「「1.17震災関連行事」」カテゴリーアーカイブ

■阪神・淡路大震災25年 企画 流れてきた時間すべてへの想い 117 BOX ・いいなの箱 展 ~パーソナルな記憶を未来への学びの種に。ブックレット完成!

◆阪神・震災25年 企画展 展示終了 冊子ができました!!
「流れてきた時間すべてへの想い」
117 BOX ・いいなの箱 展
~パーソナルな記憶を未来への学びの種に
2019年10月8日(火)~2020年6月30日(火)
ご好評をいただき会期を2月28日から6月30日までと延期いたしました。
■企画展問い合わせ先
https://hitobou.com/exhibition/25th/117box/

この企画展の委員から出展コーディネイトの依頼を受け、
•たかとり救援基地の代表「神田神父のタオル」


•ひょうごラテンコミュニティ/FMYY 『Latin-a』「スペイン語(日本語以外)での発信 外国人はゲストではなく、自ら情報発信を!」
•「長田キムチ物語(多文化共生の象徴として)」
の3つの資料提供をしました。

展示は、終了しましたが、26年目の2021年1月17日「ブックレット」という形になりました。
■人と防災未来センターの震災25年企画展募集要項
「この25年間のすべてを振り返り、自分にとってこれは大切と思うモノを何か一つ、この箱に入れてください。」
…そんな依頼にお応えていただいた方々から寄せられたモノ・コトを展示。箱は会期を通し、次第に増え、メモリアルの日に117個が揃います。
ぜひ、ご覧いただき、あなたの「117 BOX・いいなの箱」についても考えてみてください。
■サンTVニュース(開催時のニュース)

震災特別番組25年「関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作シリーズ~ふたつの災害を越えて」10年前に学生制作番組の追跡取材番組 その2/5(津田ゼミ2)


制作者:三砂安純班 関西学院大学総合政策学部メディア情報学科津田ゼミ
取材者:觜本郁さん 神戸の冬を支える会
​    藤本幸二さん 新生屋精肉店
「私たちが考える“震災の伝承”」

新生屋精肉店を営む藤本さんはコロナ渦でも店を開け続けたと話していました。
「病気なんかは怖ない」と話していた藤本さんの言葉に震災当時の想いを感じ私にはズシンとくるものがありました。
觜本さんは「震災時とコロナは違うようで全く同じ」感染症でも災害時でも制度の枠からはみ出てしまう人がいる。そんな方々の支援を行っています。

番組の狙いとしては、この番組をみて、震災当時の恐ろしさ、絶望感を感じ、今の何気ない毎日がどれだけの人達の犠牲の教訓からあるものなのかと感じてほしいです。
そして私自身、震災を伝える活動を3年間行い、災害をこれから伝えていく世代として、自分が被災した後だけでなく、避難所に行った時に社会的マイノリティの方々に出会ったら?
これからを生きていく世代に改めて考えてほしいトピックです。

私自身撮影があまり得意な方ではないので、協力を頼んだのですが、
それでも最後のお二人からいただくメッセージはこの番組を見てくださった方々に向けたい想いがありました。
経験した人たちへは被害の大きさに関わらず当時の話を伝える重要性、当時を経験せず、
これからを生きていく人々へは、当時、犠牲になった人たちがいて今があることを忘れない、
そして社会的に制度から外れてしまう人たちがいる問題を考えることを伝えるための編集を心掛けました。

制作を終えて感じるのは、まずこの制作に携わることができたことに感謝しています。
取材を快く了承してくださった藤本さんと觜本さんも大変お世話になりました。
ご協力ありがとうございました。

この経験は自身の糧になり、“震災を伝える”ということを改めて考えさせられました。
この取材で私も初めて被災後の社会的マイノリティや被災後に制度から外れた人々の存在を知りました。
この番組が見てくださった方々にとって私と同じように震災の新たな側面を知るきっかけになればいいなと思っています。
まだまだ私自身も震災について知らないことがたくさんあります。
この好奇心と謙虚な姿勢を忘れず、震災を伝えていきたいです。その中でも取材に協力してくださる方々の想いを尊重し、伝えていきます。

震災特別番組25年「関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作シリーズ~ふたつの災害を越えて」10年前に学生制作番組の追跡取材番組 その1/5(津田ゼミ1)

制作者:関西学院大学総合政策学部メディア情報学科津田研究室 
    近藤理菜、山中碧生、宗田凜花、岡本貴登
タイトル「25年の軌跡~阪神淡路大震災体験者の追跡記録~ 」

私たちは兵庫県でコロナ危機を過ごしました。
大学は感染防止のためオンライン授業となり、外に出ることが少なくなることで、人と直接会う機会が減りました。
先生や仲間とは画面上や文章でのやり取りを行いました。

今回のねらいは、2011年に関西学院大学山中研究室の先輩、後田貴代さんが行った阪神淡路大震災の体験者からの聞き取りを、10 年後の 2020 年に再度試ることでした。
私たちは当時大学生だった吉田めぐみさんを取材対象者にしいと希望しました。

