YY JOURNAL 長田の視点「美の凱旋」2018年12月22日

本日のゲストは、ニューヨークを拠点に世界中でマリンバによる音楽活動をされている名倉誠人先生です。
今回はCREW宮本の高校同窓生のご縁から、出演頂けることとなりました。
現在、ニューヨークの日本人演奏家で「マコト」といえば、小曽根か名倉というくらい、先生のご活躍は、国内はもちろん、様々なメディアを通じて世界的な広がりをもつまでに至ってます。
先生は1964年、神戸にお生まれになり、8歳からマリンバ演奏を始め、高校までは神戸に、そして武蔵野音楽大学、英国王立音楽院で学ばれました。

1994年、ニューヨークで開催されたヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで、マリンバ奏者としては世界で初めて優勝。2000年英国王立音楽院より栄誉ARAMを受賞、ニューヨークとワシントンでデビュー・リサイタルを行ない高い評価を受けているほか、国内でも、2001年文化庁芸術祭新人賞、2012年第1回KOBE ART AWARD大賞を受けておられます。
今回は世界的な視点から、音楽、芸術と神戸の発展について、名倉先生の御知見を頂きます。
約20年のニューヨークでの生活から、音楽だけでなく、多民族都市の課題や食糧事情、中南米やヨーロッパでの演奏活動を通じて、それぞれの生き様や、外から見た日本人の素晴らしさも語っていただきました。
最後に神戸や視聴者の皆様に向けたエールを頂いています。
音楽の素晴らしさ、その秘めた力、名倉先生からご提供いただいた音楽と伴に、美の凱旋をご堪能ください。

2018年から2019年へ「FMわぃわぃニュースレターvol.4」

2018年は「災」という字で締めくくられました。FMわぃわぃは24年前の「災」ともいうべき阪神・大震災から生まれました。「災」は多くの哀しみを生み出します。しかしそれだけではない…ということを強く思うFMわぃわぃの24年の道のりです。

震災は、まちのなかにあったたくさんの困りごとを人々の前に否応なく掘りだしました。ひとり一人の違い、その違いから起こる問題も多く、それをひとつずつ解決していくことは、とても辛抱のいることです。

思えば当時からFMわぃわぃは、そんなたくさんの違いを声に出してみんなで共有すること、そこからなんとか解決策を見つけていこうと手を取り合う、そんな場所でした。

そもそも違いを口に出すことは、なかなか勇気のいることです。私たちは黙ってしまう、気後れする人々がいることに気がつく社会を創るための力になりたいと願っています。そしてその声を小さくても人々に伝え続けることがFMわぃわいのその誕生の時からの使命でもあります。

コミュニティメディアFMわぃわぃの役割として、番組制作や配信も重要ですが、地域での活動、「場としてのFMわぃわぃ」というものがあります。今年度、その種の芽吹きが感じられました。わぃわぃの新体制と同時期にスタートした小学生たちの番組がありました。その子らが成長し、中学生が学校の外の居場所として集まる番組「放課後ジュニアラジオ部」が始まりました。まるで放課後の溜まり場のような、親でも先生でもコーチや塾教師でもない大人たちと作る番組というものです。またその親も含め、ママたちの集まりも生まれています。さらにそこからお互いの職場がつながったり、番組が制作される土曜日に同じくたかとりコミュニティセンターに集う、ラテンコミュニティの親たちともつながったりとわぃわぃを通じた出会いが広がっています。

年代、国籍、働き方も違う、多様な人々との出会いを提供できることは、メディア=繋がりを作り出すというFMわぃわぃの存在が生かされている部分に感じられ、大きな喜びです。

今後は地域の人々に「ますますFMわぃわぃ元気です」の呼びかけをチラシや地域イベントへの参加などでお知らせし、地元の人が立ち寄りたくなる、地元の人気ものFMわぃわぃを目指していきますので、いろんなお知恵をおかしいただきたく、よろしくお願い申しあげます。   2019年新年に寄せて 代表理事 金千秋

