「長田今昔ものがたり」第58話

第58話 隠れた偉人、浜田篤三郎(その3) 2017年8月19日放送

須磨にも住んだ濱田篤三郎、同じ須磨の住人の井上さんのお話は、「篤三郎と大蔵経」です。濵田氏は44歳で事業家を引退、まずは仏教に関心を持ちます。仏教聖典を集大成したものは「大蔵経」と言い、インド発祥のものが漢訳されていました。東京の芝増上寺に保管されていた国宝経典を読む機会を得て、あやまりを修正し、「大蔵経」の出版もします(平成の再出版は全巻で100万円もしました)。濵田氏はキリスト教にも関心を持たれたそうです。宗教の関係で残るものは、須磨寺の「経塚」で、明治39年に寄贈されたものが見られます。濵田氏の、事業の儲けを社会に還元してゆく姿は、そこかしこにあります。


58話 須磨寺の経塚

本日のワンコイン番組は今ちゃんがレポートです。

8月第3週のワンコイン番組 本日の参加は今ちゃんこと今井正さん。ミキサーと司会進行は金千秋です。


本日のレポートは今ちゃんです。
8月19日の12時からの「ワンコイン番組」。
今日は夏休みの為か、参加は今井正一人です。
◎8月は6日に広島、9日に長崎へ原爆投下され15日に終戦となりました。
近頃次々と襲ってくる自然災害と違って、戦争は人間が止められる「誤った行動」です。
戦争体験者やその子孫は二度とその道に進まないようシッカリ伝えたい・・と話が
進みました。

◎今ちゃんからは「あれを見ると 思い出す」のお話です。
昔、夏山登山した北アルプスで見た流れ星に感激。20年経っても流れ星を見ると
山仲間を思い出す話。デパートでの買物好きだった亡き先輩を、今もそのデパートに
行くとその買物姿が思い出される話。新長田駅にある「フーテンの寅さん」コーナー
を見ると阪神大震災を思い出す話。等々思い出を大切にして行く話でした。

◎お知らせコーナーでは、「目が見えない人へのヘルパー利用時間制限」の制限を無く
すように署名活動の紹介です。金千秋さんから、先日墓参時に乗車したJRが魚住駅での
飛込み事故で長時間足止め。最近3度も同駅で発生との事でした。

◎本日お届けした曲は「未来の子供たちへ」「この国に生れて」「MOELO」の3曲でした。
今日はこの時期に相応しい話をキャッチボールしながらお届けしました。
                                  以上

事務所で神戸学院大学のインターンで現在FMわぃわぃで活動中の濱口あかねちゃんは、モニターしながら仕事をしていてくれました。 昔の思い出を振り返ってみると、私は家族や友人にいろいろな場所へ連れて行ってもらっていた。車は無かったので、歩いたり、交通機関を使用するなどしており、車で連れて行ってもらう子を羨ましく思ったりしたが、今回のラジオを聞き、実際に道を歩くことは良い経験だったのかと思うと、自分の周りにいる人々がアクティブなことに感謝しようと思う。
「番組の中の今ちゃんの「あれを見ると思い出す」」を聞いて。。。

■神戸学院大学 濱口あかね
番組中の「あれを見ると思い出す」を聞いて 
今井さんのお話を聞き、私もふと、昔の思い出を振り返ってみると、私は家族にいろいろな場所へ連れて行ってもらっていた。車は無かったので、歩いたり、交通機関を使用するなどしており、車で連れて行ってもらう子を羨ましく思ったりしたが、今井さんが「自然現象の経験をたくさん持つことで、大人になってからまたその地へ足を踏み入れると、思い出を感じ取ることが出来る」と仰っているのを聞き、実際に道を歩くことは良い経験だったのかと思うと、親に感謝したいし、子供の頃に訪れたことのある場所へまた行ってみたいと思った。また、時間がある大学生のうちにさまざまな場所にも行きたい。

神戸市立須磨翔風高校の福島と結ぶ番組、2017年8月から再開!

