「医療通訳4.0」 (日本語) (連 利博・吉富 志津代 [監修])
(出版社宣伝用文より転載)
移民法改正に伴って外国人労働者が増えた1990年代以降、アジアからの技能実習生が急増する新たな時代を迎え、わが国の医療通訳のあり方も進化しなければならない。
本書は、これまで医療通訳には登場しなかった言語の対応も含め、それぞれの立場から医療通訳4.0がどこへ向かうべきかを考察する
「同級生は外国人!?多文化共生を考えよう①~③」
「わたしは転校してきたネパール人のナビンがちょっと苦手。だっていつもつまらなさそうだし、給食だってほとんど残しちゃう───」
この本では、こうした日本の子どもたちの視点から見た、外国人の同級生たちの学校生活の様子が描かれています。
それらひとつひとつ(実例を元にしています)が、外国人の同級生にとっては理由と意味があるんだ、ということを、この本は教えてくれます。
外国の文化や習慣を知らなかったことが原因で、子どもたちの胸の内にわだかまっていたモヤモヤも、ストーリーを追っていくに従い晴れてスッキリ。
この「スッキリ」感が、多文化共生がこの日本でも根づくための小さな芽なのかもしれません。
子どもはもちろん、子どもを持つお母さん、お父さんにも読んで欲しい本です。
現在、全3巻が発売されています。
- 「同級生は外国人!?多文化共生を考えよう〈1〉『どうしてルールが守れないの?』
フィリピン人と日本人のダブル・ユウトの場合ほか」 - 「同級生は外国人!?多文化共生を考えよう〈2〉『どうして頭にスカーフを巻いているの?』
スリランカ人の女の子・ナヤナの場合ほか」 - 「同級生は外国人!?多文化共生を考えよう〈3〉『日本がきらいなのかな?』
ネパール人の男の子・ナビンの場合ほか」
「グローバル社会のコミュニティ防災~多文化共生のさきに」
「コミュニティ放送局を運営し、在日外国人へ向けて防災・生活必需情報を発信した経験を持つ著者。
その経験から、日本に暮らす移民や地域社会の中で私たちの隣で今も生きるマイノリティと呼ばれている人たちとの暮らしを提言する。」
「多文化共生社会と外国人コミュニティの力~ゲットー化しない自助組織は存在するか?~」
(出版社宣伝用文より転載)
「言葉や文化の違う外国人と地域でどのように共生していけばよいのか。
神戸の震災の後にできあがった外国人向けサービスなど著者自身の活動や、他国の研究成果を踏まえて、多文化共生の方策を考える」
~コンテンツ~
序 章 グローバル化する社会
第1章 在日外国人をとりまく社会の変容
第2章 移民政策の国際比較
第3章 自助組織の背景と形成̶兵庫県の事例より̶
第4章 多文化共生社会をめざすことの意味
終 章 「多文化コミュニティセンター」構想へ
異質な文化が相互に競いつつも共生するダイナミックな社会を
どうすれば実現することができるか。前途にどのような困難が予想されるか。
多文化共生社会の実現に関心を持つすべての人々にお勧めしたい一冊である。
足立幸男氏(関西大学政策創造学部教授/京都大学名誉教授)