いわゆる産休・育休に当たる期間、わぃわぃでの事務局の役回りをお休みしています。少し離れてみて感じるのは、わぃわぃの現状のわかりにくさ。なんとかしてみなさまにお伝えしたいと、ニュースレターもお届けしていますが、なかなか「?」な部分も多いのではないでしょうか。

番組制作や場づくり、地域イベントへの参画、被災地とのネットワークやインドネシアの仲間たちとの活動など、伝えることはたくさんあれども手が足りない…と頭を悩ませていたところ、神戸市とNPOが実施する社会人短期ボランティアプログラムを通じて参加してくださった有志の手で、わかりやすいパンフレットが完成しました!まったくわぃわぃを知らなかったみなさんが、番組の視聴、スタッフやクルーへの聞き取りを重ね、わぃわぃの強み弱み分析を経て、わぃわぃの活動を届けなければいけない人を明確にした上で「この活動が広まらないのはもったいない。知らない人、興味を持ってくれている人にこそ伝わるように」と愛情をこめて作ってくださいました。みなさんにもお届けいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

せっかくこうやってお知らせを受け取ってくださっている方の中にも、「応援はしているけど、なんだかよくわからない」と感じている方もいらっしゃることでしょう。実際にそのような意見をくださる方もおられ、いかにもったいないことだろうかと痛切に感じました。わぃわぃの使命として、小さな声が発信できる場であること、そして社会の中に理解や共感のつながりを生んでいくことがあります。そのために2019年はもっとわかりやすく活動をお伝えすることを目標にしたいと思います。

そしてみなさまにお知らせです。2019年度にはわぃわぃのインターネット配信がさらに変化します。これまでのタイムテーブルに合わせて聞いていただく形式から、ホームページで番組を見つけて、そこから聞いていただく形式になります。(わかりにくくならないように、聞き方は改めてお知らせします!)

ホームページも新しくする必要がありそうです。またまた試行錯誤の1年にはなろうかと思いますが、ぜひご意見をお寄せください。       2019年新年に寄せて 代表理事 大川妙子

2019年も新長田駅前ピフレ広場にて、「1.17KOBEに灯りをを inながた」が行われます。

わぃわぃは例年通り会場の音響を担当します。またブースでは12時から14時まで、わぃわぃがインドネシア被災地で現在で実施中のコミュニティラジオを活用した防災力強化事業の一環より「バックパックラジオ」のデモンストレーションを行います。これを担当してくださるのは、BHNテレコム支援協議会、2004年のスマトラ沖地震、アチェ津波被害現場の情報発信支援活動で、出会った‎方々です。、また1999年台湾921大地震の被災地交流を通じて、ぺーパードームが移設された南投県のみなさんとインドネシアの方々を繋ぐことも予定しています。
リュックサック一つでラジオ局が開局できる「バックパックラジオ」は、見ものです!
また15時からは阪神・淡路大震災からの長い付き合いの音楽隊でハイチの支援も一緒に行ったソウル・フラワー・モノノケ・サミットが会場にやってきます。彼らとも2010年のハイチ地震支援を協働しました。

当日のボランティア活動はスタッフは会場本部で随時受付しています。詳しい内容は同封のチラシをご覧ください。
なお、当日の会場の様子は、後日インターネットにて配信する予定です。

ゆうかりに乾杯!2018年12月22日140回

兵庫高校OB番組「ゆうかりに乾杯!」
2018年12月22日第140回ゆうかりに乾杯のゲストは、兵庫高校OB、龍谷大学社会学部教授 脇田健一さんにお越しいただきました。 
この番組はFMYYのyoutubeLiveでライブ配信されました。
兵庫高校時代の想い出は、今ではありえない先生がおられ、今も授業内容を鮮明に思い出せるのは、自分にとって意味があり、先生のお力と思っておられます。

