2020年3月7日「ワンコイン番組」FMYYでのコロナ予防番組紹介と311東日本の9年目!

本日のワンコイン番組は45分の短縮でお送りしました。
参加者はいまちゃんこと今井正さんとミキサーとスイッチャーは金千秋です。

■最初はいまちゃんの「行列」についてのお話。
人は行列を見るとつい並びたくなりますよね。でも今回のトイレットペーパー騒ぎは、一人ひとりが何が大事かを考えて、行列をなくしていかなくてはならない事件でした。
メディアの読み解きですね。

■続いては情報の届きにくい人々へ、今FMYYでできること。番組ではタガログ語の番組とスペイン語の番組、韓国語の番組があることをお知らせしました。
またFMYYのトップページからのアクセスが可能となっています。
バナー:新型コロナウィルス感染症に関する情報202003

■3月11日で9年目を迎える東日本
・2月23日「女性の復興カフェ」に参加して。
ラヂオ気仙沼が移転したPIER7の研修室で行われた、気仙沼の女性たちの集い。9年は、震災から見えたいろんな女性の立場を自らの言葉で語ることのできる「場」となりました。そして「海と生きる!」というこの地域ならではの言葉もとても印象に残りました。津波はとても怖い!でも海の恵みも受けている気仙沼での生き方を考えるには、9年という時間がとても大切なんだと思いました。

・2月24日25日「全国被災地語り部シンポジウムin東北」に参加して。東北は3月11日で9年を迎えるにあたり「復興はまちづくりだ」という言葉が行政官から発せられました。ただ産官学の大きな事業がまだまだ継続されている中で、民の声の届き具合が少ないように思います。語り部の継承は次世代へと引き継がれていきます。これからの「自分たちのまち」は、どんな姿であるのが一番良いのか?!ひとり一人の声をもっと大きくしていく必要があると感じました。

2020年3月「즐거운 잔소리 시간」

먼저 세계적으로 유행하고있는 코로나의 자기 방어를 위해 알려드립니다.


출처 :一般財団法人自治体国際化協会「新型コロナウイルス感染症について」多言語テンプレート http://www.clair.or.jp/j/multiculture/tool_library/tools/114526.html
출처 :一般財団法人自治体国際化協会「新型コロナウイルス感染症について」多言語テンプレート http://www.clair.or.jp/j/multiculture/tool_library/tools/114526.html

 

2020年2月「AWEPあんしんつうしん」Handwashing for Infection Control: Coronavirus

2020年2月は多文化センターひょうごが、神戸市社会福祉協議会の「生駒温子」児童福祉事業の助成をうけてせいさくした「たぶんか こどものけんこうえほん」についてお伝えしています。

この絵本は5言語で制作。大人と子どもが自分の身を守る簡単で大切なお話になっています。
特に世界的流行になっている感染症、コロナから身を守るためにも「手洗い」は基本であり、とても大切なことだと伝えています。

阪神・淡路大震災前の神戸の風景が満載「べっぴんの町」上映@神戸映画資料館

2020年3月8日日曜日神戸映画委資料館
「神戸のフィルムアーカイブ活動報告会」
第一部「アクティブ・アーカイブ・プロジェクト」
3月8日(日)神戸のフィルムアーカイブ 活動報告会
13:00~14:43『べっぴんの町』上映

神戸のフィルムアーカイブ 活動報告会


阪神・淡路大震災前の六甲山、メリケンパーク、神戸オリエンタルホテル、ポートアイランド、神戸大橋、異人館、トアロード、ヴィーナスブリッジ、ウェザーリポート(舞子)、アティックジュニア、ルミナス神戸、神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー)北埠頭駅、摩耶ロープウェー、芦屋六麓荘町、などがロケ地。無くなってしまった神戸の景色を存分に味わうことができます。
4:45~15:05
ミニトーク(20分)正岡健二+金千秋

休憩15分

15:20~15:40
映画館探訪+映画館マップ(田中晋平)
15:40~15:55
新規収蔵資料とノンフィルム資料の調査について(田中晋平)
15:55~16:10
戦前期映画館プログラム等、映画関連資料のwebデータベース化について(上田学)

休憩10分

16:20~16:50
4Kデジタル化の成果(橋本英治)
新規収蔵資料とノンフィルム資料の調査について(田中晋平)
16:50~17:50
デジタル映像活用研究 参考上映

17:50~18:20
小型映画(衣川太一)

YYJournal 長田の視点 2020年3月第1回論説番組「徴用工裁判を人権の視点で見る」

FMYYは1995年1月17日の震災発災時、「すべての人々がこの社会の一員として同じ権利を有している」ということが、実は幻想であり、いろんな場面で声を上げにくい、声が届きにくい人々がいることの気づきから生まれました。
社会をより良いものにしていくための「うねり」を創るため、今回FMYYのできることの一つとして、YYJournal 長田の視点では、2020年3月から、人権に根差した社会を創るための気づきを共有するための論説番組を制作していきます。

2020年3月第1回目は「徴用工裁判から考える人権」
2020年1月発行の世界人権問題研究センター『GLOVE』に寄稿された六甲学生青年センター館長・NGO外国人救援ネット代表飛田雄一さんをお招きして話していただきました。

