、震災を経験した人々の共通の願いです。
それは、歴史の記録として大切なだけでなく、未来の防災にとっても重要な課題です。この課題にこたえるため、
特定非営利活動法人・エフエムわぃわぃと関西学院大学総合政策学部は共同して、
震災の記憶を継承するための番組を制作し、それらを震災を知らない世代に視聴してもらう研究を続けています。
この番組は、その1つです。

◆制作スタッフ
語り手 森崎清登
聞き手 金千秋
撮影・編集 神吉良輔(ふとっちょの木 代表)
関西学院大学総合政策学部共同研究班
山中速人、照本清峰、津田睦美、奈良雅美、金千秋
制作統括 金千秋、山中速人
企画・制作 エフエムわぃわぃ、関西学院大学

*この番組コンテンツは、学術振興会科学研究費助成金、関西学院大学共同研究助成金、同大学総合政策学部共同研究助成金をえて制作されました。

震災特別番組25年「関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作シリーズ~ふたつの災害を越えて」10年前に学生制作番組の追跡取材番組 その5/5(山中ゼミ3)


**お詫び**
収録時のマイクの調子が悪く、取材相手の李玉順さんの声が聞き取りにくいものとなっております。
再度音声を調整したものを、再アップしておりますので、そちらでお聞きくださるようお願い申し上げます。

動画リンク

制作者:関西学院大学総合政策学部メディア情報学科山中速人ゼミ3年
    中越陽香、辻野賢登、江頭舞、白髪里佳、小松将大

協力者:李玉順氏

タイトル:「~ふたつの災害を越えてここで暮らす、ここで生きる。~謂れなき差別を受けてきた在日韓国人~」

秋学期も関西学院大学ではコロナウイルスが終息しない状況を鑑みて
オンライン授業が引き続き行われていました。
収録以外のミーティングは全てオンラインで進められ、取材対象者が高齢ということもあり取材、スタジオ収録はそれぞれ感染対策を徹底し一日ずつ二日でおこなうことになりました。

ふたつの災害、阪神・淡路大震災、コロナウイルスの感染拡大と性質の異なる災害ではありますが、深刻な事態に直面した時に外国人などへの差別意識が浮き出る日本の風潮というところに共通点を見出しました。
在日韓国人として阪神・淡路大震災やそれ以前から差別や偏見を受けてきた李玉順氏への取材を行い、どんな人生を歩こられたのか、日本で生まれ日本で暮らす外国人として、同じ日本に暮らす日本人とどのように関わってきたかをまずはお尋ねしました。

撮影クルーはもちろんのこと、李氏が高齢であるため収録現場では全員マスクと手袋の着用、体調管理を徹底して撮影はおこなわれました。
当初は李氏とインタビュアーの間隔を2メートル以上空けた状態でマスクを外してもらう予定だったが、李氏が着用を希望したためその意向に従うこととしました。
そのため、横顔を映す予定だったアングルを目元のアップで撮るように変更し、目の表情を印象的にするため編集段階でも目元のカットを意識して組み込むということをいしきしました。

私を含め若い世代は在日韓国人に対する差別意識が上の世代よりも薄いことで、かえって差別の歴史や現在起きている差別に対して無知、鈍感であるのでは。。。ということを
念頭において制作に取り組むことをクルーで共有していました。
自分たちは、差別の加害者ではない!だから他人事なのではなく、在日差別やそれ以外のあらゆる差別に対し問題意識を持つきっかけになることを目標として番組を制作しました。

震災特別番組25年「関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作シリーズ~ふたつの災害を越えて」10年前に学生制作番組の追跡取材番組 その4/5(山中ゼミ2)


制作者
ディレクター/監督:瀬戸山周
リサーチャー/構成:芳岡智昇
インタビュアー:永沼美菜
動画編集:星円
音声:岡田愛未
カメラ:宮本隼輔

協力
インタビュー対象者:安本久美子さん
撮影協力:FMわぃわぃ、カトリックたかとり教会、たかとりコミュニティセンター

タイトル:『被災者にとってのコロナ危機〜2つの災害を乗り越えた先に何を見る〜』

私たち学生は、コロナウイルスが蔓延し始めた当初から兵庫県三田市で一人暮らしをしているものが多いです。
ディレクターである私も、大学での授業はオンラインに切り替わり、アルバイトもほとんど休業状態となっていたため3月〜5月の期間はほとんど家で過ごしていました。
番組制作は7月から始まり、インターネットでの取材を重ねて、リアルな実際の撮影は11月にたかとりコミュニティセンターで行いました。

当番組では10年前に震災での体験について、先輩たちがお話を伺った方に改めて追跡取材を行うというものでありました。
阪神・淡路大震災とコロナ危機、これらの未曾有の災害が被災者の方の価値観や人生観にどのような影響を及ぼしたのかについて、個人に寄り添った視線だからこそ得られた記録をお伝えすることを目的としています。
取材は被災者の方とインタビュアーの対談形式で執り行い、リラックスした中で被災者の中の心の内を引き出せるよう話していただきまいた。

このコロナ禍のため、事前の取材はzoom会議を利用して行いました。
実際にお会いして取材を行うことが出来ず、深く掘り下げることが難しいのではないかと思われましたが、安本さんから様々な体験談を語っていただいたことで番組制作の指針を上手く作り上げることが出来たと思います。

当日の取材はたかとりコミュニティセンターをお借りして感染対策を施した上、安全に気をつけて撮影しました。
2つのカメラを使って安本さんとインタビュアーの2人が映る画面と安本さんにフォーカスしている画面の2画面を用意し、話している内容ごとにスイッチしやすいように工夫しました。
編集に際しては動画のカット割りや音声の調整などチームメンバーに手助けして貰った所が多く、非常に感謝しています。

私自身ディレクターという立場で番組制作を行ってみた中で、感じたことを以下です。
自分で出来る範囲のことをきっちりやることと、出来ないことはチームメンバーに仕事として振り分けることのバランスが大事なことを実感しました。
対象者との日程調整やチーム内での仕事の振り分けなど調整役としての様々なタスクをやる一方で、私は動画編集スキルがほとんどないため、チームメンバーにどの部分を使いどの部分の音声を取るか、などの指示出ししか出来なかったことが悔やまれます。
来年は自分1人で番組制作を行うのでそれまでに編集能力をつけておきたいと考えています。

番組制作にあたってインタビュアー対象者の安本さんやチームメンバーを始めとして撮影場所の提供や撮影ノウハウなど、多くの方々に助けられ無事番組が完成したことを非常に嬉しく思うと共に感謝をお伝えたしたです。
番組として被災者の方の思いを伝えられる内容になってると思うので是非多くの人に見ていただきたいと思っています。