KOBEビジョンひろめ隊♡第7回目~ゲストは地域のための起業サポートグループです。

2月25日第4土曜日の17時半~18時「KOBEビジョンひろめ隊♡」の第7回目の放送、ゲストは、地域のための起業サポートグループです。

私たちのグループは、第8期ビジョン委員会から活動を開始した新しいグループです。地域経済の活性化を図るため、地域のために起業する個人や団体のサポートに取り組んでいます。メンバーは、12人で、地域活動に積極的に関わっている人や会社員OBで環境の専門的知識を持っている人など様々です。

グループ名の「起業」とは、「新しく事業を始めること」です。事業というと、とりわけ避けがちな「お金」の話になってしまいますが、地域のために、誰かの為の役に立ち、その人がハッピーになった分だけ、感謝のしるしとしてお代金をいただく、その持続可能な仕組みづくりが起業であり、それをサポートすることにより、地域の活性化に寄与したいと考えています。

会合では、有償ボランティア、クラウドファンディングや社会的インパクト投資など様々な議論を楽しく、活発におこなっています。また、具体的な活動では、グループメンバーが取り組む、垂水区高丸地区で、空き家を活用した子供から高齢者までの居場所づくりへのサポートを行ったり、長田の下町芸術文化祭プレイベントに参加し、若手アーティストのみなさんらと交流しました。今後も活動の支援について考えていきたいと思っています。

「長田今昔ものがたり」第32話

第32話 船からの朝鮮、ロシア 2017年2月18日放送

朝鮮半島に入り、当時の中国(明)まで占領しようした秀吉のふるまいは、今も半島では「壬辰倭乱(じんしんわらん)」として語り継がれています。徳川の世になり、朝鮮国と信(よしみ)を通じあうことが大切とし、1811年まで12回にわたり、「朝鮮通信使」が日本にやってきています。400名を越すグループで、海路で寄港する接待も1年前から準備するほどでした。兵庫津にも宿泊しました。港のある町は海洋での国際進出の話も残っています。淡路出身の高田屋嘉兵衛は、北方の海路を開拓、ロシア人とも毅然として交渉し、ロシアの「日本人観」の基礎をつくったのです。


32話 のろしの場所(いまの長田港)駒ヶ林にて

2月18日のワンコイン番組~本日の土曜日はいろんな人々が満載です!

2月18日土曜日12時~13時のFMYYワンコイン番組。FMYYのあるたかとり教会、たかとりコミュニティセンターは本日多様な人々がたゆたっています。


本日の番組の参加者は、蔀よりこさん、はまのかずみさん、今井正さん。 、そしてミキサーは上澤君と高松君のTwoTopです。

多言語センターFACIL提供「まちはイキイキきらめき講座」連続講座の第4回目


多言語センターFACIL提供「まちはイキイキきらめき講座」第4回目
講師はジャーナリスト、そして東京都市大学客員准教授 猪熊弘子さんをむかえて「外国人就住地域から学ぶ『子育て』」



実際に川崎という神戸長田に似たオールドカマーの在日コリアンと大企業の労働者や通訳などの多様なニューカマーの住むまちでの子育ての経験から、ジャーナリストとしての視点と保育者としての視点、研究者としての視点を合わせて講演していただきました。

*内閣府子ども・子育て支援新制度ホームページhttp://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/outline/
こちらを「子ども・子育て支援新制度」については参照ください。

多様性を持つ子どもたちは明らかに日本全国に広く存在しています。彼らが多様性を善しとしてこの国で成長していくことこそ、この国の大きな力になっていくのではないでしょうか。

*内閣府子ども・子育て支援新制度ホームページhttp://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/outline/

すべての子どもたちが等しく、それぞれの個性にあった教育を受けることができること!その実現には現場からの発信が最重要です。
連続講座第5回目の多文化多言語まちはイキイキきらめき講座は、2月21日火曜日19:00~21:00 会場はたかとりコミュニティセンターです。

