ワークショップ「やさしい日本語で伝えてみよう!」を開催しました。

3月11日(金)にコミュニティカフェ・ナドゥリでワークショップ「やさしい日本語で伝えてみよう!」を開催しました。
この日は京都工芸繊維大学から水野義道教授をお招きし、お話をしてもらいました。災害時、被災するのは決して日本人だけではありません。言葉が分からなくて情報を聞けない、読めない外国人被災者も沢山存在します。そういった人たちとどうコミュニケーションをはかればよいのか、どの国の人でも理解できる「やさしい日本語」とは何かを説明してくださいました。

その後は、実際に外国人に伝える場合どういうふうに伝えれば分かりやすいか皆で考えるグループワークもありました。そこでの実践では、文面で「やさしい日本語」を用いて連絡をすることを試みました。できるだけ文章を短くすること、言葉は普段の会話でも使われる耳慣れたものを用いることが相手に伝えるコツだと学びました。

私たちは「外国人」と聞くと「英語」と思い込みがちですが、実は「やさしい日本語」で話す方が伝わりやすいことがあります。他人と話す時、私たちの普段の会話がいかに遠回しであいまいなものになっているか実感し、又少し冷たく聞こえたとしても、ゆっくり、簡潔に話せば想像以上に多くのフレーズが相手に伝わることを学びました。相手が誰であれ、やはり思いやりが大事なのだと感じることが出来ました。(インターンY & I)

※神戸まちづくり六甲アイランド基金の助成を受け、開催しました。