神戸市での取り組み~医療通訳を社会の仕組みにしたい~

FACILでは2003年から医療通訳システム構築へ向けて、さまざまな活動に取り組んできました。

これまでの8年におよぶ活動を土台にして、2011年度より神戸市と神戸市内の3つの病院(神戸市立医療センター中央市民病院・神戸市立医療センター西市民病院・西神戸医療センター)、FACILが協働で行う医療通訳派遣モデル事業が始まりました。この事業では通訳料を病院と患者が分担して負担します。

上記の3つの病院では、医療通訳料金を1回(4時間まで)につき5000円(税込:5,500円)とし、病院が3,500円(税込:3,850円)、患者が1,500円(税込:1,650円)を負担します。
FACILは病院からの派遣依頼を受け、患者の話す言語や状況に応じて適切な通訳者をコーディネートを担っています。

取り組みとしてはまだまだ発展途上ですが、持続可能なものにしていくために実績を積み上げ、改善していく過程にあります。
誰もが安心して医療を受けられる社会のために活動を続けていきたいと思います。

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「医療通訳システム構築事業」または、
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