「わぃわぃ社会部」タグアーカイブ

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長田今昔物語~千夜一夜物語 その最初から130夜までの番組を振り返って。131夜

2016年7月から始まった「長田今昔物語千夜一夜」130夜をもって終了しました。この番組の提供者プロジェクトMのお二人に、FMわぃわぃとの出会い、繋がり、そしてこの番組制作提案をなぜ受け入れられたのか?をお聞きしました。

【131夜 振り返りのその1】
FMわぃわぃの放送を聴き出したのは、阪神・淡路大震災後間もなくです。私たちがFMわぃわぃを応援し始めました大きな理由として、信子はマイノリティも含めた誰でも発信できる場ということに、清の方は多文化共生のスローガンに共鳴したわけです。

ですが、震災から時間が経つごとに、この共生の考え方が薄まっていっているようにも感じています。

今は多くの人が外国から日本に来ようとしている時代、そして同時に日本が若い人たちに来てもらわないと社会が成り立たない時代を迎えようとしているのが明らかです。
しかしそれとは真逆に、特に体制側に人権というものをを無視した「排除」の体質があるのではないでしょうか?
外国籍の人たちを区別・排斥して、日本人だけで小さくまとまって行こうとする考えは、非常に残念です。

自分の街を知ることが世界を知ることにつながり、大切な事なのは確かですが、その今を正しく理解するには歴史を正しく知らなければなりません。

時代を日本の敗戦直後に遡ってみます。
敗戦後、最初に行われる総選挙に備え、その直前に選挙法を1945年12月に改正し、「国体護持」の目的で日本国籍を持たない者の参政権をまず取上げました。そして1948年のサンフランシスコ平和条約の発効直前に国籍法を改正し、日本に住む日本戸籍を持たない人たちの日本国籍を通達一本で選択権もなく一方的に剥奪しました。
その結果、日本国憲法では保障される筈の義務教育を受ける権利など、いろんな場面での制約や混乱を引き起こしました。
1991年に入国管理法が改正されて「日本に居住する定住外国人」ができるまで、日本政府から無視された人たちは無国籍のままだったのです。

YY JOURNAL 長田の視点「美の凱旋」2018年12月22日

本日のゲストは、ニューヨークを拠点に世界中でマリンバによる音楽活動をされている名倉誠人先生です。
今回はCREW宮本の高校同窓生のご縁から、出演頂けることとなりました。
現在、ニューヨークの日本人演奏家で「マコト」といえば、小曽根か名倉というくらい、先生のご活躍は、国内はもちろん、様々なメディアを通じて世界的な広がりをもつまでに至ってます。
先生は1964年、神戸にお生まれになり、8歳からマリンバ演奏を始め、高校までは神戸に、そして武蔵野音楽大学、英国王立音楽院で学ばれました。

1994年、ニューヨークで開催されたヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで、マリンバ奏者としては世界で初めて優勝。2000年英国王立音楽院より栄誉ARAMを受賞、ニューヨークとワシントンでデビュー・リサイタルを行ない高い評価を受けているほか、国内でも、2001年文化庁芸術祭新人賞、2012年第1回KOBE ART AWARD大賞を受けておられます。
今回は世界的な視点から、音楽、芸術と神戸の発展について、名倉先生の御知見を頂きます。
約20年のニューヨークでの生活から、音楽だけでなく、多民族都市の課題や食糧事情、中南米やヨーロッパでの演奏活動を通じて、それぞれの生き様や、外から見た日本人の素晴らしさも語っていただきました。
最後に神戸や視聴者の皆様に向けたエールを頂いています。
音楽の素晴らしさ、その秘めた力、名倉先生からご提供いただいた音楽と伴に、美の凱旋をご堪能ください。

奄美専門チャンネル「南の風」~奄美にとって明治150年を問う第3回~

~奄美のとって明治150年を問う 第3回 9月15日 再放送 10月20日~

2018年7月から〈奄美にとって明治150年を問う〉シリーズを放送しています。

9月放送の第3回目のゲストは、奄美出身者の動向について研究されている中西雄二さん(東海大学文学部講師)です。奄美出身者にとっての近代150年を語ってもらいました。

FMわぃわぃの配信では9月15日土曜日夕方17時から、そしてYoutubeでも録画いたしました。(10月は都合により3回目の再放送を行いました)

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YYJournal~長田の視点「美と健康 神戸女学院大学高岡研究室」

本日のゲストは、神戸女学院大学で食品基礎科学の研究と教鞭を執り、様々な研究成果を世に送り出している、神戸在住の高岡素子教授です。今回はCREW宮本の高校同窓生のご縁から、出演頂けることとなりました。


高岡先生のご専門は食品基礎科学ですが、これは幅の広い分野で、高岡研究室では「食事が美容や健康に、どのような影響を与えるのか」そのメカニズムの解明に焦点を当てています。

 


この研究成果「美と健康」が、停滞する神戸の未来への突破口となるキーワードとなりえるか、その可能性について議論します。司会進行はFMYYCrew宮本健一郎です。

 

約30年間、食品基礎科学を通して知りえた美と健康の秘訣は、「○○」にあり。


高岡先生の研究への情熱が衰えない原因は、「美しく健康でありたい」普遍的な欲求だけでなく、おしゃれに「美」と「健康」を融合させる神戸の文化的土壌にあるようです。

 


お聴きの皆様と、「美と健康」をきっかけに美しく憧れの神戸の街を取戻す気持ちを共有し、皆様が神戸の輝きを取戻す起点となる方になって頂きたいのです。

奄美専門チャンネル【奄美にとって明治150年を問う】シリーズ第2回

2018年8月の放送についてをお知らせします。今年7月から〈奄美にとって明治150年を問う〉シリーズを放送しています。2回目のゲストは、ウタシャの米川宗夫さん(徳之島町亀津出身)と向井登美江さん(同町花徳出身)です。テーマは、「シマウタでたどる明治150年」です。

♪~番組の中で歌われた曲は
1.犬田布節
2.俊良主節
3.ぎーくん坊(取ん金ぐゎ)
4.黒だんど節
5.徳之島一切い節
6.ワイド節

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奄美専門チャンネル【奄美にとって明治150年を問う】シリーズ第1回

2018年7月の放送についてをお知らせします。今月から〈奄美にとって明治150年を問う〉シリーズが始まりました。1回目のゲストは、中井和久・神戸奄美会元会長です。テーマは「近代の歩みとともにあった奄美出身者の動向」です。
奄美群島の現在の人口は11万人(推計値)を切っています。ところが関西にいる奄美出身者は約30万人といわれています。もちろんその数の中には三世や四世も含まれますが、奄美群島より多くのひとびとが関西に住んでいることは事実なのです(最近は奄美から関西への一世ニューカマーが減っていますが)。

関西には奄美出身者による郷土会(郷友会とも)が多くあります。各集落(シマ)単位、校区単位、市町村単位、島単位と入れ子のように何重にも会が存在し、その上部団体として、「神戸奄美会」「関西奄美会」が存在します。こうした愛郷精神にもとずいた郷土会の盛んな活動は、関西にある他の日本各地の郷土会活動に比較しても、突出している感があります。今回〈奄美にとって明治150年を問う〉シリーズの第一回番組のゲストとして出演していただくのは、中井久夫さん。神戸奄美会の元会長さんです。
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