関西学院大学社会学部・大学院に入り、文化人類学や異文化研究に憧れがあり、統計的手法ではなくフィールドワークで得られたことを大事にして研究するタイプでした。

卒業後は、琵琶湖博物館の開設準備室に地方公務員として就職し、大学とは全く違う役所の世界の中で、また自然科学系の多くの専門家との共同作業を通じ、苦労はあったがその後の社会学の研究に役立つ貴重な経験を積むことが出来たそうです。
開設準備室在籍時に阪神大震災が発生し、県庁職員として被災地の災害現場として兵庫高校に派遣され、援助物資の配布などを行いました。

その後新しく設立された岩手県立大学総合政策学部では、問題解決をしていくための政策論、現場と学問をどのようにつないでいくかを真剣に考える場を経験されました。

2004年からは龍谷大学社会学部で教鞭を執り、社会学部の理念が現場主義で、自分なりの現場主義を徹底しようと思い、地元の大津や滋賀にこだわり、地域社会に密着した形で教育・研究・地域づくりに取り組んでおられます。

現場主義を大事にされ、意欲的にそしてパワフルに研究と教育に取り組まれるていることが、放送から十分感じていただけると思います。

文書化した放送概要は「ゆうかりに乾杯!」の下記URLでご覧いただけます。
http://yukari-ni-kanpai.sakura.ne.jp/

「長田今昔ものがたり」第128話

第128話 須磨の天然の恵み、山菜 2018年12月22日放送

井上さんは、きのこや野生のたべものは須磨の天然の恵みと言われます。もっとも、昭和17年(1942年)頃の話です。春には「わらび」、秋には「しばはり」と名付けられたアミタケという保存食材も採れたのです。木いちご(へびイチゴ)、山もも、アケビなど、季節ごとの果物がとれたり、多井畑あたりから売りに来てもいました。須磨寺の裏は、山が連なっています。離宮の裏山や高倉山は水も豊富で、「水脈の山」だったのです。自然と言えば、須磨は「海の幸」も豊富でした。波うちぎわの小魚ですが、「テンコチ」が良く釣れ、祖父がお酒のアテにしていたのを思いだします。


128話 神戸市立須磨離宮公園正門
園内には、旧武庫離宮造営当時、須磨の裏山より移植された「山もも」の木が、巨木となり樹勢している

2018年最後のワンコイン番組「女性4人語りました」

本日12月22日の参加者は、田村遊、平野由美子、ミキサー&スイッチャーは金千秋、そして4時からのミキサー研修中のかりんさん!
なんとなくの季節の変わり目のいろいろ話から始まり、やっぱり2019年1月17日の話へと。。。そしてそんな時代もあったねの「長田の下町情景」
だからこそFMYYって生まれたのかも。。。となりました。

第4土曜日参加にしている遊さんは、遊さんと同じ地域住民になったCrewの参加が最近ないのが、寂しい寂しいと嘆いていました。
ワンコイン番組は「どこにも接点のなかった人々が集まる」居場所でもあります。
震災から、こんな「思い」」だけで集まり、発信を始めたFMYYも24年を迎えようとしています。
あぁ~~あそこでしゃべっていたなって思いだされた方は、お時間許せばふらっとお立ち寄りください。
あなたのお越しをお待ちしています!!

FMYYコミュニティAD「2018年子どもいちば第2弾~長田小学校」

今年の子どもいちば第2弾は長田小学校の5年生1組と2組!
まちの中にどんなにたくさんのいろんな違いを持った人々が共に住んでいるのか?
それを体感する取り組みです。そしてみんな合わさって、まちは彩り豊かになるのだと子どもたちはしっかり受け止めています!!


**FMYYコミュニティADとは、まちの中の素敵な取り組みを「知ってほしい~~~」「一緒に感動しよう~~~」ってFMYYの取り組みの一つです。
あなたの周りにある、キラキラ★☆彡を見つけたらぜひFMYYにお知らせ下さい。

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。