第119話 長田の文化性 2018年10月20日放送
長田には、「くつの町」とか、「こなもんの町」というイメージがありますが、実は「文化・芸術」が庶民レベルで根付いている街でもあるのです。音楽だけをとっても、チャンゴ(韓国の太鼓)、スティールパン、三線、和太鼓、トロンボーン、コーラス、吹奏楽など、いろんな音が聞こえてきます。「神戸映画資料館」では保存フィルムが上映されたり、劇場のある「ダンスボックス」には、国内外からダンス留学をしにきたりもします。ふたば学舎の「神戸アーカイブ写真館」は長田周辺の写真がデジタル化され、あなたの小学校の記録など、すぐに冊子で閲覧可能です。11月の「まちの文化祭」も住民が出演します。

119話 長田の文化イベント








被災地へのFMYYとその仲間たちが行うのは、大きな被害、それも継続して起こる地震の怖さにトラウマで心打ちひしがれている人々へ、ラジオを使って「心の安寧」を届けることです。
あの1995年阪神・淡路大震災の大きな被災の中、「あなたはどこにいますか?」「心配していますよ!」という韓国・朝鮮語やベトナム語で声と音楽を届けたFMYYというメディアの生まれた一番の思い!「地域の人々を繋いでいく」「あなたのことをたくさんの人々が心配しています」という「誰一人独りぼっちではない」ということを伝えるためのメディアとして生まれたその繋がりの中での取り組みです。
多くのことはできませんがFMYYのできること。ラジオを聴くための一つのツール「イアフォン」を今集めています。インドネシアでは多くの人々がラジオを携帯で聞きます。農作業をしながら、もちろん家の片づけをしながら、携帯でラジオを聞きます。そんなとき震災で命からがら逃げた時、情報を得るための大事な携帯は持ち出せたけど、イアフォンは無くしてしまった!!という方が大変多いそうです。ぜひミニフォンジャック(写真参照)のついた、両耳で聴けるイアフォンがもし自宅で転がっていたら、カトリックたかとり教会内FMYYにご寄付くださいませ。11月に一度日本に帰国する日比野純一に託して、現地に届ける予定です。よろしくお願いたします。