2017年1月21日土曜日から毎週の15時~16時「関西学院大学総合政策学部山中ゼミ「耳を澄ませてリスニングトゥゲザー復活版」が始まります。
最初は3年生の進級作品「就活しないで生きる道」を2本ずつ放送します。
就活真っ最中の(はずの)大学3年生たち14人が、さてどんな風に~就職しないで生きる道~を見つけ、進んでいる人々を探し出し、その生き方についてどんなお話を聞いてくるのか・・・楽しみです。ぜひお聴き下さいませ。
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「長田今昔ものがたり」第28話
第28話 旧前田家のカキツバタ 2017年1月21日放送
須磨の前田家はともかく古いのです。加賀の前田家の方が親戚かなと調査にきたこともあったそうです。家の前に植えられていたカキツバタは街道を往来する人に親しまれていました。「須磨の前田のカキツのなかに、アヤメ咲くとは知らなんだ、咲いてしおれて また咲く花は、須磨の前田のカキツバタと詠まれた」と井上さんがお話されます。菅原道真が左遷の旅の途中で立ちよったので、前田さんが井戸の水でお茶おさしあげた逸話も残っていまし、菅公お手植えの松もあります。近くに綱敷天神があり、道真公に綱をまいてサブトンの代わりに座ってもらったという話も残ります。
28話 菅公 お手植えの松(旧前田家)
まちはイキイキきらめき講座(第3回)
2016年12月に開催された多言語センターFACILの提供する「多文化多言語まちはイキイキきらめき講座」第3回~あなたの”まち”に暮らす技能実習生たち~
講師はすべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)事務局長 早崎直美氏。
1993年にできた外国人技能実習制度。年々受入れは拡がり、2016年には20万人の実習生が日本で働いています。技能の研修ではなく今や日本の衣食住を支える彼らの力。
しかしその実感は薄く、ニュースで見る報道には、問題視されるものが多く、日本の小規模な企業の支え手、農業における人材、衣料産業の担い手であることは出てきにくい状況です。この日本の労働現場の問題、産業構造のひずみが、実習生たちの支援を行う早崎さんの現場には如実に表れています。
1.17KOBEに灯りをinながた会場から動画中継(17時から19時半まで)
もしも表示されていない場合は http://www.ustream.tv/channel/fmyytest へアクセスしてください。
「長田今昔ものがたり」第27話
第27話 村の論争 2017年1月14日放送
江戸時代は住居の移動がむつかしい時代でした。自分たちの土地や山林の境界争いが裁判となったことが記録されています。1711年の「和田山争議」は、東尻池村、御崎村、兵庫津の三つどもえの訴訟でした。お江戸で争うことになります。ときの東尻池村の庄屋は宗国さん。代官などへの手土産を用意したり、深川の富岡八幡に願をかけたりされます。主審の松平さんとも直談判、勝訴するのですが、「江戸まで出て、訴訟で決着をつける」きりりとした態度に感動します。和田山にあった「福原内裏分石」が東尻池の菩提寺にあります。「和田山の地は村のものであった」そう伝えているような気がします。
第27話 福原内裏分石(宝満寺)