飛田さんの自己紹介、韓国・朝鮮半島との繋がり。
今回の話の論点「韓国人個人の請求権は残っている」
・「徴用工とは」
朝鮮人強制連行は、1939年から1945年まで募集・官斡旋・徴用の三つの段階で行われた。
・2018年10月30日の韓国大法院の「徴用工」判決。
徴用工として働いた人々が告訴→勝訴
安倍首相は、「彼ら4人は徴用工ではない」
日本政府の反応「国際法違反の韓国」とし、「請求できない」と反論したが、
それは日韓請求権協定だけでのことで、両国政府間でのはなし。
個人からの請求権を破棄するなどということは、国際的常識としてあり得ない。
かつ個人からの請求権は存在する「ある」ということは、日本の国会で、何度も日本政府の答弁、説明、発言は、として存在している。
衆議院
以下はその内容
■1991年8月27日、衆議院外務委員会 柳井俊二条約局長
「日韓両国が国家として持っております外交保護権を相互に放棄したということでございます。したがいまして、いわゆる個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたというものではございません。日韓両国間で政府としてこれを外交保護権の行使として取り上げることはできない、こういう意味でございます。」
■(1992年3月9日、123回国会予算委員会 柳井俊二条約局長
「日韓両国間においては完全かつ最終的に解決を見たということで合意がなされたということでございます。ただ、いわゆる法律的な根拠に基づかない財産的な実体的な権利というもの以外の請求権については、これは請求権の放棄と申しますことの意味は、外交保護権の放棄ということでございますから、それを個人の当事者の方々が別途裁判所なりなんなりに提起をされる、そういうような地位までも否定するものではないということは、これまでもいろいろな機会に政府側として御答弁申し上げているとおりでございます」

上記が日本政府の立場→日韓条約で失効は韓国政府の日本政府への請求権。韓国人個人の請求権は消滅していない。という答弁。
この答弁の根底には、日本政府としての日本人シベリア抑留者のソ連に対する補償請求を行っている。。。という日本側の状況があった。
1956年日本政府の日ソ共同宣言がある。
政府間の補償要求はできない、が、「日本人個人」のソ連政府に対する請求権は消滅していない、個人でソ連政府に対して、シベリヤ抑留のその過酷な労働に対しての補償要求は日本政府としてと止めるわけにはいかない。なのでそれを日韓間に置き換えた答弁となった。

ではその後の立場は?
・2018年11月14日、第197回国会外務委員会 外務省国際法局長・三上正裕
「柳井局長の答弁を否定するつもりはございません。日本国内の法律をつくって、その実体的な財産、権利、利益については消滅させたわけです。しかし、請求権というのは、そういった財産、権利、利益のような実体的権利と違う潜在的な請求権ですから、それは国内法で消滅はさせられていないということを柳井局長は言ったと思います。/国内法で消滅させたのは、実体的な債権とか、もうその時点ではっきりしている財産、権利、利益の方でございまして、その時点で実体化していない、請求権というのは、いろいろな不法行為とか、裁判に行ってみなければわからないようなものも含まれるわけですので、そういったものについては、消滅はしていない。/したがって、最初に申し上げたように、権利自体は消滅していない。しかし、裁判に行ったときには、それは救済されない、実現しませんよということを両国が約したということだと思います。」
この答弁についてはYouTubeにアップされている。

■youtube
「共産党、 徴用工個人の請求権」で検索。

■記事
赤旗の記事に掲載
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-11-15/2018111501_03_1.html
衆議院該当ページ、政府公式回答
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a197049.htm

2020年2月22日土曜日「ゆうかりに乾杯!」兵庫高校の現役1年生が出演!

2020年2月放送のゆうかりに乾杯のゲストは、兵庫高校創造科学科4期生(1年生〉の山本悠人さん、豊田亜由香さん、藤田詩子さん そして担任の酒井優希先生でした。


この番組はFMYYのyoutubeチャンネルでライブ配信されました。

兵庫高校の創造科学科は、「未来社会を創造するグローバルリーダーを育成します」という方針のもと、複雑で正解のない問題の解決に主体的挑戦をするためのプログラムが多数用意されています。
本日の放送では入学して1年間のプログラムで体験した以下の具体的な取り組み内容を伺いました。

①地域の問題に目を向け、企業や行政のサポートを受けて行ったグループ研究
②英語によるレポート作成、プレゼンテーション、留学生とのワークショップなどを通じ、総合的英語運用能力を高めるRRE(Reserch and Report in English)
③社会問題を考察する「新聞ノート」
④神戸大学院生の指導をうけて行われる自然科学分野のグループ研究、そして他高校との交流、発表
⑤学校外から講師を招聘し、講演後生徒がグループに分かれ今後の日本の進むべき方向についての議論
・立命館大学客員教授、外務省顧問の藪中三十二さん
・近畿財務局統括国有財産管理官の中野真司さん
⑤創造科学科の前身である総合科学類型1期生が10年前に始めた「高校生鉄人化まつり」

入学直後から始まる地域の課題解決の実践活動により、行政、企業、住民との折衝を通じ、課題の解決とコミュニケーション能力が確実に醸成されること、またグローバルリーダーの育成に必要と思われる人方々を学校外から広範囲に招聘及び訪問し、貪欲に知見、体験を吸収する取り組みなど極めてユニークなプログラムが数多く提供されていることは、今の教育に最も必要とされているものばかりでとても凄いことと思いました。

本日はその取り組みの実態を伺うことが出来、このような素晴らしい環境で育った生徒さんが生まれていることは、日本の未来を明るくしていくことにつながることを確信しました。
10年前の創造科学科の前身である総合科学類型1期生の時から、生徒さんに毎年当番組にご出演頂き、その進化を傍から見てきた我々スタッフにとって、兵庫高校の挑戦が益々発展することを望みたいと思います。

放送音声及び文書化した放送概要は、近日中に「ゆうかりに乾杯!」の下記URLで、ご覧いただけます。
http://yukari-ni-kanpai.sakura.ne.jp/
FMわぃわぃのホームページ、ポッドキャストでもご視聴いただけます。

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。