「「1.17震災関連行事」」カテゴリーアーカイブ

FMYYシリーズ その1「災害の記憶を風化させないために」  林 勲男


1995年1月に発生した阪神・淡路大震災について伝える人と防災未来センターの活動、特に資料室の役割について具体的に紹介した後、
神戸市内で展開する他の伝承活動を見ていく。
 災害の経験やその記憶を伝える試みは、日本では長い歴史があり、そこには災害という出来事を伝えるだけでなく、犠牲者を供養し、経験から学んだことを教訓として伝えることによって、将来に災害が発生した場合、犠牲者などの被害をできる限り少なくしたいという願いがある。
 日本各地の事例を紹介し、伝承に伴う課題を認識し、日常生活の一部として、すなわち地域文化としての伝承のあり方を考える。
人の記憶は年月が経つに従い、日々の暮らしに追われる中で次第に薄れていく。
さらには、新たに発生した大きな出来事によって記憶が上書きされてしまうと、過去の経験はより深層に沈み込み、細部を思い出すことが難しくなる。記憶のそうした性質に抗うように、災害の記憶を伝えていくことの必要性・重要性がますます声高に叫ばれている。
 1995年1月に発生した阪神・淡路大震災について伝える人と防災未来センターの活動、特に資料室の役割について具体的に紹介した後、神戸市内で展開する他の伝承活動を見ていく。災害の経験やその記憶を伝える試みは、日本では長い歴史があり、そこには災害という出来事を伝えるだけでなく、犠牲者を供養し、経験から学んだことを教訓として伝えることによって、将来に災害が発生した場合、犠牲者などの被害をできる限り少なくしたいという願いがある。日本各地の事例を紹介し、伝承に伴う課題を認識し、日常生活の一部として、すなわち地域文化としての伝承のあり方を考える。
 災害の記憶を風化させずに持続させる、言い換えれば災害経験を伝え受け継いで行くことで、災害リスクと共存している現実を知り、防災意識を高め、防災・減災に向けた行動に結びつけていくための素地づくりである。

2024年12月7日(土)8日(日)「第10回全国被災地語り部シンポジウムin阪神・淡路」

【開 催 趣 旨】
あなたも語り部 ~
南海トラフ巨大地震、首都直下地震など大災害が予測される今、防災・減災を考える誰もが語り部です。30年を乗り越えた人、震災後に生まれた人、多世代が集い交流し、つながることで未来を一緒に考えます。

想いと行動は伝播する ~
本シンポジウムは阪神・淡路大震災から30年を迎える兵庫県において、災害を語り継ぐことを通じて、個人・家族・コミュニティ・企業・自治体・各種組織等の垣根や時代を超えた新たな繋がりの創出や今ある繋がりの展開により、防災・減災力を高めることを目的として開催します。

語り部 ~
来るべき地震等各種災害に備えて、これまでの災害や復旧・復興の体験・取組み等の叡智を語り継ぐことを通じて、被災・未災、年齢、性別、国籍、文化、地域等にとらわれず、個人・家族・コミュニティ・企業・自治体・各種組織等の繋がりの創出や強化等によって、防災・減災や人命・生活の安全に貢献する人

2024年12月7日(土)   北淡震災記念公園野島断層保存館 見学・語り部
富島震災復興土地区画整理事業地区 復興まちあるき
2024年12月8日(日)   神戸港・震災メモリアルパー 復興まちあるき・避難路を歩く
シンポジウム
分科会1・分科会2・分科会3
未来セッション
パネル等の展示

◎要 事前申込:参加申込方法は下部およびチラシに記載されています。
・参加無料 /申込の締切りは12月5日(木)です。
・各部ごとに定員になり次第締め切りといたします。

(1) 参加申込みフォーム https://forms.gle/Y27UbWARdEYvQNW46            
(直接入力・送信できます。自動受領Eメールの到着後に完了となります。)

(2) Eメール 2024kataribe@gmail.co
(チラシ裏面「参加申込書」必要事項を記載の上、メール送付ください。受領メール到着後に完了となります。)
(3) FAX 0799-82-3027
(チラシ裏面の「参加申込書」にある必要事項を記載の上、FAXで送付ください。受領のFAX返信到着後に完了となります。)   チラシPDF

エフエム二風谷放送(愛称:FMピパウシ)8月11日第280回

280回目
テーマ:8月6日と9日に「平和祈念式典」が執り行われた。
8月→シニヨラプ(アイヌ語)
◆地域のニュース
①アイヌ民族全国調査へ
政府、知事の求めに応じ
7月13日付 北海道新聞より
②アイヌ文化周遊バスきょうから
平取 高野さん、川奈野さんデザイン
7月25日付 北海道新聞「日高」版より
③「小学生議員」町に質問
7月26日付 北海道新聞「日高」版より
④英のアイヌ遺骨返還へ
えりも・浦河・釧路の3体
7月31日付 北海道新聞より
⑤動き出しそう 竹喜さんのリアル
アイヌ民族博物館で生誕90年展
8月2日付 北海道新聞より
⑥平取町が「おためし留学」
全国の中学生対象 10月に2泊3日
8月8日付 北海道新聞より
◆萱野志朗のコメント
「梨乃と啓介のポンノ ポンノ」(47)
 テーマ:「チプサンケについて」
担当:原田啓介 原田梨乃
◆「萱野茂二風谷アイヌ資料館」からのお知らせ
◆カムイユカラの紹介コーナー
「ニンニンケッポ ホクフ ヌムケ」
(ホタルの婿選び)
語り:鍋沢ねぷき さん
録音:1969(昭和44)年2月19日
『萱野茂のアイヌ神話集成第3巻』
「カムイユカラ編Ⅲ-3」より
担当:植松由貴
◆小松和弘のアイヌ文化にまつわる小話(42)
担 当:小松和弘(アイヌ語ペンクラブ会員)
◆平取高等学校の存続について(5)
熊谷厚子(平取高等学校運営協議会委員)
植松由貴の朗読のコーナー(10)
作品名:「狩小屋でクモ神が夢を」
  『アイヌと神々の物語
  ―炉端で聞いたウウェペケレ―』
  著者:萱野茂(山と渓谷社2020年4月)
  担当:植松由貴
◆二風谷小学校だより(17)
遠山昌志(二風谷小学校・校長)
テーマ:夏休みが2日間延長された
◆エンディング
①本日の放送について(感想)
②「ピパウシ」からのお知らせ (仙石裕子)              
③ 締めの言葉   萱野志朗

