第118話 私が見つけた西須磨の文化財 2018年10月13日放送
須磨の住民、井上さんは、町を歩きながら、狭い地域で語りつくされたかに見える、西須磨の小さな文化財を、ご自身で発掘されています。たとえば「諏訪神社」の彫刻。もう千年以上前の古社、現在は端垣(板垣)に囲まれた小社殿。小宮さんや、玉垣とともに、よく観察ください。須磨寺に行かれると「正覚院」塔頭(たっちゅう)に閼伽棚(あかたな)とよばれる棚を探してください。元興寺(がんごうじ)にある「閼伽棚」(国宝)と同じものなのです。須磨にいて奈良をしのぶことができます。須磨海岸には多くの別荘がありました。坂上邸の石塀が唯一残っています。イタリアレストランのあるあたりです。話題の多い「西須磨」です。ゆっくり散策して、みつけて下さい。

118話 西須磨、諏訪神社の彫刻

大本山須磨寺の閼伽棚

旧須磨浦別荘屋敷で唯一現存している坂上邸
被災地へのFMYYとその仲間たちが行うのは、大きな被害、それも継続して起こる地震の怖さにトラウマで心打ちひしがれている人々へ、ラジオを使って「心の安寧」を届けることです。
あの1995年阪神・淡路大震災の大きな被災の中、「あなたはどこにいますか?」「心配していますよ!」という韓国・朝鮮語やベトナム語で声と音楽を届けたFMYYというメディアの生まれた一番の思い!「地域の人々を繋いでいく」「あなたのことをたくさんの人々が心配しています」という「誰一人独りぼっちではない」ということを伝えるためのメディアとして生まれたその繋がりの中での取り組みです。
多くのことはできませんがFMYYのできること。ラジオを聴くための一つのツール「イアフォン」を今集めています。インドネシアでは多くの人々がラジオを携帯で聞きます。農作業をしながら、もちろん家の片づけをしながら、携帯でラジオを聞きます。そんなとき震災で命からがら逃げた時、情報を得るための大事な携帯は持ち出せたけど、イアフォンは無くしてしまった!!という方が大変多いそうです。ぜひミニフォンジャック(写真参照)のついた、両耳で聴けるイアフォンがもし自宅で転がっていたら、カトリックたかとり教会内FMYYにご寄付くださいませ。11月に一度日本に帰国する日比野純一に託して、現地に届ける予定です。よろしくお願いたします。