今月の南の風~奄美編 大橋愛由等さんの22年間毎年の奄美諸島訪問の記

「南の風」2017年2月の放送
2月18日土曜日5時からの「南の風~奄美編」は大橋愛由等(フランス革命の旗印!愛と自由と平等から名づけられたそうです)さんの担当。22年間毎年通っていらっしゃる奄美諸島訪問の報告です。
2月は、阪神淡路大震災の翌年(1996年)から毎年つづけている〈奄美ふゆ旅〉の様子を紹介しています。
この旅は、ちょうど1.17の前後に設定しているのです。すなわち、私・大橋愛由等にとって、再生=蘇りの意味を持ちます(毎年1.17がくるたびに震災の追体験をして仮死のシンパシーに陥り、奄美に旅に出ることで、蘇生するイニシエーションを繰り返す、ということ)。

22回目の〈奄美ふゆ旅〉は、ここ数年定番のコースになっている沖永良部島、徳之島、奄美大島(いずれも奄美群島)の三島を訪れました(1月16日~19日)。2月の放送では、沖永良部島のことを中心に語っています。
とくに強調したかったのは、沖永良部島の「墓正月」の民俗行事を実見したことてです。これは、毎年きまって一月一六日に行われる祭祀で、わたしが見学したのは、沖永良部島のいくつかある集落のなかでも、「墓正月」の習俗が濃厚に残っている瀬利覚(じっきょ)集落にある朝戸家の墓所でした。

本土の墓と違うのは、墓所のスペースが広いこと、そして低い壁に囲まれて独立性が高いことです。墓石の形状そのものは本土と同じで、沖縄の亀甲墓は奄美には入ってきていません。墓所のスペースが広いのは、一族が寄り集まって飲食をするためであり、この日のために本土に働きに出ている家族が還ってくることもあるのです。

「墓正月」というのは、正月に先祖を家に迎えて、正月を共にすごし、そして一月一六日に家から墓に帰すための祭祀であると位置づけられています。瀬利覚を含めて、この「墓正月」の際に、特別の呪謡や唱え言葉はありません。きわめて私的な領域の家族祭祀です。

わたしが訪れた朝戸家の墓所にも夕刻になると、親族が集まってきて、にぎやかな宴会が始まろうとしていました。ちょうどその時、鹿児島県文化財課の調査チームも「墓正月」の調査に入っていて、旧知の小川学夫氏(奄美歌謡研究者)と出会い、奄美の文化について意見を交わしたのです。

この「墓正月」に関してもうひとつの視点を紹介しておきましょう。それは民俗・歴史研究者の先田光演氏(沖永良部島在住)の識見です。それによると「墓正月」はあくまでも個人祭祀であるので、集落(シマ)や島全体に敷衍することはない。沖永良部島にはかつて豊潤に集落単位の共同祭祀があったのですが、他の奄美群島の島とくらべて極端に減ってしまったのです(同じ北山文化圏である与論島には〈島建て〉とかかわるシニグ祭が継承されている)。そこで去年に行われた「世之主六百年祭」のように島全体を包括した祭祀をあらたに創出してもいいのではないかと語っています。(世之主とは沖永良部島を統治していた北山王国系の支配者で沖縄本島を統一した中山勢力が軍船をひきいて沖永良部島にやってきた一四一六年に自害。その年からちょうど六百年にあたる去年、いくつかの記念行事が行われました。)
使われる音源は、FMYYレーベル、ジャバラレーベル、そして大橋さん自ら収録された楽曲が流れます。

「長田今昔ものがたり」第31話

第31話 村の楽しみ 2017年2月11日放送

つつましやかな生活の江戸時代、福原西国33か所巡りとかのお寺まわりもありました。京都の愛宕神社に参拝するグループ「愛宕講」というのも東尻池村にありました。「火の用心」のお札を代表がもらいにゆきます。お酒2升持参したり、船頭のチップを配慮したり、おみやげも持ってかえります。報告用に金銭も細かく記録されています。要る人にお金を融通しあう「頼母子講」、女子会のはじまりと言っていいようなグループ会合が昭和の半ばまで続いていました。ハレのオフ会、男性も女性も「寄り合い」をつくり、うわさ話に花を咲かせる楽しみもあったのです。


第31話 愛宕講諸色覚帳

神戸市長田区から世界の言語で放送しています。