第39話 ミックスと自立市民の長田だった 2017年4月8日放送
先週は明治時代のラムネの話でした。今昔物語も近代史の方に入ってきています。振り返りますと、古代、長田神社の様子を観察しても、出雲系と伊勢系のミックスが感じられるという話にはじまり、奈良時代の行基集団での池や港の改修といった、半島や大陸の土木技術も蓄積されていたと話をつづってきました。平家の時代から長田近辺の土地の実質的リーダーは変化せず、秀吉の時代、徳川の時代も中央政府の天領であった時代も長いです。江戸時代、尼崎藩の領地だったこともありますが、いずれにしても、海に面している地域で、人が混じり合い、住民が相談する慣習が続いてきた良さが今もあります。

第39話 大輪田橋(大輪田の泊があったあたり)





そしてピータンハウスのお仕事、陶芸について教えていただくことからこのプログラムは始まるのです。
その後実際にいろんな個性を持った様々な人々の働く場所に出かけます。最近の子どもたちにとっでは、自分たちだけでバスに乗る、電車に乗って地図を見ながら目的地まで行くのは、大きな冒険です。
各11グループに分かれて事業所に着いたら、そこでのお仕事のお手伝い。さてさて上手にできるでしょうか?
事業所のお仕事は本当に様々。陶器を焼いたり、パンを焼いたり、刺繍をしたり、ビーズでアクセサリーを作ったり…。たくさんのお仕事を勉強します。
それぞれの作業所で作ったものを地域の商店街で販売します。「子どもいちば」の開店です。物を売るという事、どんなふうに声をかけることがいいのか??お商売のむずかしさも実体験。
毎年この神社前商店街で開かれている「子どもいちば」は、このように1年かけての取り組み。