彼女は2020年に結婚され、時間的な余裕も生まれ、広い視野を持てるようになり、今まで他人事だと感じていた社会問題にも興味を持つようになったと話してくださいました。
そして、自身が今社会で起こっていることに興味関心を持つことの大切さを実感しているので、若い私たちが、自分の話で震災の実態を知るきっかけづくりになればと、私たちの取材を受ける気になったとというメッセージをくださいました。

アーカイブ映像、写真、音声を利用し、カメラで撮影した映像を制作しました。
充分な感染対策をしてのリアルインタビューのシーンでは、吉田さんの話す時の表現をしっかりとおさめられるよう、カメラ2台を使いました。

私たちはこの取材を通して、彼女が芯の強い女性であると感じました。
彼女の話の中での 「興味関心を持ってほしい」という言葉が強く印象に残っています。
阪神・淡路大震災を経験してい ない人たちは、震災体験者からの話でしか学ぶことができない。私たちは震災に対して、興 味関心を持たなければ震災体験者の話を聴いたり、震災を学んだりすることもないだろうと思います。
彼女の震災からの 25 年間に中で紡がれてきた思いが、私たちが強く心に響いたように、この作品で他の学生たちにも「興味関心を持つきっかけ作り」になればと思っています。

1995年阪神・淡路大震災は、自分のできること、それを行動に移す「日本のボランティア元年」であった!

日本は災害大国である。災害対策は国が、専門家が行う、というそれまでの常識を覆す災害が1995年の阪神・淡路大震災がはっさいした。

1923年9月1日「関東大震災」という大都市でに震災。
その後の近代的な時代に入った1995年1月17日発災の「阪神・淡路大震災」
この「ふたつに震災」は都市直下型ということでは、似ているが、時代の流れの中で
大きな転換があったことを指示している。

2020年1月25日「関西学院大学・FMYY共同制作番組 第3回女たちの記憶をつなぐ~阪神・淡路大震災25年、被災の記憶を未来に伝えるために」

2020年1月17日、阪神・淡路大震災から25年。
FMYYは関西学院大学総合政策学部山中速人研究室とFMYYは、大震災の記憶を未来に繋ぐというテーマで、2020年1月11日・18日と2回にわたって特別番組を配信してきました。
25日の今日は、「女性たちの視点でとらえた阪神・淡路大震災」について考えたいと思います。

聞き手として関西学院大学非常勤講師でNPO法人アジア女性自立プロジェクト代表の奈良まさみさん。そして本日のゲストスピーカーは、NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネットこうべ代表正井禮子さんです。

番組に先立ち1月13日元町のまちづくり会館で開催された「シンポジウム~女性の視点から災害支援を考える」の会場の様子をご覧いただきました。

基本的に自然災害の被害は~平等ではない~ということが、NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネットこうべの様々な聞き取り調査でやいろんなネットワーク団体との調査ではっきりとしています。

そして女性という「性」による人災が起こることを、防災対策基本法の中にしっかりと明記しなくてはならないと強く訴えます。それはもちろん日常からの延長であり、女性の意思決定権の場への参画の低い日本の現状(閣僚が一人、ジェンダーギャップ指数153の121)まだまだ固定的性別役割分業があらゆるところで根強く女性が生きにくい日本社会の日常が、災害時に連動するとも言えること、しかしそれを変えていくために一人ひとりが声を出す、行動を起こす必要があると考えています。

参考資料:東日本大震災女性支援ネットワーク:RiseTogether:Women’sNetworkforEastJapanDisaster1政策提言2DVhttp://risetogetherjp.org/wordpress/wp-content/uploads/2012/01/20111111%EF%BC%A4%EF%BC%B6.seibouryoku.pdf
「災害と女性」情報とネットワーク

2020年1月18日阪神・淡路大震災25年 特別調査報道番組「震災後世代は、阪神・淡路大震災の記憶をどう継承するのか~阪神・淡路大震災25年、被災の記憶を未来に伝えるために」第2回

1995年の阪神・淡路大震災から25年、四半世紀が経過しました。
この25年間の間に新しい命が次々と誕生し、その人々は神戸市の人口ピラミッド22%にあたります。震災を全く経験していない若者たちは、あの大震災をどのようにとらえているのでしょうか?
自分たちの身近なものとして感じているのか?それとも歴史上の1枚に過ぎないのか?
今回神戸大学、神戸常盤大学、関西学院大学の学生たち445人に79問のアンケート調査を依頼し協力いただくことが来ました。
その調査報告を番組でじっくりと検証・解析して参ります。
またこの場を借りて、たくさんのアンケート設問に答えてくれた学生の皆さんに厚くお礼申し上げます。


震災25年を迎える神戸にとって重要なことは、過去を語るだけでなく、震災後世代がその「阪神・淡路」の記憶をどのように自分のものとして意識しているのかを検証することが必要だと、関西学院大学山中速人研究室と教授とFMYYは考えました。「語り部」としての伝承はもちろん必要です。しかし「語り」「伝承」だけではなく、震災後世代が、そこから生まれもの、気づきや知恵や仕組みについて、どの様に考えているのか、それを知る必要未来への提言としてのアンケート調査でした。
1995年の震災から生まれた、しかも在日外国人の発案から生まれた、コミュニティラジオ局FMYYは、非常に稀有な存在です。その誕生は、これからの日本の多様性ということに深くかかわる必然から生まれたものであるとも言えます。