2017年8月19日土曜日の4時から4時半は、年に3回の神戸市立須磨翔風高等学校の番組です。

2016年4月からインターネットメディアにFMわぃわぃが変わる前まで、翔風高等学校は、毎月第3土曜日の担当でしたが、2016年は少しお休みして、今後年に3回だけの原町高等学校との交流番組のみになりました。
2011年の東日本大震災後、臨時災害FM南相馬のひばりFMの支援にFMわぃわぃが加わったことで福島県立原町高等学校との高校生と神戸市立須磨翔風高等学校の高校生同士の電話中継番組が1月と3月と8月に開始されました。
今までは、1月は神戸の高校生が「阪神・淡路大震災」とその後について考えること、3月は「東日本大震災」について福島の高校生がその体験とその後について考えること、8月は、「戦争と平和」について、天然自然の災害ではなく、人災で1995年や2011年の様な悲しみが起こることについて、それぞれが話していました。
今回は久しぶりに交流番組ということで、今までの振り返りの意味も込めた番組形態となっています。

震災の翌年から始まった,須磨翔風高校と福島県立原町高等学校の交流番組も今回で18回目となります.番組前半では今の高校生とのお話の中で,当時の心境や現在の心境について語っていただきました.後半では過去の交流番組の中から6名の震災体験をまとめて放送します。

第5回 街ブラ〜人と街とくらしを探る

今回は、長田区出身の輝く人を紹介します。
長田区の名倉みふね幼稚園で、ストリートダンススクールを開講されている、金子 優さんです。

金子さんに会ったのは、7/17(月) 長田神社とその周辺地域で行われた「夏越ゆかた祭」のイベントです。可愛い幼稚園児のダンスに始まり、小・中・高校生や一般の生徒さんたちが、カッコイイダンスを披露してくれました。

その生徒さんたちを見守る優さんの優しいまなざし!
ラストは金子 優さんのワンマンライブが繰り広げられ、まるで大輪の花が咲いたようでした!!

そんな優さんが、ダンスを始めたきっかけや、長田でダンススクールを開講する思い、これからやってみたいことなど、丁寧にインタビューに答えて下さいました。

自分のやりたい事が見つからない方々の為に、アドバイスもして下さいましたので、お聴き逃しなく!
たくさんの方々に元気を届けるダンサー、金子 優さんの魅力をお伝えできたと思います。

これからも、街ブラは輝くひと・街を応援します。
次回もどうぞお楽しみに~!

いまどきのメディアリテラシー13回

■第13回目8月12日土曜日の放送「ジェンダーと メディア」この番組「いまどきのメディアリテラシー」は、関西学院大学総合政策学部山中速人研究室の番外編ゼミとして放送しています。


■21世紀に入り、社会全体がグローバルの波に飲み込まれて、男女のあり様も、家庭の形態もそして服装についても多様な時代になったと言えます。そんな中でメディアの世界の中で一番社会の変化の第一歩に敏感なCM(コマーシャル)の世界からそれを読み解いて行きます。
しかしここで重要なポイントは、CMはあくまでも「商品を売る!」ということが最大の目的であり、メディアとしてなんらかの波動を社会に起こすことなど意図してはいないということです。
それをいろんなCMを題材に読み解いて行き、「性の役割分業バイヤス」(文化培養理論)つまり生物的な性の役割ではなく、社会における男女の役割分業について、メディアはいかに関与するのか。。。ということを読み解きます。

「長田今昔ものがたり」第57話

第57話 マッチ工業のおかげです 2017年8月12日放送

マッチは工程も多く、地道に、こつこつの産業です。低コストですから、当初は女性や年少者の労働で、神戸では1877年、監獄でも行われました。1880年に滝川弁三さんが、いまの兵庫区で始められ「日本のマッチ王」と呼ばれるくらい活躍されます。コスト競争のせいで、1920年、西神戸のマッチは衰退します。でも波及効果は多く、ラベルの印刷技術やマッチでの広告技法が定着し、インドや中国、台湾、南米、北米向けに、輸出業も確立できたと考えます。中村マッチは、まだ浜添通6丁目で健在です。北野町の北野工房2階で、昔なつかしいラベルの「防災マッチ」が販売されています。


57話 防災マッチ(ラベルは東洋マッチ)

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。