阪神・淡路大震災直前に生まれ、幼児期、子供時代、思春期を被災地で暮らした、いわば震災1.5世代の3人の若者たちが受け継ぎ、語る大震災の体験と記憶。
「1.5世代が語り継ぐ阪神・淡路大震災」その3
セグラ ジェラルドさんが語り継ぐ阪神・淡路大震災
神戸市須磨区在住の日系ペルー人3世。
両親も神戸市須磨区在住のペルー人で、母親は沖縄をルーツにもつ日系2世。
両親が出産のため、一時帰国したリマの実家で1994年8月15日に生まれる。
VISA申請のため、先に神戸に戻った両親が大震災に遭遇。
本人は2歳半のとき、来日。
以来、被災地で育つ。
現在、JICA草の根援助プロジェクト技術協力事業のFMYYスタッフとして、神戸とリマを往復しながら、
両国の架け橋として防災知識の普及活動に取り組む。映像収録時、30歳
「阪神・淡路大震災」タグアーカイブ
登場する新しい語り部世代の声に耳を傾ける企画番組「1.5世代が語り継ぐ阪神・淡路大震災」その2
大震災直前に生まれ、幼児期、子供時代、思春期を被災地で暮らした、いわば震災1.5世代の3人の若者たちが受け継ぎ、語る大震災の体験と記憶。
「1.5世代が語り継ぐ阪神・淡路大震災」その2
米山 未来さんが語り継ぐ阪神・淡路大震災
語り手紹介:1994年11月7日に、兵庫県津名郡北淡町(現:淡路市)に生まれる。
0歳のとき被災。 父親は北淡震災記念公園 野島断層保存館総支配人。東京の大学を卒業。
現在、阪神・淡路大震災の語り部として、SNSなどをとおして、大震災の記憶を伝える活動を続けている。
映像収録時、30歳
登場する新しい語り部世代の声に耳を傾ける企画番組 「1.5世代が語り継ぐ阪神・淡路大震災」その1
大震災直前に生まれ、幼児期、子供時代、思春期を被災地で暮らした、いわば震災1.5世代の3人の若者たちが受け継ぎ、語る大震災の体験と記憶。
◆「1.5世代が語り継ぐ阪神・淡路大震災」その1
明石寛成
語り手紹介:1994年1月18日に生まれる。
父親が住職を務める神戸市兵庫区の仏教寺院浄土宗済鱗寺に隣接する住宅で、1歳の誕生日の前日に被災。 現在は、お寺で副住職を務めながら、京都市の中等学校で教鞭をとる。映像収録時、30歳
住みやすい日本を創るための情報発信番組 HÃY AN NHIÊN MÀ SỐNG 2024年12月(Part 3)「阪神・淡路大震災とベトナム人 (3)」 Tháng 12 năm 2024 (Phần 3) “Trận động đất Hanshin-Awaji và Người Việt (3)”
住みやすい日本を創るための情報発信番組
HÃY AN NHIÊN MÀ SỐNG
2024年12月(Part 3)「阪神・淡路大震災とベトナム人 (3)」
Tháng 12 năm 2024 (Phần 3) “Trận động đất Hanshin-Awaji và Người Việt (3)”
今回の番組も前回に引き続き、ベトナム夢KOBEのスアンさんをゲストに迎えて、「阪神・淡路大震災とベトナム人」というテーマでお伝えします。
Chương trình hôm nay chúng tôi xin tiếp tục chào đón sự có mặt của một vị khách là chị Xuân từ VIETNAM yêu mến KOBE, chia sẻ về chủ đề “Trận động đất Hanshin-Awaji và Người Việt” được nói đến ở phần trước.
●Takayaの感想 Cảm nghĩ của Takaya
Part 1とPart 2の内容を振り返りました。そして、1月17日に新長田駅前で開催される「1.17KOBEに灯りをinながた」についてお伝えしました。ベトナム夢KOBEでは、毎年、ボランティアの方のためにベトナム料理・フォーの提供をしています。
Chúng ta đã cùng nhìn lại nội dung của phần 1 và phần 2. Bên cạnh đó, chúng tôi cũng đã chia sẻ về “Lễ thắp nến tưởng niệm Kobe 1.17 tại Nagata”. VIETNAM yêu mến KOBE hằng năm luôn nấu và gửi đến những tình nguyện viên tham gia sự kiện món Phở Việt Nam.
「1.17KOBEに灯りをinながた」では、竹の募金箱が配られています。それを持ち帰った人は、1年間、そこにお金を貯めて、次の年にその募金箱を返却します。
Hieuさんからは数年前から竹募金に家族で取り組むようになったという話もありました。「1.17KOBEに灯りをinながた」がこの街で暮らす人々にとって大事な行事であることが感じられました。
Tại “Lễ thắp nến tưởng niệm Kobe 1.17 tại Nagata”, những hòm tiền quyên góp bằng tre sẽ được phân phát. Những người mang hòm tiền quyên góp đó về, sau 1 năm tích góp tiền thì sẽ trả lại hòm tiền vào năm tiếp theo. Hiếu cũng đã từng kể rằng gia đình Hiếu dần có thói quen cố gắng trong việc quyên góp tiền ống tre từ vài năm trước. “Lễ thắp nến tưởng niệm Kobe 1.17 tại Nagata” được nhận thấy là một sự kiện quan trọng đối với những người dân sống ở khu phố này.
それではまた次回、番組でお会いしましょう。
Chương trình đến đây là kết thúc. Xin chào tạm biệt và Hẹn gặp lại!
FMYYシリーズ その1「災害の記憶を風化させないために」 林 勲男
1995年1月に発生した阪神・淡路大震災について伝える人と防災未来センターの活動、特に資料室の役割について具体的に紹介した後、
神戸市内で展開する他の伝承活動を見ていく。
災害の経験やその記憶を伝える試みは、日本では長い歴史があり、そこには災害という出来事を伝えるだけでなく、犠牲者を供養し、経験から学んだことを教訓として伝えることによって、将来に災害が発生した場合、犠牲者などの被害をできる限り少なくしたいという願いがある。
日本各地の事例を紹介し、伝承に伴う課題を認識し、日常生活の一部として、すなわち地域文化としての伝承のあり方を考える。
人の記憶は年月が経つに従い、日々の暮らしに追われる中で次第に薄れていく。
さらには、新たに発生した大きな出来事によって記憶が上書きされてしまうと、過去の経験はより深層に沈み込み、細部を思い出すことが難しくなる。記憶のそうした性質に抗うように、災害の記憶を伝えていくことの必要性・重要性がますます声高に叫ばれている。
1995年1月に発生した阪神・淡路大震災について伝える人と防災未来センターの活動、特に資料室の役割について具体的に紹介した後、神戸市内で展開する他の伝承活動を見ていく。災害の経験やその記憶を伝える試みは、日本では長い歴史があり、そこには災害という出来事を伝えるだけでなく、犠牲者を供養し、経験から学んだことを教訓として伝えることによって、将来に災害が発生した場合、犠牲者などの被害をできる限り少なくしたいという願いがある。日本各地の事例を紹介し、伝承に伴う課題を認識し、日常生活の一部として、すなわち地域文化としての伝承のあり方を考える。
災害の記憶を風化させずに持続させる、言い換えれば災害経験を伝え受け継いで行くことで、災害リスクと共存している現実を知り、防災意識を高め、防災・減災に向けた行動に結びつけていくための素地づくりである。