人間が語る、映像が語る、データが語る阪神・淡路大震災 〜記憶の継承のために〜

人間が語る、映像が語る、データが語る阪神・淡路大震災
〜記憶の継承のために〜

制作:エフエムわいわい、関西学院大学総合政策学部研究班
構成:山中速人(関西学院大学名誉教授)
統括:金千秋(NPO法人・エフエムわいわい代表理事)
DVD版発行 関西学院大学総合政策学部(媒体:『総合政策研究』第67号付録)
<刊行にあたって>
2024年、神戸は阪神・淡路大震災から29年を迎えます。
阪神・淡路大震災の記憶を忘れず、次世代に伝えるため、エフエムわいわいと関西学院大学総合政策学部研究班は、2020年以来、
記憶継承のための共同研究にとりくみ、2023年秋、その成果の1つとして動画番組『記憶を語り継ぐ阪神・淡路大震災』を制作しました。
そして、このたび、その番組のDVDが、関西学院大学総合政策学部より刊行されました。
この番組では、大震災の実像をできるだけ多面的に伝えるために、被災者自身の証言、震災時に記録されたビデオ映像、統計数値や地図などの客観的データの3つの異なった素材を組み合わせる試みが行われ、60分の動画にまとめられました。
制作に当たっては、多くの方々からご支援ご協力をいただきました。インタビュー出演してくださった被災者の方々をはじめ、
記録映像やデータの提供、ナレーション、イラストレーション作画、撮影、ドローン操作、編集、DVD制作など、
多岐にわたる制作過程でご協力をくださった方々、そして学生のみなさんにあらためて心から感謝を申し上げます。

**2024年3月15日、この動画制作にあたりご協力いただいた方々、そして野田北部、日吉など、カトリックたかとり教会周辺の地域の方々にも広報させていただき、教会聖堂での上映会、そしてその後の懇親会を開催いたしました

3月15日金曜日15時から16時「阪神・淡路大震災の記録を記憶するための動画上映会」開催


1995年1月17日の阪神・淡路大震災を契機にFMわぃわぃは生まれました。
その震災からの30年が来年2025年に迎えます。
震災の記憶はこの地域のさまざまな人々の脳裏に、胸に宿っています。
それらの記憶は記録として、言葉にし、文字となって様々な出版物となり、写真や動画となって、多様なメディアから記録として配信され、残されています。
しかし「記憶を記録」として残すだけで良いのでしょうか?!
この想いは1月17日の鉄人広場「1.17KOBEに灯りをinながた」会場でのFMYYサテライトスタジオでの室崎益輝神戸大学名誉教授のお話をお聞きください。

2024年元日の能登半島での情景、ニュース、現地報告で、私たちは記憶や記録がいかに脆弱なものかと哀しみと後悔と悔しさに苛まれました。記憶を知恵を知識を記録するのではなく、人々の心に深く刻みつけ、来る災害に誰一人後悔の涙に暮れることのない、実際の行動にうつすべくいろんな取り組みが必要だと考え、今回の上映会の開催を決めました。

広くいろんな方々にお伝えいただき、経験を体験を自分のものとして、お持ち開け理いただくための時間としたいと考えております。
是非とも、お誘い合わせの上ご参集くださいませ。

2024年3月15日金曜日15時上映会「人間が語る、映像が語る、データが語る阪神・淡路大震災 〜記憶の継承のために〜」


人間が語る、映像が語る、データが語る阪神・淡路大震災〜記憶の継承のために〜
上映会場:カトリックたかとり教会聖堂
時間:14時半開場 上映:15時から16時

制作:エフエムわいわい、関西学院大学総合政策学部研究班
構成:山中速人(関西学院大学名誉教授)
統括:金千秋(NPO法人・エフエムわいわい代表理事)
DVD版発行 関西学院大学総合政策学部(媒体:『総合政策研究』第67号付録)
<刊行にあたって>
2024年、神戸は阪神・淡路大震災から29年を迎えます。阪神・淡路大震災の記憶を忘れず、次世代に伝えるため、エフエムわいわいと関西学院大学総合政策学部研究班は、2020年以来、記憶継承のための共同研究にとりくみ、2023年秋、その成果の1つとして動画番組『記憶を語り継ぐ阪神・淡路大震災』を制作しました。そして、このたび、その番組のDVDが、関西学院大学総合政策学部より刊行されました。
この番組では、大震災の実像をできるだけ多面的に伝えるために、被災者自身の証言、震災時に記録されたビデオ映像、統計数値や地図などの客観的データの3つの異なった素材を組み合わせる試みが行われ、60分の動画にまとめられました。
制作に当たっては、多くの方々からご支援ご協力をいただきました。インタビュー出演してくださった被災者の方々をはじめ、記録映像やデータの提供、ナレーション、イラストレーション作画、撮影、ドローン操作、編集、DVD制作など、多岐にわたる制作過程でご協力をくださった方々、そして学生のみなさんにあらためて心から感謝を申し上げます。